第5回市内公道上の空間放射線量率測定結果(平成26年度前期実施)(2022年6月16日更新)
市内公道上の空間放射線量率測定結果(第5回)
空間放射線量率約58%減少(H23.12月比)
市では、移動型放射線測定装置を用いた車両走行による、市内の主な道路上の空間放射線量率測定をこれまで継続的に実施しておりますが、このほど第5回目の測定結果がまとまりましたのでお知らせします。
また、測定やデータのまとめにつきましては、茨城県立医療大学保健医療部放射線技術科教授の佐藤 斉先生に引き続きご協力して頂いております。
(測定装置) A2706型:CLER-PULSE
(測定期間) 平成26年6月24日から7月31日
(測定高) 地上1m
第5回測定結果
下記分割図A~Hをクリックすると上記分布図の赤い実線で区切られたA~Hの各分割図が新しいウインドウで拡大表示されます
分割図A | 分割図D | - |
分割図B | 分割図E | 分割図G |
分割図C | 分割図F | 分割図H |
○線量別の測定データ数(全16,291ポイント)
空間線量率 (μSv/h) |
-0.10 | 0.10-0.15 | 0.15-0.20 | 0.20-0.23 | 0.23-0.25 | 0.25-0.30 |
測定数(個) | 11,753 | 4252 | 283 | 3 | 0 | 0 |
割合(%) | 72 | 26 | 2 | 0.02 | 0 | 0 |
○ 平均値マップによる第1回目との比較
原発事故のあった2011年以降、これまで5回にわたり市内全域で公道上の放射線量率を計測してきました。市内の放射線量は2012年の夏頃までに急速に減少し、その後は速度を緩めながら、安定して減少を続けている様子が分かってきました。
2011年12月 原発事故から9ヵ月 広い面積で汚染を受けたことが分かります |
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平成23年12月(第1回) | |
2013年6月 |
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平成25年6月 | |
2014年6月 3年3ヵ月経過 基準値越の測定ポイントがなくなりました。周囲300mの平均は2011年12月比58%減の毎時0.085マイクロシーベルト |
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平成26年6月 |
○平均値マップで見る過去3年半
市内を300m四方のメッシュで分割して、空間線量率の平均値を求めると、昨年6月の第3回測定以降は毎時0.23マイクロシーベルト(年換算1ミリシーベルト)以上のメッシュがありません。
上のグラフは空間放射線量率ごとに測定ポイントの割合で表したものです。基準以下の割合は第1回では8割ほどでしたが、第3回でほぼすべてが基準以下になり、その後もゆっくりと全体的な減少が続き、第5回では全ポイント基準以下になりました。
測定実施期間 | 2011/12 | 2012/6 | 2013/6 | 2013/12 | 2014/6 | |
測定数(個) | 13,453 | 14,177 | 15,761 | 14,982 | 16,291 | |
空間線量率 (μSv/h) |
平均値(メッシュ毎) | 0.202 | 0.151 | 0.111 | 0.092 | 0.085 |
最大値(メッシュ毎) | 0.271 | 0.215 | 0.182 | 0.135 | 0.141 | |
全測定箇所の最大値 | 0.440 | 0.575 | 0.338 | 0.250 | 0.209 |
佐藤先生のコメント
環境の放射線量に大きく影響している2種類の放射性セシウムのうち、半減期が約2年であるセシウム134の減少と地形や風雨による効果で低減してきた放射線量は、今後もゆっくり減少を続けるとみられます。 |
〇公道上の空間放射線量率測定は、次回12月に行い平成27年2月に公表する予定です。
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