作成日:2005/01/30


市民特派員レポート 文化祭と相撲人生


そして子どもたちとのふれあい 広報うしく市民特派員 飯塚 寿子

威勢のいい若い衆と役員さん 区民会館は人がいっぱい!

 鳴戸部屋若い衆がちゃんこを作るおいしそうなにおい。きびきびと動く役員の皆さん。あいにくの小雨模様でしたが、何かとても感じの良い受け付け風景。区民会館の中は、人、人で満員。賀詞交換会ができそうな来賓の方々。一瞬どよめきが起こり鳴戸親方と稀勢の里関が到着しました。
 昨年十二月十二日、みどり野区民会館において、第十六回みどり野区民文化祭と公共下水道移行記念として、鳴戸親方(元横綱隆の里)の「相撲人生について」の講演会があり、弟子である牛久市出身弱冠十八歳の関取、稀勢の里関と子どもたちとのふれあいもありました。
 開会にあたり小野寺治子区長のあいさつの中で、平成元年から始まった下水道管理のこれまでの経緯と苦労話は、当事者でなければ語れない熱い思いが伝わってきました。
 鳴戸親方の講演は奈良の都の文化から始まり、下水道の大切さと同時に人から与えられるばかりでなく、恩返し〜人に良くされたら別の人に返す〜順繰りに返す。相撲人生と相通じることを話し、また心と身体を鍛える、創意・創作のちゃんこ鍋の工夫。食べられなければ食べやすくする味付け・食材などに例を挙げ、何が大切かを語り、子どもたちが聞いても飽きることのない講演内容でした。
 さぁお待ちかね、稀勢の里関と十人の子どもたちとの一問一答。ユーモアにあふれ、素直な子どもたちの質問「好きなタレントは誰ですか?」「宮里藍(今一番人気の女子プロゴルファー)」と、一人の若者として答える場面には、ほほ笑ましい姿が見られました。
 さらに相撲といえば相撲甚句、牛久相撲甚句会の皆さんが自慢ののどを披露し式典を一層盛り上げ、本唄牛久自慢では、「ドスコイ」の掛け声と「ホイ」の合いの手が会館いっぱいに響きました。写真:講演する鳴戸親方

稀勢の里関と一緒に記念撮影

幅広い年齢層の作品 文化祭の展示は2階で!

 通年は一階のフロアで展示される作品ですが、式典のため二階でとのこと。和室ですがボードがうまく配置され、習字・油絵・小物・生け花など小学生から高齢者までの力作が展示され、第十六回という年輪を感じさせていました。(右写真)
 外では、野菜の即売とちゃんこが振る舞われ、長い列ができていました。そんな中、稀勢の里関は、酒樽を鏡開きをしたときの一合升に気軽にサインに応じ、こちらも長い列が続いています。節分の豆まきはこの升でまいたら縁起が良いかもしれません。「升と関取は験を担ぐ」と節分には力士が豆まきに出席している神社仏閣が多いように思われます。
 午後一時、雨足が強くなってきましたが、まだまだ熱気は続いていました。
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