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作成日:2007/02/27


青少年相談員だより - 愛のパトロール -

青少年の健全育成、環境浄化のために
有害自販機の3ない運動を進めましょう!

問い合わせ
市児童福祉課 電話 873-2111 内線 1733 
青少年育成牛久市民会議 (市生涯学習課内) 電話 871-2301
 

自販機3ない運動

【自販機3ない運動】
・貸さない
・置かせない
・買わない

地区活動を通して

 青少年相談員は、活動の一環として、市内の中学校区ごとに毎月1回パトロールを実施しています。 
 今回は、牛久第一中学校区のパトロールの状況を紹介します。

◆牛久第一中学校区

 牛久一中の学区内には数多くの店舗がありますが、青少年健全育成の見地から対象を絞りパトロールを行っています。

○コンビニエンスストアでは…

コンビニでの光景

 学区内のあるコンビニエンスストアに立ち寄った際、お店の方から中高生と見られる若者たちの行動について次のような話を伺いました。

 ・高価な化粧品などの万引き
 ・無断でトイレを使用し、喫煙や携帯電話への充電をする
 ・深夜、集団でオートバイを駐車し、ほかのお客の駐車スペースをふさいでしまう
 ・深夜、集団で自転車に乗り、店周辺をうろうろしている

とのことでした。
 いずれのケースも、中高生として好ましくない行為ばかりですが、特に問題となるのは、万引きではないでしょうか。万引きは刑法上の窃盗犯に該当する犯罪です。しかし、世間一般では万引きに対する意識が、少し乏しいように感じます。
 これは、ある高校で行われた警察署主催による「万引き」をテーマにした防犯教室でのことです。「万引きは窃盗に当たり、明らかな犯罪」と署員が説明すると、「後からお金を払えば、許されると思っていた」と驚く生徒がいたといいます。しかし、このように考える生徒は決して少数派ではないと思われます。だから、あまり罪の意識を感じることもなく、万引きに手を染めてしまうのではないでしょうか。
 万引きをきっかけに非行の道へ走ることも十分に考えられます。私たち大人は、子どもたちの動向に関心を持ち、愛情を持って見守っていかなくてはならないと思います。
 家庭においては、親子の対話の中で「万引きは犯罪である」ということをきちんとしておくことが最も大切なことであると思います。

○書店では…

 パトロールの対象の中に、複合店(※1)といわれる、アダルトビデオや成人向け雑誌、有害図書類を扱っている店舗があります。これらを販売するには、県条例(※2)の定めにより種々の規制があり、店側にいくつかのことが義務化されています。例えば、アダルトビデオは青少年の目に触れないように、店舗の一角に専門コーナーを設けることや、成人向け雑誌は、ほかの書籍と区別したりすることなどです。これらのことが、守られているかどうかチェックをすることもパトロールの目的の一つとなっています。
 また、パトロールの一環として県条例の遵守の姿勢を明確にしてもらうために「青少年の健全育成に協力する店」として、登録の要請も行っています。しかし、複合店の中には、社会的責任に対する意識が乏しいのか、まだこの登録をしていない店舗もあります。今後も登録をしてもらえるよう、粘り強く働きかけていきたいと考えています。
(※1) 複合店…同一店舗内で図書販売、ビデオレンタル・販売を実施している店
(※2) 県条例…茨城県青少年のための環境整備条例
お子さんの携帯電話に【安全対策】をしていますか?
 先日、下根中学校区定期パトロールの際に、牛久警察署生活安全課の方から携帯電話の安全対策について話を聞きました。
 最近、携帯電話で有害な情報に触れて非行に走ったり、犯罪の被害に遭う子どもが増えているにもかかわらず、安全対策をしている保護者が少ないということです。携帯電話によるインターネットへの接続が簡単にできることから、便利になった反面、アダルト系、出会い系、家出や自殺志願者用サイトなど子どもたちに有害なサイトにつながる恐れも出てきました。 
 そこで、安全対策の一つとして、フィルタリングサービスというのがあります。これは携帯電話会社がコンピューターを使い、自動的に有害なサイトにつながらないように制限できるサービスです。携帯電話の販売店で申し込みをすれば、無料で利用できるようになっています。
 ところが驚いたことに、このサービスの申し込みをしている保護者は、1割にも満たないということです。なぜ、そんなに申し込みが少ないのか販売店にも話を聞きながら考えてみました。

@子どもは、制限されたくないと考えます。
Aサービスについては、パンフレットの後ろにも説明がありますが、販売店では、「ご利用は自己責任で」と積極的には説明をしていないようで知らない方が多いのではないでしょうか。
Bたとえ保護者が知っていてもインターネットの危険性を現実のものとして受け入れていないのではないでしょうか。

 申し込みが少ない理由はほかにもあるかもしれませんが、大切な子どもたちを危険にさらさないためにも保護者の皆さん、フィルタリングサービスを活用しましょう!
 また、携帯電話の使い方のルールを家庭で話し合い、子どもに守らせましょう。もし、ルールを守らないときは、なぜ守れないか、どうしたら守れるか、もう一度子どもと一緒に考えてみてください。

 茨城県では、携帯電話やパソコンからのインターネットを通じた有害情報から子どもを守るため、「メディア教育指導員」制度が誕生しました。保護者からの要望により指導員が派遣されます。詳しくは、県女性青少年課 電話 029-301-2183または茨城県PTA連絡協議会 電話 029-227-4779までお問い合わせください。

子どもが危ない!

〜“メディア漬け”が子どもを蝕む〜

 「子どもにとってのメディアを考える」シンポジウムが昨年12月10日大洗文化センターで開催され、会場は熱心にメモを取る若い人たちの姿が多く見受けられました。子どもの現場に携わる方たちのようでメディア漬けの日常の中で子どもたちの変化に憂慮し、多数参加したのではないかと感じました。

○ 清川輝基先生の基調講演より

乳幼児期は
・テレビ、ビデオが子守代わりの電子ベビーシッター 
⇒視点が合わない、言葉が遅いなどの症例

学童期は
・テレビゲーム(光と音の刺激)
⇒平面画面で立体視力の不足、肩こりなどによる肩甲骨の偏位、睡眠不足、自律神経の不調和など

中学生期は
・パソコン、携帯電話
⇒背筋力の低下、裸眼視力の低下など

 

清川輝基先生の基調講演

 このような症状が出ているとのことです。電子映像に囲まれる現代社会、メディアの多様化とグローバル化が大人と子どもの別なく急激に進展しています。確かに日常生活の幅が広がり豊かになりましたが、子どもの人間らしい感情、子どもの持つ力、友だち、家族との触れ合いなど心や身体、人とのかかわり方に変化が起こり始め、子どもたちの健やかな成長を図るには親も地域も社会も一緒になって考えていかなければと思います。
 そんな中、東海村では行政、学校、家庭、地域が一体となって「ノーテレビデー」を実施し、子どもたちの健全育成を支援する施策を実行しています。
 「2歳まではテレビを消してみませんか?」「毎週土曜日はテレビの声より家族の声」。パネルディスカッションで「ノーテレビデー」に参加している小学生が「初めは辛かったけど家族の会話も増えたし、考え工夫する力がついてきた」と話してくれました。
 まずテレビから皆さんもご一緒に考えてみませんか!

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