麻しん(はしか)に注意しましょう(2024年3月15日更新)
今般、世界的にも麻疹症例の報告数が COVID-19 パンデミック以降増加しており、COVID-19 パンデミックにより制限されてきた国際的な人の往来が活発になり、国内における海外からの麻疹ウイルスの持ち込みリスクが高まっています。
※麻疹の発生に関するリスクアセスメント(2024 年第一版) [PDF形式/1.13MB]
特に東南アジア地域は、世界的にも麻疹が多く報告されている地域の一つであり、かつ訪日外客数が多い地域となっています。また、ヨーロッパ地域においても前年度の30倍以上に急増し、入院を要する重症例や死亡例も確認されています。
日本は麻しんの排除国ですが、海外で麻しんに感染し、帰国後に発症する事例が確認されています。麻しんの感染力は非常に強く、免疫がない方が感染するとほぼ100%発症するといわれています。
麻しんの予防には、予防接種が有効です。母子手帳等でご自身の接種歴を確認しておきましょう。
茨城県内においては、令和5年4月27日に麻しん患者の発生が確認されています。詳細は茨城県感染症情報センターホームページをご参照ください。
麻しんについて
症状
初期症状:発熱(38℃前後)、咳、鼻水、目の充血、目やになど
いったん熱が下がっても、再び発熱し、全身に発疹が出ます。さらに、4~5日間高熱が続きます。
- 通常は7~10日ほどで回復しますが、肺炎や脳炎を合併し、重症化することもあります。
- 妊娠している方が感染すると、流産や早産を引き起こす可能性があります。
潜伏期間
10~12日(最大3週間程度)
治療
特別な治療法はありません。対症療法が中心になります。
予防方法
麻しんは感染力が非常に強く、空気感染するため、手洗いやマスクの着用だけでは予防できません。
麻しんの予防には、ワクチン接種が有効です。
予防接種
定期接種(全額公費負担)の対象は、「1歳児」「小学校入学前1年間の幼児」です。定期接種の対象者以外の方は、任意接種として全額自己負担で受けることが可能です。
ワクチンの1回接種で95%の人が、2回接種で99%以上の人が免疫がつくと言われています。ワクチン接種を2回受けていない方は、ワクチン接種を検討してください。
海外渡航を予定されている方へ
麻しんは、世界で流行している感染症で、特に東南アジアで多く発生しております。海外に行く前に母子手帳等で麻しんの予防接種歴を確認し、2回接種していない方は予防接種を検討してください。
帰国後2週間程度は、高熱や全身の発しん、咳、鼻水、目の充血などの症状がないか健康状態に注意してください。
海外の感染症発生状況については下記サイトをご確認ください
麻しんにかかったかな?と思ったら
麻しんが疑われる場合は、必ず事前に医療機関へ連絡し、医療機関の指示に従い受診してください。受診時は公共交通機関の利用は避けましょう。
麻しんが疑われる場合
- 海外など麻しんの流行地への旅行後に、発熱や発しんなどの症状が現れた場合
- ワクチン接種歴が0回または1回の場合
- 周囲に麻しんにかかった人がいる場合 など
関連ファイルダウンロード
- 麻疹の発生に関するリスクアセスメント(2024 年第一版)PDF形式/1.13MB
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問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは健康づくり推進課です。
保健センター 〒300-1292 茨城県牛久市中央3丁目15番地1
電話番号:029-873-2111(内線1741~1747) ファックス番号:029-873-1775
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