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作成日:2006/03/02


相撲甚句で景気付け

稀勢の里関応援ツアーに参加して 広報うしく市民特派員 飯塚 寿子

勝った、勝った、勝ったぁー!

 ひが〜し〜稀勢の里、にぃ〜し〜土佐の海、制限時間いっぱい、「はっけよーい、のこったあ!」
 喉元や顔が、ばっしばっしとぶつかり、互いにまわしが取れず、ぶつかり合って土俵中央に戻り、はたき込んで稀勢の里の勝ち。勝った稀勢の里、負けた土佐の海共に4勝5敗。応援団の声が届いたのか、勝ってよかったぁ、本当によかったぁー。

(写真)向正面2階席に陣取った125人の応援団

バス3台の大応援団出発

 まだ、お正月気分の残る1月16日、午後1時に牛久を出発したバスの中は相撲談議に花が咲き、相撲甚句が披露され、行く前から大盛り上がりの状態です。みんなのワクワクした気持ちを乗せながら、バスは午後3時、両国の国技館に着きました。幟の中に稀勢の里関の名を見つけ、何とも言えないうれしい気持ちになりました。
 粋な相撲茶屋の前を通り、チケットに記された席番は2階のいす席で、それでも土俵の力士の顔は見えました。見上げると天井近くにぐるりと優勝力士の額が掲げられ、横綱朝青龍の額が数多く目に入り、いやがうえにも強さを感じさせられました。

幕内力士の土俵入り

 先に東方から出てきた幕内力士たちはそれぞれ個性的な化粧まわしを着けていました。稀勢の里関の化粧まわしは残念ながら牛久の後援会からのものではなく、後で聞くところによると龍ケ崎市のある会社からのものということでした。西方幕内力士の土俵入りも終わり、横綱朝青龍の土俵入り(雲竜型)はさすが貫禄十分見事です。

土俵入りした稀勢の里(写真中央)

横断幕を持っての大声援

 中入り後の取り組みも進み、いよいよ稀勢の里関の出番です。それまでいすに取り付けていた横断幕を外し、牛久の大応援団は声を限りに「きせのさとー、きせのさとー」と名を呼び続けました。時間いっぱいになり軍配が反りました。土佐の海との対戦は6秒4のあっという間の戦いでしたが、連敗ぐせから脱出し、ともかくこの日は勝ちました。勝ち名乗りを受けた軍配には、懸賞の熨斗袋が二つ乗っていました。同じ郷土の雅山もこの日、栃東に勝ちました(一月場所優勝の栃東に土をつけたのは雅山ただ一人)。
 高見盛、琴光喜、琴欧州など話題豊富な力士たちの取り組みも終わり、結びの一番は横綱朝青龍が白露山を寄り切って8勝1敗、勝ち越しを決めました。そして弓取式。打出しは午後6時でした。
 ライトアップされた国技館、隅田の川風にはためく幟、やぐら太鼓の心地よい響き。これが相撲見物の醍醐味と、満足感に浸りながら国技館を後にしました。帰りのバスの盛り上がり様は読者のご想像にお任せします。
 千秋楽で勝ち越しを決めた稀勢の里関、三月場所が期待されます。

土佐の海と対戦した稀勢の里(右側)

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