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作成日:2006/12/29
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牛久から初のプロ野球選手誕生
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神戸拓光選手(千葉ロッテ)、渡辺直人選手(東北楽天)
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11月21日、プロ野球の大学生・社会人ドラフト会議が行われ、久野町出身の神戸拓光選手(流通経済大学4年)が千葉ロッテマリーンズから3巡目に、岡見町出身の渡辺直人選手(三菱ふそう川崎)が東北楽天ゴールデンイーグルスから5巡目に、それぞれ指名されました。これを受けて両選手は早々と入団の意向を表明。順調に手続きが進められ2人の入団が決まりました。
牛久からは初めてのプロ野球選手の誕生、それも同時に2人という快挙に市内も喜びに湧いています。
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将来性抜群の和製大砲
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会見で撮影に応じる神戸選手
(流通経済大学野球部の室内練習場で)
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9月に行われた高校生ドラフトで千葉ロッテは2巡目指名し、大学生・社会人ドラフトでは希望入団枠を使わず、3巡目からの指名となっていました。その千葉ロッテが、この日一番先に指名したのが神戸拓光選手。最上位での指名となりました。「下位指名だと思っていたので、びっくりした。自分が3巡目でいいのか」と、喜びのなかにも驚きを隠せない様子の神戸選手。大学側がドラフトに関する記者会見として開催を予定したのが午後3時。しかし、2時10分ごろには千葉ロッテ3巡目指名との連絡が入り、本人は「鳥肌が立った」と振り返りました。
同大の卒業生からは3人のプロ野球選手が誕生していますが、大学から直接プロ入りするのは神戸選手が初めて。同大野球部の大田垣克幸監督は「なるべく早く一軍に上がって、後輩たちのお手本になってほしい」とエールを送りました。
神戸選手は小学1年生時に牛久リトルで野球を始めました。中学では龍ヶ崎シニアに所属し、投手として関東大会へ出場。高校は土浦日大高校に進学し、外野手へ転向、4番として活躍しました。流通経済大学進学後は、1年生で4番に座り、全日本大学選手権にも出場。同大が所属する東京新大学リーグでは、03年春の最優秀新人、ベストナイン5回、最多本塁打3回、最多打点1回など多くのタイトルを獲得している強打者です。
千葉ロッテの印象については、「選手一人一人の個性を出しているチーム」と語り、「自分は足でもなく、守備でもなく、やはり打撃で大きいもの(長打)を期待されていると思っている。勝負強いバッティングでチームに貢献したい」と抱負を述べました。また、「牛久で生まれ育って、両親をはじめ周りの皆さんや指導者の方々に恵まれ、感謝の気持ちでいっぱい。死に物狂いで頑張る」とプロでの活躍を誓いました。父の博基さんは「高校時代はプロになれるなんて思ってもいなかった。大学に行って伸びたと思う。上位指名ということで本当に驚いている」と喜びを語っていました。
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こうべ たくみ (右投左打・外野手)
190cm、100kg。1985年2月23日生まれ。久野町出身。牛久二中-土浦日大高校"流通経済大学。東京新大学リーグで、03年春最優秀新人、05年春・05年秋・06年秋最多本塁打、05年春最多打点など、数々のタイトルを獲得している長距離打者。恵まれた体格と優れたバッティングセンスから、将来の和製大砲と期待されている。
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世界の「ベストナイン」に即戦力の期待
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わたなべ なおと (右投右打・内野手)
173cm、73kg。1980年10月15日生まれ。岡見町出身。下根中-県立牛久高校-城西大-三菱ふそう川崎。堅実な守備としぶとい打撃が魅力の内野手。03年、05年都市対抗野球優勝。06年インターコンチネンタルカップ日本代表。同大会ベストナイン。
都市対抗野球でヒーローインタビューを
受ける渡辺選手
(父・克宜さん提供) |
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「開幕一軍ではなく、開幕レギュラーを目指したい」と力強く語る渡辺直人選手は、東北楽天から5巡目での指名を受けました。都市対抗野球の強豪、三菱ふそう川崎で4年目を迎えた26歳。堅実な守備と50m走6秒1の俊足が特徴。しぶとい打撃も魅力で、04年のスポニチ大会では首位打者も獲得しています。
11月21日のドラフト会議直前まで、インターコンチネンタルカップの日本代表として、台湾で試合を行ってきた渡辺選手。同大会で打率3割5分7厘、世界のベストナインにも選ばれ、20日に帰国。翌日にドラフトでの指名と、忙しい中にも朗報が続きました。指名を受けて渡辺選手は「ほっとした。球団が高い評価をしてくれて光栄」と語り、東北楽天の印象については「これからのチーム。社会人での4年の経験を生かしながら、野村監督の指導を取り入れていきたい」と抱負を述べました。
渡辺選手は、兄の影響もあって、小学3年生のときに第8岡見行政区の子どもたちが中心の「ジュニアエイト」という少年野球チームに入部しました。下根中学校の野球部を経て、牛久高校へ進学し、1年生からレギュラーで活躍。2年生の秋の県大会では主将としてチームをまとめ、部員わずか12人ながらベスト8へ進出しました。
同高野球部の小林一夫監督は、「牛久高校からは初のプロ入り。自分のことのようにうれしい。野球に関しては言うことないし、自信を持ってやってほしい」と大きな期待を寄せています。
城西大学では、3年生時に明治神宮大会で準優勝。4年生の春リーグでは、ベストナインに選ばれています。三菱ふそう川崎では、03年、05年の都市対抗野球日本一に貢献。04年のスポニチ大会の首位打者、06年都市対抗野球の優秀選手など、数々のタイトルを獲得しました。
渡辺選手は「牛久の野球ができる環境のおかげで今の自分があると思っている。今の環境と親に感謝している」と周囲の応援に謝意を表し、「(社会人の)チームが日本一になることを考え、チームに貢献するということを常に考えてきた。これからも自分のセールスポイントである守備と足で、東北楽天に貢献していきたい」と話していました。
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渡辺選手(写真中央)のプロ入りを喜ぶ牛久高校野球部の小林一夫監督(同左)と細谷忠夫部長(牛久高校で)
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