作成日:2005/02/14


牛久市におけるコスト削減の取り組み


建設コストの縮減について

 市では現在、危機的な財政状況を打開しようと、すべての課において行政コストの削減に努めています。また、複数の部課にまたがるコスト削減課題については、全庁的な取り組みとして、コスト削減策の検討を行い、決定した削減策から順次実施しています。
 今後は「広報うしく」を通して、市民の皆さんに全庁的なコスト削減策の取り組みについての紹介と報告を随時行っていきます。今回は「建設コスト縮減」について紹介します。
 建設行政に関するさまざまなコスト縮減について、国土交通省が策定した「コスト構造改革プログラム」を参考に検討を進め、その成果として特に次の3点について大きな変更を実施し、コスト削減を目指します。

◆ 小規模な工事(130万円以下の工事)の契約方法の見直し

  今まで 検討した結果
工事設計書の作成 工事実施個所ごとに設計を行い、工事費を算出していました。 複数個所の工事をまとめて工事規模を大きくし、工事費を算出することとしました。
発注方法 適正見積業者と相対で契約をしていました。 適正見積業者と相対で契約する工事件数を減らし、複数の業者が競争する入札方法を実施することとしました。
目指した状態 ・工事件数をまとめて発注することで工事費の削減を図ります。
・競争入札を多く採用することで競争性・透明性を高めます。
・工事の契約金額が安くなったことで、より多くの工事を発注することができます。

◆工事の出来具合を表わす成績表の見直し

  今まで 検討した結果
道路の構造 工事完成後に出来具合や品質など(4分野10項目)について評価を行い、成績表を作成していました。 工事の出来具合や品質の評価のほか、契約から工事完了までの契約期間中における施工の体制や施工の状況などについても評価し、成績表を作成することとしました。
目指した状態 ・施工業者の技術力や競争力を高めることを目指します。
・引き渡しを受ける工事目的物の品質を高めることを目指します。

◆ 道路構造の見直し 

  今まで 検討した結果
道路の構造  生活道路では、道路の幅を基準として道路の厚みを決定していました。(例)幅4〜6mの道路の厚さは、45cmが標準です。 道路の幅によって厚みを決定するのではなく、交通量や地盤の良し悪しによって決定します。(例)幅4〜6mの道路の厚さは、15cmの場合もあれば60cmになる場合もあります。
目指した状態 ・現場に合わせた道路構造にすることで、過大な投資をなくして工事費の削減をはかる一方、均一な品質の道路を造ることで、長期にわたる道路整備の計画性を高め、コスト配分の効率性を高めます。

問い合わせ 市監理課 電話873-2111内線1032

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