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作成日:2006/10/31


11月は児童虐待防止推進月間です

 近年、児童虐待の相談件数が急増し、虐待による児童の死亡事例が依然として発生し続けています。児童虐待は発生の予防から早期発見・早期対応、保護・支援・アフターケアに至るまでの切れ目のない支援体制が必要です。

《児童虐待とは…》

 親または、親に代わる養育者など現に子どもを監護する者が、身体的暴力、性的行為の強要、不当な扱い、明らかに不適切な養育、言葉による脅かしなどによって子どもの心身を傷つけ、健全な成長や発達を妨げる行為を言います。
 虐待された子どもは、心に深い傷を負い、大人になってもその傷に苦しみ続けることもあります。また虐待がエスカレートすれば、時には死亡に至ることもあります。

《児童虐待が起きる原因》

 児童虐待が起きる原因は、一般的には次のように言われています。原因は複合的な場合が多く、複雑化の傾向にあります。
@ 社会的要因
  ・ 都市化・核家族化などによる地域・家庭の養育能力の低下
A 心理的要因
  ・ 育児ストレスを抱えている
  ・ 家庭内のトラブル(経済的困難、アルコール依存、精神障害など)を抱えている
  ・ 社会的に孤立している
  ・ 親が虐待を受けた経験がある

《児童虐待を防止するために》

 虐待の兆候は、必ず親にも子どもにもあります。例えば、日常的に子育ての不安や悩みを抱いているのに相談できる人が誰もいない場合、孤軍奮闘して育児をしている場合など、誰もが子育てに疲れ果てて虐待に陥ってしまう可能性があるのです。
 子どもと親の、「ちょっと何か変かな、ちょっと気になるな」というサインに周囲が気づき、「支援」していく体制が地域に求められています。

◆次のような子どもは虐待を受けている可能性があります

 ・ 不自然な外傷、アザが見られる。
 ・ 衣服がいつも同じで汚れている。季節にそぐわない服装をしている。
 ・ 夜遅くまで外で遊んでいる、徘徊している。何かと理由をつけて家に帰りたがらない。
 ・ 夜間や真冬に戸外に閉め出されている。
 ・ 表情が乏しく、元気がない。集団から孤立していることが多い。
 ・ 過度に緊張し、視線が合わせられない。警戒心が強い。
 ・ 攻撃的で威圧的な行動が目立つ(乱暴、動物虐待など)。

◆次のような大人は虐待をしている可能性があります

小学生

 ・ 食事を与えない。身の回りの世話をしない。病気やケガをしても医者にみせない。
 ・ 地域や親族との交流がなく、孤立している。
 ・ 夫婦関係や家族関係に葛藤が強い。
 ・ 子育てが負担となっている。
 ・ 子どもを無視する。
 ・ お前なんか生まなければよかった、いない方がよいと繰り返す。
 ・ アルコール依存症や経済的困窮などの問題がある。
 ・ 夜間不在になることが多く、子どもの養育に困難が生じている。
 ・ 極端に偏った育児観や教育観を押し付け、体罰を肯定している。
 ・ 子どもや他人にかんしゃくを爆発させる。
 ・ 子どもの外傷を問われたとき、不自然な説明をする。

《牛久市の取り組み》

 牛久市では、児童福祉法改正により、平成17年度からは児童虐待の通告先として通告を受理し、対応しているところです(児童相談所は市のバックアップ機関として、専門的・個別的なかかわりが必要な場合や判定・検査・入所など、より専門性の高い支援を提供しています)。
 さらに、今年度からこれまでの牛久市児童虐待防止ネットワーク会議を児童福祉法に基づく牛久市要保護児童対策地域協議会に移行させ、児童福祉関係機関相互の連携をさらに強化し、子どもと家庭の支援に具体的に対応しています。

《児童虐待に関する相談・連絡先》

 児童虐待を発見したときだけでなく、「これって虐待?」という疑いの時点でも下記までご連絡ください。情報をお寄せいただいた方の秘密は守ります。

児童虐待防止
問い合わせ
市児童福祉課(家庭児童相談室) 電話 873-2111 内線1734 
土浦児童相談所 電話 821-4595
いばらき虐待ホットライン(24時間対応) 電話 0293-22-0293

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