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帯状疱疹ワクチン予防接種のお知らせ(2025年6月12日更新)

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水痘(みずぼうそう)を引き起こすウイルスによって引き起こされる病気です。水痘にかかった後、このウイルスは神経に潜伏し、免疫力が低下したり年齢が上がったりすることで再活性化し、帯状疱疹として現れることがあります。

発症すると、一般的に数日から10日ほど神経痛のような痛みを感じ、身体の左右どちらか一方の神経に沿って発疹や水ぶくれが赤く帯状に広がります。発症部位によっては、角膜炎等による視力低下、耳鳴りや難聴、顔面神経麻痺などの合併症が生じることがあります。また、皮膚症状が治った後も、長い間痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)になる可能性があります。

発症予防のためには、予防接種を受けるほか、食事のバランスに気をつける、睡眠をきちんととるなどの規則正しい生活習慣や適度に体を動かすことなど、帯状疱疹になりにくい体作りが大切です。

帯状疱疹は、70歳代で発症する方が最も多くなっています。

帯状疱疹ワクチンについて

帯状疱疹ワクチンには生ワクチン、不活化ワクチンの2種類があり、接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっていますが、いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。

接種を希望される方は、予防効果や副反応等を確認の上、あらかじめワクチンを決めた上で、医療機関に予約申し込みをしてください。

使用ワクチンと接種スケジュール
ワクチン種類 生ワクチン(ビケン) 不活化ワクチン(シングリックス)
接種回数 1回 2回(2か月後に2回目)
*遅くても6か月後までに接種する
注射部位 皮下注射 筋肉注射
帯状疱疹に対する効果
  生ワクチン(ビケン) 不活化ワクチン(シングリックス)
接種後1年時点 6割程度 9割以上
接種後5年時点 4割程度 9割程度
接種後10年時点 7割程度

また、合併症の一つである、「帯状疱疹後神経痛」に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、不活化ワクチンは9割以上と報告されています。

【厚生労働省ホームページより抜粋】

 副反応

ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。
頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、不活化ワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。*ワクチンを接種した部位の症状

主な副反応の発現割合 生ワクチン(ビケン) 不活化ワクチン(シングリックス)
70%以上 疼痛*
30%以上 発赤* 発赤*、筋肉痛、疲労
10%以上 そう痒感*、熱感*、腫脹*、疼痛*、硬結* 頭痛、腫脹*、悪寒、発熱、胃腸症状
1%以上 発疹、倦怠感 そう痒感*、倦怠感、その他の疼痛

【厚生労働省ホームページより抜粋】

帯状疱疹ワクチン予防接種について

接種時に牛久市に住民登録があり、当該年度において以下の年齢となる方が対象となります。

定期接種対象者 ・当該年度に65歳になる者
・60~64歳で、ヒト免疫不全ウイルスにより、免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する者(身体障害者手帳1級程度)
経過措置対象者 ・当該年度に70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる者  
・100歳以上の者(令和7年度のみ)

 令和7年度の対象者【対象者の方へは令和7年3月末に予診票送付済】

年齢 生年月日
65歳

昭和35年4月2日~昭和36年4月1日

70歳

昭和30年4月2日~昭和31年4月1日

75歳

昭和25年4月2日~昭和26年4月1日

80歳

昭和20年4月2日~昭和21年4月1日

85歳

昭和15年4月2日~昭和16年4月1日

90歳

昭和10年4月2日~昭和11年4月1日

95歳

昭和5年4月2日~昭和6年4月1日

100歳

大正14年4月2日~大正15年4月1日

100歳以上

大正14年4月1日以前に生まれた方

  • 令和7年3月以降、牛久市に転入された接種対象者の方は健康づくり推進課まで予診票の交付申請をしてください。なお、転入前市町村ですでに助成を受けた場合は対象外となります。

接種期間

令和7年4月1日(火曜日)から令和8年3月31日(火曜日)まで

  • 不活化ワクチン(シングリックス)は、免疫を獲得するために、2回の接種を行うワクチンです。1回目接種から2カ月の間隔を空けて、2回目の接種を行う必要があるため、2回目の接種が令和8年3月31日までに完了するよう、余裕をもって接種を開始してください。
  • 接種期間を超えて接種したものは、任意接種となり全額自費になります。

接種場所

牛久市内協力医療機関及び茨城県内定期予防接種広域事業契約医療機関

市助成額

生ワクチン(ビケン) 不活化ワクチン(シングリックス)
4,000円 1回あたり10,000円
  • 生ワクチン又は不活化ワクチンのどちらか一方の市助成となります。
  • 医療機関の接種料金から市助成額を差し引いた額が自己負担額となります。(生ワクチンは概ね4,000円から6,000円、不活化ワクチンは概ね10,000円から15,000円)
  • 予防接種は健康保険適応外の自由診療のため接種料金は医療機関により異なります。

