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作成日:2007/03/29


保健センター通信

市健康管理課(保健センター)
電話 873-2111 

実践しよう健康への近道

 〜健診を受けましょう〜

 30歳以上の市民を対象に、市では2種類の健診「市民ドック(集団)」と「医療機関ドック(個別)」を実施しています。どちらか一方を選択し受診できます。健診を賢く利用し健康増進に役立てましょう。健診には大きな2つのメリットがあります。

【メリット1】自覚症状のない生活習慣病を予防できる!

 毎年健診を受け、経年的な検査データの変化から、自分の生活習慣を見直し、正していくことで、最も効果的に生活習慣病を予防することができます。

【メリット2】生活習慣病(がんなどを含む)を早期発見・治療できる!

 生活習慣病や早期のがんは、自覚症状がないうちに進行していきます。健診を受診することで、無自覚の病気を発見でき、早期に治療に結び付けることができます。
 つまり、「健診受診は健康生活への第一歩」なのです。健診の上手な活用方法について考えてみましょう。

健診は自分の健康レベルの再確認

 日本人の3大死因の1位はがんです。2位は心臓病、3位は脳血管疾患です。がんは早期発見、早期治療が重要ですが、心臓病、脳血管疾患は生活習慣病が原因で、それが慢性的に経過し、血管の動脈硬化をもたらし、発病します。そのため、毎年の自分の健診結果がどういう状
態なのかきちんと把握し、現状維持または悪化させないよう対処することが、日常生活での最も重要な、健康への近道といえます。
 市民ドックの中で実施している基本健康診査の結果は「異常なし」「要指導」「要医療」の3つに分類されます。左記のグラフは平成18年度の市民ドック受診者(40歳以上)の基本健診結果です。「要医療」が62%、「要指導」で生活の見直しが必要な方は29%を占めています。「異常なし」はわずか9%です。「要医療」が増加し、「異常なし」の方が減少する傾向がここ数年続いています。
 人間の体は、健康な方でも、加齢と共に日々変化します。今の元気な状態がこれから先も続いていく保障はどこにもありません。健診は自覚症状にあらわれない体の変化を、手遅れになる前に把握できます。ぜひもう一度、ご自分の健診データを経年的に見直しましょう。

平成18年度基本健診結果区分

平成18年度基本健診結果区分

がん検診が要精密となったら必ず受診しましょう!

 がん検診の結果は「異常なし」「要精密検査」の2つに分類されます。
 がん検診は、自覚症状がない、健康な方を対象としているため、少しでも病気の疑いが考えられる場合は、「要精密検査」の判定となります。皆さんが受診される一次検診は、スクリーニング「ふるいわけ」の検査であり、病気の「確定診断」ではありません。そのため、「要精密検査」の方が医療機関を受診した結果で、「異常なし」になる場合も多くあります。
 しかし、たとえ昨年と同じ検診結果であっても、目に見えない部分で、人間の細胞は、日々変化しています。一年前の状況と同じと自己判断せず、精密検査は必ず受診しましょう。

さらに健康レベルをアップさせよう

 生活習慣病は、文字どおり、毎日の生活習慣が直接関係してくる病気です。特に重要なのは、規則正しい生活の中で適切な栄養、運動、そして休養を実行するということです。中でも、食事は毎日口に入るものですから、健康にはかなりの影響があります。また近年、生活の中で体を使うことが極めて少なくなっているために、日本人のほとんどが運動不足に陥っています。つまり、普通に生活していると誰しも過食・運動不足に陥るのが日本の現状です。それに加えて日々のストレスが体に悪影響を与えているかもしれません。
 そんな中、自分が意識して生活を見直していくことは、生涯健康で過ごすために、大変重要なことになります。生活を変えるのは最初は大変かも知れません。しかし、繰り返すことで必ず慣れてきます。そうなればしめたもの。健康習慣が定着した証です。
 健診は今までの健康状態を証明するもので、今後の健康を保障するものではありません。つまり、毎年の健診結果は、生活の見直しのチャンスなのです。

栄養

主食・主菜・副菜の食事を1日3食、適正量とる

運動

週2〜3回
1日30分以上体を動かす

休養

十分な睡眠とストレス解消のための自由な時間を確保する

健診後の相談事業を利用しよう

 健診結果で生活習慣病予備軍の方には、個別相談を行っています。また、気軽に参加できる健康に関する相談を月1〜2回実施しています。いずれも各個人に合わせた保健師、栄養士の相談が可能です。また、市の相談などに参加された方には、健康手帳をお渡ししています。
健康手帳は、健診の結果や相談、医療の記録を書き込めるようになっています。ぜひ、市の相談を利用しましょう。

最後に…

 健診結果を生活習慣と結び付け、より健康的な生活を送り、その結果を健診で確認していく…、必要に応じて検査や治療を受ける…、この地道な繰り返しが、結局健康維持の近道なのです。
 ぜひ、今年度も健診を受けましょう。

平成19年度各種の成人健診を受けるには…

 市民ドックは4月10日から、医療機関ドックは4月24日から申し込みを開始します。
 詳細は、4月1日に全戸配布される「すこやか」(保健・福祉・医療ハンドブック)をご確認ください。なお、「すこやか」は、年間通しての保存版となっておりますので、必要なときにいつでも見られるよう大切に保存しておきましょう。

あなたはメタボリックシンドローム?

 メタボリックシンドロームに該当する人は、そうでない人と比べ、動脈硬化(血管が流れにくくなったり、詰まったりする変化)が促進され、心筋梗塞や脳卒中になる危険度が高いことが分かっています。つまり「健診結果がちょっと高め」が、実は大きな危険を秘めています。へそ周りの大きさと健診の結果を確認することでメタボリックシンドロームかどうかが判断できます。
気を付けよう!
普通に生活していると将来みんなメタボになる?

【メタボリックシンドロームの判断基準】

 @に加え、A〜Cの2項目以上該当するとメタボリックシンドロームです。

@へそ周りの大きさ

A高脂血症

B高血圧

C糖尿病予備軍

(へその高さで軽く息を吐いた状態)
男性…85cm以上
女性…90cm以上

中性脂肪が150mg/dl以上またはHDLコレステロールが40mg/dl未満

最高血圧130mmHg以上または最低血圧85mmHg以上

空腹時血糖110mg/dl以上


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