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作成日:2006/02/01


牛久ごみニュース

毎日10グラムのごみ削減で、年間950万円の節約に!

 12月1日号では、ごみの排出状況を説明し、ごみ減量に取り組む必要性をお知らせしました。今回は、ごみ処理の状況を通して、ごみが増えることでの問題点についてお知らせします。

ごみの処理方法は?

 ごみの処理はどのように行っているかご存じですか? 当市には牛久クリーンセンター(左写真)があり、皆さんが出したごみを、焼却や資源物の分別などの処理をしていますが、ごみ処理は当センターだけで終わるわけではありません。焼却した際に発生する灰や燃やせない物の処理、資源物をリサイクルする処理が続きます。
 特に焼却後の燃えかすや燃やせない物を処分することを「最終処分」と言い、最終処分場で埋め立て処理をしています。当市には最終処分場がないため、ほかの市町村にある数カ所の最終処分場へ振り分けて処分しているのが現状です。この最終処分場は全国的に不足しており、埋め立てできる残余年数は全国平均で12・2年(平成13年現在)となっています。新しい最終処分場の建設は非常に困難であり、いかに埋め立て量を減らして処分場の延命化を図るかがすべての自治体での重要課題となっています。
 また、分別した資源物は、売却だけでなく有料でも処理されており、それぞれ再資源化工場へ搬入され、多くのエネルギーを用いてリサイクルされています。リサイクルには、資源物にほかの物質が混在していないことや、汚れていないことが条件となるために、手選別や洗浄など、多くの工程が必要となります。多くの工程が必要になるということは、それだけ多くのエネルギーと費用がかかるということになります。
 このように当センターは、ごみの中間処理施設であり、ごみ問題について考えるときはその処分の先々での環境負荷や費用についても考えていかなければならないのです。

ごみの処理費用は?

 ごみの処理にかかる費用はどのくらいだと思いますか。皆さんには、市指定のごみ袋を購入した上で、ごみを出していただいていますが、その袋代はほとんどがごみ袋の製造費です。このため、ごみの処理は、大部分が税金などの公金によって処理されています。
 ごみ処理費用の内訳は、当センターの運転にかかる費用が、費用削減に努めていても年間約6億円、集積所のごみ回収作業に約1億2000万円、先にご説明した最終処分する費用が約1億3000万円、リサイクルに関する費用が約7000万円と、総額で年間9億円以上もかかっています。当然これらのごみ処理費用は、ごみが増えれば増大し、ごみが減量されれば減少します。市民1人当たりの負担に換算すると年間で約1万2700円の負担となります。(環境省による全国平均の処理費用は約1万9000円)
 この1万2700円は公金で処理しているために、ごみを出さないように努力している人も、あまり気にせずごみを多く出している人も、同じように負担しているということになります。ごみ1トン当たりの処理費用は、平均すると約3万4200円となり、単純に計算すると、市民一人ひとりが毎日10グラム(レジ袋1枚程度)を減量するだけで、年間約950万円の費用を削減できることになります。
 では、実際にごみを減らすためにはどうしたらいいのでしょうか? 次回は「ごみの減量化をするために」と「これからのごみ行政のあり方」についてお知らせします。

問い合わせ 牛久クリーンセンター 電話830・9333


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