茨城県外医療機関で接種した場合

医療機関で全額自費で接種料金をお支払いただいた後、健康づくり推進課(保健センター内)で、払い戻しの手続きをしてください。

申請時に必要なもの

(1)   予診票(原本) 

(2) 領収書

  • 接種日、医療機関、接種内容(帯状疱疹ワクチン)、全額自費でのお支払が明記されているもの
  • 医療機関により領収書の様式は異なりますが、「保険適用」ではなく、「保険適用外」の欄に金額が明記されているもの

(3) 認印

(4) 本人名義の振込先口座の分かるもの:銀行名・支店名・口座番号(カードや通帳など) 

(5) 申請書類(下記をダウンロード又は健康づくり推進課窓口で配布) 

申請書類    

(1)  【様式1】予防接種補助金交付申請書 [PDF形式/53.95KB]

(2) 【様式3】予防接種補助金請求書 [PDF形式/66.4KB]

次の方はかかりつけ医とよくご相談ください

  • 心臓血管系の疾患、じん臓疾患、肝臓疾患、血液疾患等の基礎疾患を有する方
  • 予防接種で接種後2日以内に発熱の見られた方
  • 全身性疾患等のアレルギーを疑う症状を起こした方
  • 過去にけいれんを起こしたことがある方
  • 過去に免疫不全の診断がされている方および近親者に先天性免疫不全の方がいる方
  • ワクチンの成分に対してアレルギーを起こす恐れのある

予防接種を受ける前の注意

  • 予防接種について、十分に理解・納得した上で接種を受けましょう。気にかかることや、わからないことは、医師や健康増進課にお問い合わせください。
  • 予診票は接種できるかどうか判断する大切な情報です。基本的には接種を受けるご本人が責任をもって記入し、正しい情報を医師に伝えてください。

予防接種を受けた後の注意

  • 予防接種を受けた後30分間は、急な副反応が起こることがあります。医師(医療機関)と連絡が取れるようにしておきましょう。
  • 接種当日はいつも通りの生活をしてかまいませんが、激しい運動や大量の飲酒は避けてください。接種当日の入浴については差し支えありません。ただし、接種したところをこすらないでください。
  • 接種後に発熱したり、接種した部位がはれたり赤くなったりすることがありますが、一般的にその症状は軽く、通常は数日中に消失します。
  • 接種した部位が痛みや熱をもってひどくはれたり、全身のじんましん、繰り返しの嘔吐、顔色の悪さ、低血圧、高熱などが現れたら、ただちに医師(医療機関)の診療を受けてください。
  • 副反応などで診察を受けた場合の医療費は、健康保険扱いとなります。

予防接種健康被害救済制度

定期接種により引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障がでるような障害を残すなどの健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく救済の対象になります。その因果関係を専門家の審査会で審議し、認定された場合は市町村より医療費等の給付が行われます。

 

帯状疱疹の治療について 

~早期に医療機関(内科・皮膚科・ペインクリニック)を受診しましょう~

 帯状疱疹の治療は、抗ヘルペスウイルス薬があり、発疹出現後、72時間以内に投与を始め、7日間服用することで、新しい水疱等の出現抑制や治癒促進効果、疼痛期間の短縮、重症度の低減効果が期待できます。
 帯状疱疹後の神経痛は、ウイルスによって神経が破壊されることが原因と考えられています。治療に時間がかかるほど、帯状疱疹神経痛に進みやすくなります。
「身体の左右どちらかにピリピリチクチクした痛みがある」「痛い部分が帯状に赤くなり、水ぶくれになり、ひどく痛む」といった自覚症状がある場合は、できるだけ早めに内科や皮膚科、ペインクリニック等を受診してください。

【茨城県南でペインクリニック科のある医療機関】*一部抜粋

帯状疱疹治療中の注意点

  • 帯状疱疹を発症するのは、疲労やストレスなど免疫力が低下している証拠なので、十分な休養が必要です。栄養と睡眠を十分にとり、体力を消耗するような仕事や運動などは避けましょう。
  • 帯状疱疹が人にうつることは、ほとんどありませんが、水ぼうそうにかかったことがない方に感染させる可能性があります。水ぶくれがかさぶたになるまでは、水ぼうそうにかかっていない、水ぼうそう予防接種前の赤ちゃんや子供、妊婦さんには接触しないようにしましょう。
  • 水ぶくれの中や唾液にはウイルスがいますので、できるだけ水ぶくれを破らないようにし、手指の消毒、マスクの着用、お風呂は最後にシャワー浴にする、など感染予防対策を取りましょう。痛みが強い時は、冷やすと痛みが強くなりますので、温めるようにしてください。

【参考】

日本医師会HP:健康の森;帯状疱疹

・国立感染症研究所HP:IASR:抗ヘルペスウイルス薬による水痘・帯状疱疹の治療

厚生労働省ホームページ

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問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは健康づくり推進課です。

保健センター 〒300-1292 茨城県牛久市中央3丁目15番地1

電話番号:029-873-2111(内線1741~1747) ファックス番号:029-873-1775

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