作成日:2004/10/08


市民特派員レポート  敬老会に心を寄せて


広報うしく市民特派員 飯塚 寿子

●新生奥野地域女性団体連絡会

 9月2日、荒井佐代美会長宅訪問。ちょうど4人の会員さんが敬老会で差し上げる「折り紙のようじ入れ」を箱いっぱいに仕上げ、小さなラベルをはる作業をしていました。
 奥野地区には12の行政区がありますが、今回は12日の桂区、20日の小坂団地区の敬老会で差し上げる200個分を製作するとのことです。ようじ入れだけでなくお茶菓子とセットにし、「地域親になろう」というラベルもはり、高齢者から子どもまで、心豊かに生活していくことの手助けになれば、という意気込みが感じられました。
 この奥野地域女性団体連絡会は、1年の準備期間を経て今年4月に立ち上げとなり、現在会員は10人です。活動は月1回の定例会を行い、主に社会参加型の手助けで(バザー・博慈園へのぞうきん縫いなど)、牛久市全体(牛久・岡田・奥野)の地域女性団体連絡会の活動と2本立てになりますが、「明るく・楽しく・美しく」をモットーに活動を続けていきたいと荒井会長は話していました。(奥野地域女性団体連絡会会員募集中! 荒井 電話 875-1221)(写真) 一つ一つ心を込めてプレゼントを作ります

●のうぜんかずら咲く  桂地区公会堂の敬老会!

 9月12日、残暑厳しい中、ほかの地域より一足早い桂行政区(区長・木村公一さん)敬老会が開催されました。受付名簿には吉田さん、木村さんの名前がずらりと並び、屋号で呼び合う声や、「ちゃん付け」で呼び合う女性たちの声。台所では役員の奥さんたちが大鍋でてんぷらを揚げており、大きさといい量といい見事なもので、苦もなく、ちゃっちゃと作り、作ることが当たり前、材料や作り方などは頭の中に全部入っているとのことです。該当者73人のうち出席された方は約40人で、大正琴を聴いたり、宴たけなわのころ、女性団体からのプレゼントが一人ひとりに手渡され、うれしそうでした。

地域で子どもをはぐくみ   人情豊かな桂地区!

 ふと、別室に目をやると牛久二中野球部から「ありがとうございました」と書かれたトイレットペーパーの山。訳を聞いてみると勉強合宿のお礼とか。そうかと思えば桂の地名は600年前からあり、桂離宮と同じでもう一カ所桂の地名があると、歴史に詳しい方が話してくれました。さらに女性を接待する男性を見て、この地域では日ごろ女性が田畑や家事を良くやってくれるので、お正月や祝い事の席では男性が女性を接待すると出席された方に伺いました。
 「敬老会に来て敬老会のことを見るだけでなく、桂地区の風土を感じてもらいたい」といわれ、まさにそのとおりで時がゆっくりと流れ、世代が次の世代に引き継ぎ、地域の子どもたちをはぐくみ、人情豊かな土地柄を一層強く感じました。
 女性たちの顔は皆つややかで、午後3時にお開きになると、お土産をいっぱい自転車のかごに入れ、ひょいと乗って稲穂の波の向こうに消えて行きました。(写真) 男性から女性へ「一杯どうぞ」
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