作成日:2004/10/28


お母さんの笑顔が子どもの笑顔


〜「ほっとスペース女化」の誕生〜

市民特派員レポート 広報うしく市民特派員 飯塚 寿子

ここは女化区民会館です!
 「こんにちは!」「いらっしゃい。お名前は!」乳児を抱っこし、幼児を連れたお母さん。チョコチョコ動き回る子どもたち。手際よく子どもの愛称や健康状態を聞いて預かる、牛久市地域女性団体連絡会のベテラン子育て経験者。部屋の隅には、折り紙や絵本などが用意されており、一緒になって遊ぶ親子。子どもだけ預けて出掛けたお母さん。今日は初日なので、様子を見に来た感じのお母さんなどなど。これまでの子育て支援と異なるのは、「親の振り返りの時間が持てること」で、主催は牛久市地域女性団体連絡会(会長・佐藤幸子さん)です。《設置協力・女化行政区(区長・日下部守さん)》
 「ほっとスペース女化」は茨城県地域女性団体連絡会の、地域での「ほっと支援事業」として、県内10カ所実施されているうちの一つで、県の助成金で運営され、9月17日にオープンしました。今後は月1回のペースで実施され、日程は、「広報うしく」などに掲載されます。事前に申し込みが必要ですが、これは保険に加入するためで、安全面に気配りがなされています。
 実施時間は、午後1時半から四時までで、対象は市内に在住の一歳から小学校低学年の親子、費用は無料で、子どもには遊び場を、親には振り返りの場を提供することが目的です。子育てに関する知恵が世代間で伝承されにくくなっている現代、どう伝えていったらいいのか、ノウハウを一緒に考えたり、子育て中の親が自分を振り返る時間を持つことのできる場と、孤立しがちな子育て中の母親を支援します。そして「振り返り」とは、子どもを預かってもらうことによって、親自身のために自由な時間を持つことで、例えば買い物や病院、美容院などに行きたいとき、その時間を牛久市地域女性団体連絡会の皆さんがサポートしてくれるシステムです。(写真:愛称や健康状態を聞く女性連のサポーター)

歯医者に行きたいお母さん

 早速参加された星陽子さん(城中町)に聞いてみました。「歯医者に行きたいが、実家の母親も働いているので預かってもらえない。今日は初日なので無理ですが、次回は歯医者に行きたいので、子どもが慣れるよう参加しました。できれば月に2回実施してもらえると助かるのですが…」と、話していました。
 おばあちゃんが幼稚園帰りのお孫さんを連れて来ました。お母さんが帰ってくるまで一緒に遊ばせてほしいとのことです。(写真:この笑顔が曇らないように!)

おやつも楽しみの一つ!

 係員に絵本を読んでもらったり(写真)、ボール投げをしたりしているうちに、おやつの時間になりました。
三時のおやつは何でしょう。にこちゃんマークのかわいいコップやお皿に、麦茶とウエハース、そしてふわふわせんべいなどが用意されると、子どもたちは大喜び。一汗かいたのど越しに麦茶がごくごくと音を立てていました。おやつが出ることもこの事業の特徴の一つかもしれません。
 「ほっとスペース女化」は、まだ始まったばかりですが、ゆくゆくは月2回実施していきたいと佐藤会長は話していました。「ほっと」する時間が持てるということに、お母さんたちの期待は大きいと思われます。

「ほっとスペース女化」についての問い合わせ

牛久市地域女性団体連絡会(佐藤)  電話029-872-9150

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