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作成日:2007/02/27


〜 小川芋銭コーナー 〜

芋銭を学ぶ楽しみ

「芋銭を学ぶ会」の歩み

 牛久市民講座として、郷土が生んだ画聖小川芋銭を顕彰する「芋銭を学ぶ会」が開設されたのは、平成16年5月のことでした。最後の講座が開かれた10月、この講座の延長を望む声が上がりました。
 こうして平成16年11月、会長に芋銭の孫小川耒太郎氏を迎え、小川芋銭研究会「芋銭を学ぶ会」が、誕生しました。
 この間、マスコミには、芋銭が頻繁に取り上げられています。平成16年5月15日の朝日新聞に、「小川芋銭の書簡類大量発見」、同月22日のテレビ東京では、「美の巨人たち小川芋銭(水魅戯)」、さらに同年10月3日には、NHK新日曜美術館で45分番組として芋銭が紹介されました。偶然ではありますが、このような時期に、「芋銭を学ぶ会」が誕生したのですから、何か目に見えない不可思議なものを感じます。その後の会は順調そのもので、会員は芋銭顕彰のため、惜しみなく汗を流してきました。
 会が参加した最初の大事業は、市主催の「小川芋銭展」です。この展覧会は、市所蔵芋銭作品の里帰り記念と、芋銭旧蔵資料調査速報とを兼ねたものでした。解説パネル・図録作成、会場構成および陳列、来館者に対する展示解説等々のため、それぞれ班を編成し、会員は猛勉強を重ねました。美術館などの学芸員の仕事を実体験できる、またとないチャンスでしたから、展覧会を終えて得た会員の喜びは格別なものでした。
 次に、小川芋銭記念館「雲魚亭」の清掃、陳列・配置換えを、平成18年6月19日に実施しました。清楚になった室内に座ると、芋銭を学ぶとはどういうことか、会員諸氏は、それぞれ文字ではうまく表せない何かを感じ取った様子で、しばらくの間、熱のこもった芋銭談義が続きました。
 「芋銭を学ぶ会」では、市中央生涯学習センター内での定例会のほかに、芋銭の足跡を追って、ゆかりの地を訪ねることも、同時に行っています。
 その第1回として、昨年11月、千葉県銚子市海鹿島にある芋銭の画室「潮光庵」や、名作「海島秋来」の題材となった所を見学しました。この地には、芋銭の遺品も多数遺されていますので、交流を深めることによって、さらに確かな芋銭像が見えてくるでしょう。
 次回は、牛久市が新たに購入した「老楊と荒村」ゆかりの地、福島県喜多方市を訪ね、描かれた場所などを探し出したいと、心ばかりが急いでいます。
芋銭を学ぶ会編集

平成17年秋開催「小川芋銭展図録」芋銭を学ぶ会編集。好評のため、会期最終日を待たずに完売

「小川芋銭展」の会場展示構成風景

平成17年秋開催「小川芋銭展」の会場展示構成風景(シャトーカミヤ本館2階)。ここを会場として、牛久市が新たに購入した芋銭作「老楊と荒村」初公開のための芋銭展が今年の秋に開催される予定

会員による小川芋銭記念館「雲魚亭」清掃陳列替風景。展示ケースの輝きが蘇る

「雲魚亭」清掃陳列替風景

「潮光庵」見学

芋銭の足跡を訪ね、千葉県銚子市海鹿島にある芋銭の画室「潮光庵」を見学。多くの芋銭作品を前に、地元の芋銭研究家の解説を聞く

会員諸氏による芋銭墓参り。命日に当たる12月17日に定例実施
(牛久市城中町の得月院で)

会員諸氏による芋銭墓参り

 一緒に楽しく芋銭を勉強しませんか。経験などまったく必要ありません。お問い合わせは、市中央生涯学習センター( 電話 871-2301)まで。

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