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作成日:2006/03/02


牛久ごみニュース

ごみを「どう処分するか」から「どう出さないようにするか」へ
 前回はごみが増加することによる問題についてお知らせしました。今回はごみを減らすためにどうしたら良いかを考えます。

ごみの減量化をするために  〜キーワードは「排出抑制」〜

 ごみの減量化と聞いて皆さんが初めに思いつく言葉は「分別」と「リサイクル」ではないでしょうか? 「分別」はごみから資源物を分け、「リサイクル」で分別された資源物を再資源化する。これらは確かにごみの減量化において重要であり、現に平成16年度の調査では、重量比で可燃ごみに2割、不燃ごみに3割以上の資源物が混在していたことが分かっています。これらが適正に分別されていたと仮定すると、平成16年度の実績から収支を計算して「約1000万円」の経費削減になったであろうと予想されます。
 この数字は非常に大きく、分別しリサイクルすることがごみ減量に大切だということが分かります。しかし、それだけでは可燃ごみの2割、不燃ごみの3割以上のごみ減量にはつながりません。「分別」と同様に大切なのは、ごみや資源物を極力出さないようにする「排出抑制」です。ごみは元々、皆さんが自分でお金を出して購入した貴重な地球資源です。それをごみとして高額な公金(皆さんのお金)を投入し、焼却やリサイクルの処理をすることは非常にもったいないことではないでしょうか。「レジ袋を断る」「無駄な包装類を避ける」「生ごみにならないよう食材の工夫をする」などのごみを出さないようにする排出抑制を分別と共に行動すれば、ごみは大きく減量されるはずです。

これからのごみ行政のあり方 〜市民の皆さんと共に〜

 通常、家庭から排出される一般のごみは、各自治体が処理をすることになっています。また、ごみの処理には環境に配慮されることが常に求められます。このため牛久市でも、環境基準値を遵守できるクリーンセンターを建設し、ごみを処理してきました。今後も環境に配慮し処理していくことになりますが、公金を際限なく使うことが許されるのであれば、今以上に環境に配慮した資源化率の高い処理をすることは可能です。しかし実際には、公金はほかの福祉や教育などのサービスにも使われています。ごみの処理に高額な公金を投入するのであれば、ほかのサービスの充実を求める方が大半だと思われます。それでもごみ処理は排出された分は必ず処理をしなければなりません。そして、ごみを処理しても何も残らないのです。残るのは「環境への負荷」と「市財政への圧迫」だけです。唯一ごみの処理だけがほかの住民サービスと異なり、何も残らないサービスであり、努力次第で減らすことができるものなのです。
 以上のことからも「ごみが発生するからどのように処分するのか」ではなく、「ごみを出さないようにすれば、処理をする必要がない」ということに考えを転換させなければならない時期なのではないでしょうか。そのためには、行政だけでどのようにごみを処理するかを考えるだけでなく、市民、事業者の皆さんも極力ごみを出さないように考え、行動し、共にごみ減量に努めていくことが解決の道だと思われます。

おわりに

 これまで3回にわたって、ごみ減量についてお知らせしてきました。ごみ問題は、遠い未来の問題ではなく、すぐに取り組んでいかなければならない問題です。
 皆さんの周りにあるごみ箱をご覧になってください。資源になるものや、断ることができた包装類などがあった場合には、それらを分別し、次からはいらない包装などを避けるようにするだけで、日常生活のごみは確実に減っていくはずです。そしてその行動は、どんなに些細なことでも必ず皆さんに返ってくるのです。

問い合わせ 牛久クリーンセンター 電話830-9333

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