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作成日:2006/03/31


保健センター通信


踏み出そう健康への第一歩 〜検診を受けましょう〜

 市の検診は、市民ドック(集団検診)と医療機関ドック(個別検診)の2通りがあり、どちらか一方を選択し受診できます。検診を賢く利用し、健康増進に役立てましょう。
 検診の目的は大きく分けて、「自覚症状のない生活習慣病の予防」、「生活習慣病の早期発見」の2つです。

検診の目的

@自覚症状のない生活習慣病を予防する!

 毎年検診を受け、経年的な検査データの変化から、自分の生活習慣を見直すことで、最も効果的に生活習慣病を予防することが可能になります。

A生活習慣病(がんなどを含む)を早期発見する!

 生活習慣病は、自覚症状がないうちに進行していきます。自覚症状がある方、また治療中や経過観察などで定期的に受診されている方は、医療機関での治療が必要になります。「自分は健康だから、検診なんて必要ない」と感じているあなたこそが、実は検診受診の主役なのです。

検診の目的を達成するための具体的な手段を考える

目的達成のための手段 その1 自分の健康レベルを知ろう!

 日本人の3大死因の1位は、がんです。2位は心臓病、3位は脳血管疾患です。がんは早期発見、早期治療が重要ですが、心臓病、脳血管疾患は生活習慣病が原因で、それが慢性的に経過し、血管の動脈硬化をもたらし発病します。そのため毎年の自分の検診結果がどういう状態なのかきちんと把握し、現状維持または悪化させないよう対処することが、とても大切になります。
 市民ドックの中で実施している基本健康診査の結果は「異常なし」「要指導」「要医療」の3つに分類されます。左記のグラフは平成17年度の市民ドック受診者の基本検診結果です。「要医療」が6割を占めており、「要指導」で生活の見直しが必要な方は約3割を占めています。「異常なし」はわずか1割です。「要医療」が増加し、「異常なし」の方が減少する傾向が、ここ数年続いています。
 人間の体は、健康な方でも、加齢と共に日々変化します。今の元気な状態がこれから先も続いていく保障はどこにもありません。検診は自覚症状にない体の変化を、手遅れになる前に把握するため利用されるものです。ぜひもう一度、ご自分の検診データを経年的に把握しましょう。(写真)平成17年度基本検診結果区分

手段その2 がん検診が精密となったら必ず受診しましょう!

 がん検診の結果は「異常なし」「要精密検査」の2つに分類されます。
 検診は、自覚症状がない健康な方を対象としているため、少しでも病気の疑いが考えられる場合は「要精密検査」の判定となります。これは、どこの検診でも同様ですが、検診では病気の確定診断はできないからです。
 皆さんが受診される検診は、スクリーニングと呼ばれ確定診断ではなく、見落としをできるだけ防ぐための「ふるいわけ」の検診です。そのため検診後、「要精密検査」の結果を持って医療機関を受診し、結果が、「異常なし」になる方も多くいらっしゃいます。
 しかし、たとえ昨年と同じ検診結果であっても、目に見えない部分で、人間の細胞は日々変化しています。一年前の状況と同じと自己判断せず、必ず受診しましょう。

手段その3 健康レベルアップを目指そう!

 生活習慣病は、文字どおり毎日の生活習慣が直接関係してくる病気です。特に重要なのは、規則正しい生活の中で適切な栄養、運動、そして休養を実行するということです。中でも、食事は毎日口に入るものですから、健康にはかなりの影響があります。また近年、生活の中で体を使うことが極めて少なくなっているために、日本人のほとんどが運動不足に陥っています。つまり、食べているカロリーと消費カロリーの差が多く、それに加えて忙しい毎日がストレスとなり、生活への悪影響に、より拍車をかけているかもしれません。
 そんな中、自分が意識して生活を見直していくことは、生涯健康で過ごすために、大変重要なことになります。
 生活を変えるのは最初は大変かも知れません。しかし、繰り返すことで必ず慣れてきます。そうなればしめたもの。健康習慣が定着した証です。
 検診は今までの健康状態を証明するもので、今後の健康を保障するものではありません。つまり毎年の検診結果は、生活の見直しのチャンスなのです。

栄 養

運 動

休 養

主食・主菜・副菜の食事を1日3食、適正量とる 週2〜3回
1日30分以上体を動かす
充分な睡眠とストレス解消のための自由な時間を確保する

手段その4 検診後の相談事業を利用しよう!

 検診結果で生活習慣病予備軍の方には、個別相談を行っています。また、気軽に健康に関する相談を月1〜2回実施しています。いずれも各個人に合わせた保健師、栄養士の相談が可能です。さらに市の相談などに参加された方には、健康手帳をお渡ししています。
 健康手帳は、検診の結果や相談、医療の記録を書き込めるようになっています。ぜひ、市の相談を利用しましょう。

最後に

 検診結果を生活習慣と結び付け、より健康的な生活を送り、その結果を検診で確認していく…、必要に応じて検査や治療を受ける…、この地道な繰り返しが、結局は健康維持の近道なのです。ぜひ、今年度も検診を受けましょう。

平成18年度各種の成人検診を受けるには…

 市民ドック、医療機関ドックの詳細は、4月1日に全戸配布される「すこやか」(保健・福祉・医療ハンドブック)をご覧ください。
 なお、「すこやか」は、必要なときに、いつでも見られるよう大切に保存しておきましょう。

65歳以上の方へ

 成人検診(市民ドック、医療機関ドック)の中に介護予防検診が追加されます。これは、平成18年度4月から介護保険法が一部改正されるのに伴い、開始するものです。

◆介護予防検診とは?

 加齢に伴う体や心の変化を確認し、将来の要介護に移行する危険があるかどうかを確認するための検診です。

◆検診内容はどう変わるの?

 従来の検診に加え、基本チェックリスト(問診)、当日の医師診察(視診、触診、聴打診)が追加になります。

4月1日から「小児慢性特定疾患児日常生活用具給付事業」を開始します

対象

 日常生活に支障のある小児慢性特定疾患児(小児慢性特定疾患医療券をお持ちの方)
※手帳をお持ちの身体障害および知的障害児は対象となりません。

主な給付の内容

種目 対象者
特殊寝台 寝たきりの状態にある方
歩行支援用具 下肢が不自由な方
入浴補助用具 入浴に介助を要する方
車いす 下肢が不自由な方
電気式たん吸引器 呼吸器機能に障害のある方
※ほか全13種目
費用 世帯の課税状況により自己負担があります。
申請時必要なもの 小児慢性特定疾患医療券、印鑑
問い合わせ 市健康管理課 電話873-2111内線1744

献血の実施について

皆さんのご協力をお願いします。
日時 4月21日(金)午前9時30分〜午後3時30分
場所 市保健センター

問い合わせ 問い合わせ 市健康管理課 電話873-2111内線1744


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