話題　街にひろう

大地震から家族と地域を守るために　　〜うしく防災ワールド２００６〜

　防災対策や危機管理に対する意識を高め、災害に強いまちづくりに取り組もうと１月29日、市中央生涯学習センターで「うしく防災ワールド２００６」が開催されました。池辺勝幸市長は「災害対策は行政活動だけでは不十分。安全、安心を自分たちでつくっていこう」とあいさつしました。
　文化ホールでは、防災システム研究所所長の山村武彦氏が「大地震から家族と地域を守るための『闘う防災術』」と題した講演を行いました。山村氏は「昔、学校で教わった『地震が起きたら机の下に隠れる』というのは誤り。まず、安全な場所に脱出するということが第一。他人に知らせたり、助けたりするためにも自分自身を守ることが大切で、これからは『逃げる防災』から『闘う防災』への意識改革が必要」と話し、防災の３原則「被害者にならない(させない)、加害者にならない(させない)、傍観者にならない(させない)」を紹介しました。
　また、震災で安否が確認できなかった隣人を心配し、救助隊が帰った後も数日間にわたって、倒壊家屋の周りを歩き、がれきに埋まっていた隣人を助け出した人々の事例を紹介し、「隣人の安否確認は隣人の作法。助けを求めるかすかな声にいつも誰かが耳を澄ませている、そんな社会であってほしい」と結びました。（写真） 自ら調査した国内外の被災地の様子を語る山村氏

第47回茨城県統計大会で表彰

　２月24日、水戸市千波町の県立県民文化センター大ホールで、県統計協会主催の第47回茨城県統計大会が開催されました。
　大会では積極的な統計の普及・促進活動、正確で効率的な調査の実施などを目的に、統計調査員功労者および統計グラフコンクール入賞者の表彰、大会宣言などを行いました。市内の受賞者は次のとおりです。(敬称略)