作成日:2005/03/31


話題 街にひろう


大賞おめでとう! 〜大木千恵子さんが国内外2,600点の頂点に〜

 2月19日、東京都の恵比寿ガーデンプレイスで開かれた「第27回東京ビデオフェスティバル」で、市内に在住の大木千恵子さんが最優秀賞にあたるビデオ大賞を受賞しました。
 授賞式で正面の大きなスクリーンに自分の作品が映し出されたとき、「まさか私の作品が。納豆出ちゃった!」とうれしさよりもまず驚きが先にたったという大木さん。名前を呼ばれて壇上に上がったときは、「正直言ってどうしていいのか分からない」ほどびっくりしたそうです。
 受賞した作品は、ナレーションの入った約20分間の映像。市内の納豆工場でアルバイトとして働く大木さんが、半年間のアルバイト生活の日々に「つまらない日常、こんなのでいいのか」というモヤモヤを抱えているとき、「仕事にやりがいを持っている」という高校時代の友人の言葉に、自分にはない何かを感じます。そんなとき、毎日のごみ捨て中に空を見上げ、ふと「飛んだら何か変わるかなぁ」と思った大木さんは、龍ケ崎市の半田飛行場からセスナに乗って空を飛んでみます。納豆工場の上を旋回してもらうと、大木さんの目に映ったのは納豆工場の小ささでした。「きっと自分はもっとちっぽけな存在なんだなぁ」。しばらくしてスーパーで自分のかかわっている納豆工場の商品を見知らぬ人が買って行く姿を見て、自分のやっていることが「実はこんなところにつながっているんだ」と知り、感動を覚えました。納豆の見えないプロセス、作る側と買う側の両方の立場から納豆が見えたことが、心の安心とうれしさへとつながり、今までと同じ生活の中にも「割り切り」のようなすっきりした気持ちになります。ここは本人の心が「着地」する瞬間なのです。自分の内面を見つめた作品です。
 この賞がきっかけで、制作に対する気持ちが楽になり、「次もいい作品を作らなくてはならない」という、変な気負いやプレッシャーのない「作りたいものを作っていけばいい」という気持ちになりました。ときどきひらめいたものをメモしたり、活動的に動いて行きたいと目を輝かせながら、今後の抱負を語ってくれました。
 (写真)12.5キログラムあるトロフィーを受け取ったとき、真っ先に思い浮かんだのは、納豆工場で運んだ納豆のたれの重さでした

まんじゅう作りに挑戦

 3月5日、向台自治会館で、「あなたが主役ふるさと味劇場」と題して、ご近所の底力助成事業が行われました。
 子ども会育成会やうしくヘルシーメイトららの会の協力で、子どもたちは、みそまんじゅうの生地にあんこを入れ、手でくるくると上手に丸めました。
 一方、外ではうすときねでもちつきをしました。みんな積極的に参加し、楽しいひとときを過ごしました。大根おろしやきなこ、納豆やお雑煮の味付けで、みんなおいしそうに食べていました。
 (写真)
まんじゅうの生地を丸めるのは、べとべとしてなかなか難しい

防犯パトロール頑張るぞ!

 地区内で空き巣などの犯罪が多発していることなどから、栄町三ブロック7、8班では、「栄町防犯パトロール隊」が結成され、3月13日に市中央生涯学習センター前広場で、立ち上げ式が行われました。
 隊員は、40戸から71人が参加(同地区内の世帯数は65戸)。パトロールは月に3回、隊員が集まって組織的にパトロールするほか、個人が買い物や犬の散歩、ウォーキングなど自由な時間に腕章や帽子などを身に付けて実施します。岡田小学校の下校時間に合わせてパトロールしたり、出会った人にはあいさつし、地区内の危険個所などのチェックなども行います。
 同隊代表の柏敏雄さんは「班内の住民から自発的にパトロール実施の声が上がり、2カ月ほどで発足となった。気楽に、気長に、危険なく実施し、地域の連帯感を深めながら、犯罪被害をなくしたい」と話しています。
 (写真)「パトロール頑張るぞ」を三唱する隊員の皆さん

生ごみを肥料に野菜を栽培

 3月10日、NPOエコライフ主催の「生ごみを使ったEM土づくり教室」が、牛久自然観察の森内の畑で行われ、約30人の市民が参加しました。(写真)
 市内の小学校では、給食残飯などの生ごみにEM菌を混ぜて有機肥料作りを行っています。NPOエコライフは、この肥料を活用し、畑を公開実験農園として、今年度はジャガイモ、サトイモ、カボチャなどを栽培する予定です。また、EM菌による有機肥料の畑と化成肥料を使った畑とを、無肥料の畑と比べながら、それぞれの畑での作物の生育状況の違いなども研究します。NPOエコライフの川谷睦子さんは「学校で子どもたちが生ごみを減らそうと努力していることを多くの市民にも知ってもらい、環境について理解を深めてもらいたい」と話していました。
 これまで向台、奥野、神谷、中根、牛久の各小学校が生ごみの肥料化に取り組んでおり、奥野小学校ではここ2年間、生ごみがすべて肥料化され、生ごみ排出量がゼロとなっています。

心のサインに気付こう

 2月26日、こころの健康づくり講演会「うつ病のサインに気付いていますか〜ストップザ自殺〜」の講演会が開催されました。
 県立医療大学の池田智子先生の講演では「うつ病」である本人とのかかわり、家族の対応方法、職場での気付き方などを分かりやすく紹介しました。また、当事者の立場から、うつ自助グループ代表の松沢茂氏、家族の立場から小川薫氏の体験談を聞いた皆さんからは「うつの人たちの気持ちが理解できるようになった」「参加してよかった」などの感想が寄せられました。問い合わせは市保健センター(電話873-2111)まで。
 (写真)会場の皆さんは熱心に耳を傾けていました

