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作成日:2006/08/01
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「キラットサロン」
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〜自分でつくる輝くひととき〜
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広報うしく市民特派員 飯塚 寿子
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歌声とおしゃれは若返りの秘訣!
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「名も知らぬ 遠き島より 流れよる ヤシの実ひとつ……」梅雨の合間のひととき、往年の美女の皆さんがキーボードの伴奏に合わせて歌います。装いもはつらつと、唇には紅をさし、歌詞のフレーズを懐かしみながら歌っているように思われます。
体は悪くない、でも遠くまでは行けない。友だちとおしゃべりはしたい。そんな皆さんの要望にピッタリの地域サロンができました。ここは、南3丁目にある旧みどり野チャペル(大喜多宅)の施設を活用した「キラットサロン」です。
高齢の方に憩いのひとときを! と、今年1月から毎月第3木曜日午前10時から正午まで開催されています。行政区の区民会館を利用したサロンは市内に20カ所近くありますが、この「キラットサロン」の立ち上げ方は少々異なりました。仲の良い嫁と姑が中心となり、牛久市社
会福祉協議会の支援を受けて、ボランティアと共に自宅兼の施設で活動を始めたのです。
まず、地域で立ち上げの趣旨を明記した回覧板を回し、参加者の募集とボランティアの呼び掛けをしました。最初の参加者は、2人でしたが徐々に増え、現在はスタッフを含めて14人となり、とてもにぎやかです。
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「キラットサロン」は月に1回のお楽しみ
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今日のお話は!
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「雨が降ります 雨が降る 遊びに行きたし 傘はなし……」今度の伴奏はお琴です。「子どものころ雨が降った時、何をして遊んでいましたか?」とスタッフの問い掛けから百人一首の話になり、ある方がお孫さんと一緒にやっていることを楽しそうに話し始めました。するとすぐにスタッフが百人一首を持って来てくれて、札がテーブルに広げられると、皆さん記憶をたどるかのように札を手にし、短歌を口にしていました。次に「紅緒の木履も緒が切れた」のフレーズより鼻緒のすげ方から、端切れを利用した小物づくりに話が弾んでいき、やがて若い時の暮らしに話が展開していきました。

八十路の方がとてもお元気で、満州鉄道や日本の全盛時代の様子、そして敗戦時の暮らしを語ってくれました。参加者の皆さんは70歳代の後半から80歳代で、中でも数名の方は大正・昭和・平成の三つの時代を歩んでいます。北は北海道、南は九州から縁あって牛久に住むことになりました。またこうして集うこともひとつの出会いで大事にしたいものです。
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楽しみはもうひとつ!
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食事の時間です。いつも11時半になると昼食が用意されます。ひと工夫された混ぜご飯、旬の野菜を使ったお味噌汁、漬物、今日は煮物がありました。一人暮らしの方、家族がいてもお昼は一人で食べる方、それぞれ事情は違いますが、それこそこの時間は「キラットサロン
」の目玉かもしれません。食材・味付けの話に花が咲き、主婦としての意欲をよみがえらせるひとときにもなるようです。
残念ながら時間がきてしまいました。また来月を楽しみに皆さんスッキリとした表情で帰っていきました。10月には、バスでアクアワールド・茨城県大洗水族館へ見学に行き、那珂湊ではお買い物もするそうです。
※ 8月の「キラットサロン」はお休みです。
「キラットサロン」に関する問い合わせ 大喜多 電話872-7464、 電話873-6963
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昼食をとりながらみんなでおしゃべり
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