作成日:2005/02/14


話題 街にひろう


地域の安全は地域ぐるみで うしく防災ワールド2005

 1月23日、市中央生涯学習センターで「うしく防災ワールド2005」が開催されました。
 これは、市民一人ひとりの防災対策や危機管理に対する意識を高め、自主的な地域防災活動についての認識を深めることを目的に開催されたものです。
 その中で、防災システム研究所の山村武彦氏が「家庭と地域の防災対策」と題し講演を行いました。 
 山村氏は、会場の皆さんへ質問などをしながら、親しみやすい語り口で、「自分の大切なものを守り抜くのが防災です。災害が起こったとき、どんなことが実際に起こるのかを知り、そのときどうしたらいいのかを理解することが大切。一番大事なのは、一人ひとりの住民の意識を高めること。小さい行政区ごとに勉強会を開いて、末端でもできる体制づくりが必要です」と、防災意識の高揚を呼び掛けました。
 またロビーでは、新潟県中越地震や阪神大震災時の被災状況写真、地震に関する資料などの展示。さらに広場では、起震車体験コーナーやはしご車の乗車体験もあり、訪れた人たちは積極的に参加し、防災意識を高めていました。写真) スライドを使用しながら、分かりやすい講演をする山村氏

奥野弥生断酒会

2月2日に行われた「平成16年度県民健康づくり表彰式」で沼田秋雄さん、(右写真)と奥野弥生断酒会が県保健センター連絡協議会長から、また牛久市食生活改善推進員連絡協議会が県知事から、それぞれ表彰を受けました。
 奥野弥生断酒会は、酒害によってアルコールをやめたいと真剣に考えている当事者と、その家族のグループです。会員が集まって話す体験談をもとに、仲間からのアドバイスによって酒害からの回復を目指しています。
 同会会長の沼田さんは、アルコール依存症で苦しんだ自らの経験をもとに、一人でも多くの患者をアルコール依存症から救おうと、平成11年に24時間アルコール電話相談を自宅で開始。現在では、多くの行政機関や医療機関からの依頼を受けての相談活動や啓発活動をはじめ、アルコール依存症という病気を全国の人たちに理解してもらおうと活動を続けています。

牛久市食改へ表彰状

 牛久市食生活改善推進員連絡協議会は、長年にわたる生活習慣病予防や健康増進の啓発活動が認められました。(写真) 牛久市食生活改善推進員連絡協議会の皆さん

スポーツチャンピオンフェスティバル2004

バレーボールスポーツ少年団

【6年生の部】 優 勝  牛久Vガールズ 、準優勝  おくのバレー 、 3位  神谷ビクターズ
【5年生の部】 優 勝  Wavers 、準優勝  神谷ビクターズ 、 3位  牛久Vガールズ
<1月23日(日)、牛久運動公園体育館>

脚本家への夢に向かって!藤崎麻里さんが「ウーマンズ・ビート大賞」受賞

 「第3回読売・日本テレビ ウーマンズ・ビート大賞 カネボウスペシャル21」で、牛久市在住の藤当里さんの作品「溺れる人」が大賞を受賞しました。この作品は自らの体験をもとに、周りの人々の助けを借りながら、アルコール依存症を克服するまでの物語で、テレビドラマ化され、3月1日に日本テレビで放送されます。
 テレビ放送を前に、原作者の藤崎麻里さんにお話を伺いました。

☆この物語を書こうと思ったきっかけは何ですか?

 友だちとのおしゃべりの中で、アルコール依存症から立ち直って五年が過ぎているのに、まだ心の整理がついていないことに気付き、心の整理をつけるつもりで書いてみようと思いました。思い出しながら書くということはとてもつらい作業で、何度も「もう、やめよう」と思いましたが、書いていることを、以前お世話になった病院の看護師さん(物語にも登場する黒井さん(仮名))に話したら、「ぜひ書いた方がいい」と背中を後押ししてもらったことで、最後まで書くことができました。

☆大賞を受賞したとき、どんな気持ちでしたか?

 私がアルコール依存症だということは、友だちも身内もほんの少しの人しか知らないので、もし受賞したら公になってしまうため、「ここで心を決めないといけない」と思いました。黒井さんに相談すると、「アルコール依存症が200万人いるといわれている中で、自分で分かっていてもやめられず、家族も巻き込んで苦しんでいる人がいる。偏見ではなく、正しく知ってもらえる良い機会になる」と勇気づけられて、もし受賞したときは辞退しないでいようと決めました。受賞の知らせが届いたときは、びっくりしました。うれしかったのと同時にこれからのことを考えて、あらゆる意味で覚悟を決めました。
☆この作品をどんな人に読んでもらいたいですか?
 皆さんに読んでもらいたいですが、特にアルコール依存症に悩む人や、そのことで大変な思いをしている家族の方。どうしてお酒を飲んでしまうのか、本人の心情を分かってもらえたらいいと思います。また、依存症以外の方でも、いろいろな悩みを持っている人に、ぜひ読んでほしいと思います。

☆大賞を受賞して、または物語を書き終えて自分の心に何か変化はありましたか?

 アルコール依存症であることを隠さなくてよくなったことで、すっきりしました。それと、今まで「脚本家になれたらいいなぁ」とぼんやりと思っていたことが、「脚本家になるぞ!」という決意に変わりました。

☆今後の活動と目標は何ですか?

 脚本家になること。現在はそのための学校に通っています。ドラマや映画の脚本家になって、映像を通して心が動く作品を作りたいです。

☆ 読者の皆さんへのメッセージ

 この「溺れる人」は、人間の物語です。一度ズタズタになって、人に助けられるとこんなふうになるというのを感じ取ってほしいです。

◆◇あらすじ◆◇

 20歳代からだんだん酒を飲む量が増えていき、いつの間にかアルコール依存症になっていた。断酒をたびたび繰り返しながらも、酒に溺れる生活に陥っていた。結婚後も依存症は続き、夫やカウンセラーなどの助けを借りて、ついに断酒に成功する。なかなか飲酒欲求をやめられず、人間関係に悩みながらも病気を克服し、日常を取り戻していく様子をリアルに描いた作品です。

「溺れる人」ドラマ化決定

 3月1日(火) 午後9時3分から日本テレビで、ウーマンズ・ビート ドラマスペシャル「溺れる人」(出演・篠原涼子、西島秀俊ほか)が放送されます。ぜひ、ご覧ください。
※ なお、このドラマは、原作をかなり脚色しているので、ドラマと原作とは別のものとしてお楽しみください。
※ウーマンズ・ビート大賞とは、今を生きる女性たちの物語。未来に向かって今を明るく生きる女性を描いたドキュメンタリー作品。21世紀に生きる女性たちに勇気と希望を与えてくれる作品です。

★日本テレビホームページ内「溺れる人」 http://www.ntv.co.jp/wb/index.html もご覧ください。

※ 2月25日(金)に中央公論新社から第3回ウーマンズ・ビート大賞入賞作品を集めた「ウーマンズビート作品集」が発売されます。「溺れる人」のドラマ化を記念して、原作者から広報うしくをご覧の方3人に「ウーマンズビート作品集」をプレゼントします。はがきに郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を記入の上、〒300ー1292牛久市中央3-15-1牛久市役所市民活動課「ウーマンズビート作品集」係までお申し込みください。締め切りは3月1日(火)※必着。当選者の発表は、本の発送をもって代えさせていただきます。
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