やっぱり笑顔は元気の素 〜牛久市生涯学習のつどい 藤田弓子さん特別講演会〜

 3月12日、「牛久市生涯学習のつどい」が、市中央生涯学習センターで開催されました。
 主催者の淀川ゆき教育長のあいさつの後、表彰式が行われました。牛久市グラウンドゴルフ協会の発展に力を注ぎ、市民スポーツに貢献した石塚昇さん、長年にわたり絵手紙教室の講師として絵手紙の普及に貢献した大澤昭一さん、牛久市体育協会副会長として、また牛久走友会会長として市の体育事業に貢献した山越喜好さんにそれぞれ表彰状が送られました。また、血圧測定機を寄贈したことにより、市から牛久クリーン苦楽部福祉部に感謝状が送られました。
 そして、「いつも何かにときめいていよう」と題した、俳優の藤田弓子さんによる特別講演がありました。「まず自分が元気で明るい顔にならないと家庭も社会も明るくならない。まず自分から元気になろう!」といつまでも明るく元気で若々しくいるために、顔の筋肉を鍛えて表情豊かになれる笑顔講座をみんなで行いました。さらに、「いつも何かにときめこう。生涯の趣味や好きなことを持とう」と生涯にわたっていろんなことにチャレンジすることがボケ防止につながるということ。そして「ときめき」には、「ほめ言葉」「感謝の言葉」「愛の言葉」を忘れないこと。「生涯自分への興味をなくさず、自分自身を育てましょう。笑顔の練習から始めて、お互いに自分を育てましょう」と語る藤田さんの講演は、会場の皆さんと一緒になった終始笑いの絶えない明るく楽しい講演会となりました。

全国表彰おめでとうございます 牛久ウォーキングクラブ会長 小林延行さん

 昨年10月16日、京王プラザホテルにおいて、日本ウオーキング協会設立40周年を記念してウォーキング運動の功労者の表彰がありました。
 小林さんは、長年にわたりウォーキング運動の発展に尽くされた功績が認められ、特別功績賞(茨城県で4人)を受賞しました。
 今年4月から牛久走友会ウォーキング部を牛久ウォーキングクラブと名称を変更し、新たにクラブを発足しました。「会長として、会員はもちろん、地域の皆さんが健康で明るい生活を送れるように、ウォーキング運動の指導者としてサポートしていきたい」と語っていました。

みんなでかっぱつ体操を広めよう

2月28日、健康体操普及員養成講座修了式が行われました。セレモニーでは、この日で健康体操普及員養成講座を修了となった53人に修了証と普及員証が授与されました。
 そして、市保健センター前でかっぱつ体操のお披露目が行われ(下写真)、元気いっぱい健康づくりに取り組みました。
かっぱつ体操を作曲したピアノ教師の星加敦子さん(写真左)と体操を担当した理学療法士の野口信子さん(同右)

飛び立とう、大空へ

 3月9日は市内の各中学校、18日は市内の各小学校で卒業式が行われました。奥野小学校では48人が卒業を迎えました。担任の先生から一人ずつ名前を呼ばれると壇上に上がり、校長先生から卒業証書が手渡されました。(下写真)
 また、牛久第一中学校では、210人が第43回の卒業証書授与式を迎えました。
 式の中で圷繁校長先生が「社会に出るまでに自分の得意技を見付けて、それを伸ばす努力をしてほしい。これからの人生いろんな困難が立ちはだかってくると思いますが、それらを乗り越える生きる力をしっかり身に付けてほしい。卒業しても牛久一の生徒、牛久一の市民を目指して精進してください」と式辞を述べました。
 卒業生代表の神棟r裕君(左写真)は、3年間のたくさんの思い出を振り返りながら、「牛久一中でみんなに出会えて良かったです。共に生き、共に助け合うことを学びました。僕たちは今、新たな出発点に立ちました。これからの人生は決して楽な道ではないけれど、自分の可能性にかけてみたいと思います」と感謝の気持ちを込めながら答辞を読み上げました。卒業生たちは、新たな希望を胸に慣れ親しんだ学び舎に別れを告げ、旅立っていきました。

シニアボランティアだより プノンペンからこんにちは 久保田 徹

心のやさしい人たち

 こちらに来て最初に驚くことは、食べ物が安く、特に果物と野菜は安くておいしい。例えばキュウリ5〜6本が20円程度で、現地人間ではさらに半値くらいのようです。ぬか漬けにいいので、数日前オルセーマーケットでぬかを求めました。間口・奥行き一間足らずの店がぎっしり居並び、売り子、お客、荷物運搬人などでごった返しています。米だけ売る店が10軒以上、豆類だけを売る店も10軒以上、果物店は数知れず、くわ、なた、のこぎり、水道管、食器、電気器具といった具合に食料と生活用品が何でも売られています。そんな中、ぬかとウズラマメを探しました。ある米店でぬかを求めたところ、置いていません。けれども、店の人は親切にもぬかを売っているただ一軒の店まで連れて行ってくれました。ウズラマメも見つかりません。つたないクメール語で赤い豆はないかと豆屋の主人に尋ねたところ、彼も米屋さんと同様にわざわざ番台から降りてきて、ある店まで連れて行ってくれました。そこにあった赤い豆とはウズラマメではなくアズキでしたが…。彼らは、たとえ自分の店の品が売れなくても、お客のために親切に応対します。プノンペンにはそれぞれ個性的なマーケットが五つ、六つあり、庶民の純朴さ、気持ちの豊かさにも触れることのできる観光名所となっています。
(写真)一年中豊富な果物が店頭を飾る
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