作成日:2004/08/12


毎日遊べる「すくすく広場」 友だち何人できるかな?


広場デビューはみんなが主役!  広報うしく市民特派員 飯塚 寿子

 さあ! セレモニーは終わりました。「ザーッ、ゴロゴローッ」カラーボールがフローリングの床いっぱいに転がると、ハイハイ、ヨチヨチ、追い掛けたり転んだり、幼児たちは大はしゃぎ。家庭や公園では体験できない喜びようで、これぞ「広場」の醍醐味でしょうか。
 子育て支援の施策の一つとして、0歳から未就学児の親子を対象に、待望の「すくすく広場」が7月1日、牛久市商工会館2階にオープンしました。小学校の教室を二つ合わせたくらいの広さで、素足で思いっきり駈け回れるフローリング仕上げ。柱や角の部分はすべてマットでガードされ、イラストが描かれたトイレ、おむつ替え用のベッド、授乳室などが整備されており、子育てアドバイザーが一人常駐しています。市内に育児サークルは約20団体、また行政区において「子育てサロン」が2、3カ所ありますが、日曜・祝日を除き、毎日遊べるのは、ここだけです。それと、お弁当を持参できることがうれしいですね。(写真)床を転がるボールに子どもたちは大はしゃぎ

「すくすく広場」はどんなとこ?

 ボールプールやスポンジの積み木、マットパズル、今日の目玉の七夕飾りは親子で製作、ほんとに楽しそう。短冊に願い事のほか、アンパンマンやミッキーマウスをすらすら描いたり、小さな折り紙で器用に風車を作るお母さんたち。お母さんというより、「ママ」という言葉の方が似合う私(筆者)の娘と同年代の人たちに、広場のことを聞いてみました。
 「待ってました、という感じ。毎日来られるのがいいですね」、「引っ越して来たばかりで相談する人がいないので、ここに来れば私も子どもも友だちができそう」、「0歳と2歳の子がいますが、安心して遊べるので助かります」。中には、こんな意見もありました。「うちの子は1歳なので幼稚園の子が来る時間は危ないかもしれない」。以上がオープン初日の様子です。
 その10日後に再度行ってみました。畳を4枚敷いたところで6カ月くらいの乳児がすやすや眠り、ハイハイ組は正面道路側の一段高い所で遊び、2、3歳の幼児は授乳室付近で固まって遊んでいました。子育てアドバイザーの方に聞くと、平均30組の親子が利用し、毎日来る親子もいるそうです。

夏休みに入り「広場」は?

 夏休みで幼稚園児や幼児の兄姉の小学生たちも多く来ているかと思い、3度目の取材に行きました。アドバイザーの方に聞くと意外、幼稚園児は遊びに来ても物足りない様子で、小学生は皆無でした。0歳から2、3歳が主で、多い日は68組の親子が来場したそうです。
 市外からの問い合わせも多数寄せられ、これまでは「子育てをしながら働く母親」への支援策が主でしたが、この「すくすく広場」は核家族化が進行する中、家から出られず一人で子育てをしている母親たちの支援に大きな期待が寄せられている証であり、また母親たちの居場所づくりともなるような気がしました。(写真)親子で七夕飾り作り。願い事がかないますように
※ すくすく広場に関する問い合わせは 、

市児童福祉課(電話029-873-2111内線1731) 

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