第6回市内公道上の空間放射線量率測定結果(平成26年度後期実施)(2022年6月16日更新)
市内公道上の空間放射線量率測定結果(第6回)
空間放射線量率約56%減少(H23.12月比)
市では、移動型放射線測定装置を用いた車両走行による、市内の主な道路上の空間放射線量率測定をこれまで継続的に実施しておりますが、このほど第6回目の測定結果がまとまりましたのでお知らせします。
また、測定やデータのとりまとめにつきましては、茨城県立医療大学保健医療部放射線技術科教授の佐藤 斉先生に引き続きご協力して頂いております。
(測定装置)A2706型:CLER-PULSE
(測定期間)平成26年12月11日から1月26日
(測定高)地上1m
第6回測定結果
下記分割図A~Hをクリックすると上記分布図の赤い実線で区切られたA~Hの各分割図が新しいウインドウで拡大表示されます
分割図A | 分割図D | - |
分割図B | 分割図E | 分割図G |
分割図C | 分割図F | 分割図H |
以下の表は、全16,291ポイントの測定結果を空間線量率別に分けたものです。線量率の分布をみると、毎時0.10マイクロシーベルト以下の割合は全体の70%、毎時0.15マイクロシーベルト以下では全体の97%を占めていることが分かります。毎時0.23マイクロシーベルトを超えた28地点については、1地点ごとに3箇所の詳細測定を行ったところ、平均で毎時0.13マイクロシーベルトという結果になりました。
○16,291測定ポイントの線量率の分布
空間線量率 (μSv/h) |
-0.10 | 0.10-0.15 | 0.15-0.20 | 0.20-0.23 | 0.23-0.25 | 0.25-0.30 | 合計 |
測定数(個) | 11,399 | 4,401 | 426 | 37 | 26 | 2 | 16,291 |
割合(%) | 70.0 | 27.0 | 2.6 | 0.2 | 0.2 | 0 | 100 |
○ 平均値マップによる第1回目との比較
2011年12月 原発事故から9ヵ月 広い面積で汚染を受けたことが分かります。 |
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平成23年12月(第1回) | |
2015年1月 基準値超の測定ポイントがなくなりました。周囲300mの平均は2011年12月比56%減の毎時0.089マイクロシーベルトです。 |
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平成26年12月(第6回) |
除染後の環境目標【年間1ミリシーベルト以下】を維持
測定実施期間 | 2011/12 | 2012/6 | 2013/6 | 2013/12 | 2014/6 | |
測定数(個) | 13,453 | 14,177 | 15,761 | 14,982 | 16,291 | |
空間線量率 (μSv/h) |
平均値(メッシュ毎) | 0.202 | 0.151 | 0.111 | 0.092 | 0.085 |
最大値(メッシュ毎) | 0.271 | 0.215 | 0.182 | 0.135 | 0.141 | |
全測定箇所の最大値 | 0.440 | 0.575 | 0.338 | 0.250 | 0.209 |
市内を300m四方のメッシュで分割して、空間線量率の平均を求めると、原発事故から1年3ヶ月が経過した2012年6月の第2回測定以降は、毎時0.23マイクロシーベルト以上のメッシュがなくなり、2013年12月の第4回測定以降は、平均値が毎時0.1マイクロシーベルトを下回る数値で推移しています。今回の結果を3年前に実施した第1回の結果と比較すると空間線量率が大きく減少していることが分かります。毎時0.23マイクロシーベルトは年間被ばく線量1ミリシーベルトにあたり、公道上の平均値としては、市除染実施計画の目標としている追加被ばく線量年間1ミリシーベルト以下の環境目標を維持していることがうかがえます。
茨城県立医療大佐藤教授のコメント
放射線量に大きく影響する2種類の放射性セシウムのうち、半減期が約2年であるセシウム134の減少と地形や風雨による効果で、原発事故後の2年間で50%あまりの放射線量率の減少がみられました。今後も減少は続くとみられますが、減少の速度はごく緩やかなものとなるでしょう。 |
〇公道上の空間放射線量率測定は、次回12月に行い平成28年3月に公表する予定です。
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