こどもがかかりやすい 三大夏風邪に注意!(2023年6月27日更新)
夏になるとこどもを中心に患者数が増える感染症が、「手足口病」「ヘルパンギーナ」「咽頭結膜熱(プール熱)」です。
夏は厳しい暑さから食欲不振が続き、体調を崩しやすくなります。例年6月から8月にかけてそれぞれの流行がピークを迎えますので、特徴や注意点を確認し、事前の感染対策に備えましょう。
手足口病
手足口病ってどんな病気?
- エンテロウイルスの感染により、口の粘膜および手足にみずぼうそうのような発しんが現れる乳幼児の病気です。
- 発症者の約3分の1に軽度の発熱がみられますが、高熱が続くことはありません。
- せきをしたときのしぶきや、便などから感染します。
- 感染してから病気の症状が出るまでの期間は3~5日です。
手足口病を予防するにはどうしたらいいの?
- 手洗いをしましょう。
- 回復後2~4週間は、便からウイルスの排泄があり、人に感染させる恐れがあるため、便や尿の処理には特に注意が必要です。
手足口病にかかったらどうすればいいの?
- たいていは、数日間のうちに自然に治ります。
- 高熱、吐き気、頭痛の強いとき、不機嫌なときなどは早めに医療機関に相談してください。
- 口の中の痛みで食欲がなくなるので、薄味や刺激の少ない食事をとりましょう。特に、脱水にならないよう、水分補給を心がけましょう。
<手足口病における水疱性発疹>
ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナってどんな病気?
- コクサッキーウイルスなどにより、38~40度の発熱で発症し、同時にのどが痛む病気で、発熱が1~3日続き、食欲不振、全身のだるさ、頭痛などを起こします。
- 一般的に経過は良好で、後遺症は残らず、2~3日以内に回復します。
- 1~4歳くらいまでの乳幼児がかかりやすい、夏かぜの代表的な病気の一つです。
- ヘルパンギーナは、急性期には、のどからウイルスが排泄されるため、せきをしたときのしぶきにより感染します。
- 急性期~回復期(発症後4週間後ごろまで)には、便からウイルスが排泄されます。
ヘルパンギーナを予防するにはどうしたらいいの?
- 特別な予防法はなく、おむつの交換など便を扱ったあとは手洗いをきちんとすることと、洗濯物を日光で乾かすことなどです。
ヘルパンギーナにかかったらどうすればいいの?
- 症状が重い場合は小児科を受診しましょう。
- 食欲低下時には、脱水にならないように水分補給に注意しましょう。感染予防として、感染者との接触に注意したり、流行時には手洗い・うがいを徹底しましょう。
<ヘルパンギーナにおける水疱>
咽頭結膜熱(プール熱)
咽頭結膜熱(プール熱)ってどんな病気?
- アデノウイルスの感染により、発熱(38~39度)、のどの痛み、結膜炎といった症状を来す、小児に多い病気です。
- プールを介して流行することもあるので、プール熱と呼ばれることもあります。
- 通常、6月ごろから徐々に流行しはじめ、7~8月にピークとなります。
咽頭結膜熱(プール熱)を予防するにはどうすればいいの?
- 流行時には、流水とせっけんによる手洗い、うがいをしましょう。
- 感染者との密接な接触は避けましょう(タオルなどは別に使いましょう)。
- プールからあがったときは、シャワーを浴び、目をしっかり洗い、うがいをしましょう。
咽頭結膜熱(プール熱)にかかったらどうすればいいの?
- 高熱の場合は小児科、結膜炎の症状が強いときは眼科を受診しましょう。
- 感染力の強いウイルスなので、手洗い・うがい、タオルや洗濯物は別で洗濯する、プールに入る前後はシャワーで体や目をよく洗いましょう。
- 吐き気、頭痛の強いとき、せきが激しいときは早めに医療機関に相談してください。
感染症についてのリンク集
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このページに関するお問い合わせは健康づくり推進課です。
保健センター 〒300-1292 茨城県牛久市中央3丁目15番地1
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