作成日:2005/02/14


ノロウイルスによる食中毒に注意しよう!


 食中毒は夏に多いと思われがちですが、冬でも起こります。最近、全国でノロウイルスが原因とみられる感染性胃腸炎が流行しています。
 ノロウイルスはどんな特徴があるのか、どう予防したらいいのか、お知らせします。

Q1 ノロウイルスはどんなふうに感染するの?

A 主に食品や飲料水を介して感染します。ノロウイルスに汚染されていたカキやシジミ、ハマグリなどの2枚貝を十分に加熱しないで食べた場合などに発生します。また、ノロウイルスに感染した人の便や吐物からの感染もあります。

Q2 ノロウイルスに感染するとどんな症状が出るの?

A 主な症状は下痢と嘔吐で、そのほか、発熱や頭痛といった風邪に似た症状が出ることがあります。感染してから症状が出るまで1〜2日かかります。一般に3日ほどで症状はおさまりますが、下痢や嘔吐といった症状が出たら水分を補給して脱水を防ぎ、症状が重い場合は、早めに医療機関で受診しましょう。

Q3 ノロウイルスの感染はどうしたら予防できるの?

A ノロウイルスは十分に加熱すれば滅菌することができます。また汚染された手指や調理器具などを介してうつりますので、手洗いや調理器具の洗浄には日ごろから気を付けることが大切です。具体的には次の点にご注意ください。

1. 手指はこまめに洗う

・調理の前、食事の前、トイレの後にはせっけんを使って、流水で十分に手指を洗いましょう。ノロウイルスによって風邪に似た症状が出る場合もありますので、その際には念入りに洗いましょう。

2. 調理器具を分ける、きちんと洗浄する

・魚介類、特にカキなどの2枚貝を調理する際は、水などがはねてほかの調理器具が汚染されないよう配慮し、また調理器具は洗剤などで十分に洗い、熱湯をかけるなどして清潔にしましょう。
・魚介類を扱った調理器具と、生のまま食べる野菜などでは調理器具を分け、また加熱前と加熱後でも器具を分けるようにしましょう。

3. 十分に加熱する

・ノロウイルスは熱に弱いので、食品を加熱する際は、食品の中央まで火が通るように十分、加熱しましょう。

4. ふきんは十分に消毒する

・手ふきや食器ふきに使用したふきんは洗剤で洗うだけでなく、熱湯をかけたり、台所用漂白剤(0.5%次亜塩素酸ナトリウム)で消毒して、日光に当てるか乾燥機で十分、乾燥させましょう。

5.体調を崩している場合は、調理に従事しない

・下痢・嘔吐などの症状があるときは、調理に従事しないようにしましょう。また、家族が下痢をしているときは、トイレやお風呂を清潔に保ち、ほかの家族に感染しないよう注意が必要です。

6. 井戸水を飲用する場合は、煮沸してからにしましょう

・ノロウイルスは、人の腸内で増殖し、便中に排出され、水系汚染を起こし、食品などを介して感染する可能性があります。井戸水を飲用する場合は、沸かしてから使いましょう。

問い合わせ 市健康管理課 電話029-873-2111内線1741

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