話題　街にひろう

屋根より高いこいのぼり

　５月３日、市役所隣りの近隣公園では、毎年恒例の「第16回うしく・鯉まつり」が開催されました。
　ほどよく吹くさわやかな風の中を、約３００匹のこいのぼりが元気に大空を泳いでいました。
　今年は朝から五月晴れに恵まれ、友だち同士や家族連れなどたくさんの人でにぎわいました。

ガールスカウトから第一幼稚園の園児たちへ、こいのぼりとかぶとのプレゼント

友だちをたくさんつくろう　　第18回牛久市スポーツ少年団フェスティバル

　ゴールデンウィーク最後の日となった５月８日、牛久運動公園多目的広場で「第18回牛久市スポーツ少年団フェスティバル」が開催されました。
　この大会は、スポーツを通して青少年の心身の健全育成を図りながら、競技や学校区を離れて、子どもたちや保護者の方の親睦を深めようと開催しているものです。
　この日は朝から雨の降りそうなあいにくの天気でしたが、それぞれのスポーツ少年団のユニフォームに身を包んだ子どもたちは、団対抗の親子綱引きや玉入れ、リレーなどで肌寒い風を吹き飛ばすほど元気に参加していました。

人気種目の「団対抗リレー」

制限時間内に何人集められるかを競う「花いちもんめ」

平成17年度牛久市ミニバスケット連盟夏季大会兼牛久市スポーツチャンピオンフェスティバル大会

【女子の部】優　勝　牛久小ミニバス　 準優勝　神谷ミニバス　　 第３位　ワイルドキャッツ
【男子の部】優　勝　神谷ミニバス　　 準優勝　牛久レッドブルズ　　 第３位　岡田小ミニバス
＜5月4日・5日、牛久運動公園体育館＞

スタインウェイ・フルコンサートグランドピアノを購入

牛久市文化ホールスタインウェイピアノ披露コンサート開催

　市中央生涯学習センター文化ホールにあるグランドピアノが、専門家から「老朽化している」との指摘を受け、市では「スタインウェイ・フルコンサートグランドピアノ」を購入しました。これを記念して４月29日、市内に在住の演奏家を招き、「牛久市文化ホールスタインウェイピアノ披露コンサート」を開催しました。この日は、海外のコンクールなどでも入賞経験のある上仲典子さんや有馬由希子さんをはじめ、学生を含む７人が演奏を披露し、訪れた観客を魅了しました。
　池辺勝幸市長は「行財政改革の典型的な形のひとつとして、新たな予算を組まずにホール全体の保守管理費を削減し、これをもとにピアノを購入した。このピアノを活用して、皆さんの芸術的なエネルギーをここで爆発させていただきたい」とあいさつしました。
　また、コンサート後には試弾会も催され、会場を訪れたピアノ愛好者らが弾きごこちを味わっていました。

　平成15年10月から国際協力機構(ＪＩＣＡ)のシニア海外ボランティアとして、カンボジアに滞在している久保田徹さんからのお便りを紹介します。

プノンペンからこんにちは　　学内で感ずること�@

　私が勤める王立農業大学は最高学府のひとつです。知識人、公務員、僧侶、都市生活者ら、人口の数分の１もの人たちを抹殺したクメール・ルージュの時代(１９７５〜１９７９)に完全に破壊されましたが、その後、旧ソ連の協力による農業訓練校などを経て、１９９４年に現在の大学に生まれ変わりました。人材不足が深刻で、教員の質の向上が急務であり、現在、日本、ドイツ、フランスなどから７〜８人のボランティアが応援に来ています。
　大学の先生方の年齢は24歳から54歳ぐらいまでです。彼らはどの人も個人としては好ましい人柄の持ち主です。しかし最初のころ、彼らのいい加減さにしばしば遭遇し、戸惑いました。約束、計画、予定などのすっぽかしは毎度のことで、社会生活を行うためのモラルといったものがまったく足りない。組織内の責任体制は不明確で、個人の責任感も希薄です。彼らは正規の給料が月額30ドル程度なので生活費(一家５人月額１５０ドル)の大方はアルバイトで稼がなければなりません。大学の仕事ばかりやっていられないというのが本音かもしれませんが、それにしても彼らの行き当たりばったり的な行動に接すると、今でも暗たんたる気持ちにさせられます。化学分析を教えるとき、注意散漫な彼らを見たときには私は即座にきつく注意しています。厳しい爺さんと思われているようですが、ついてくる人も数人出てきたかもしれません。(つづく)

土の調査法を指導する久保田さん(写真中央)