作成日:2004/08/30


文部科学省研究指定

エイズ教育(性教育)推進地域事業発表会


11月10日(水)  午前:下記各校  午後:市中央生涯学習センター文化ホール

 11月は「いばらき教育の日」教育月間です。牛久市では、平成14年度から16年度までの3年間、文部科学省からエイズ教育(性教育)推進地域に指定され、市内全小・中学校および県立牛久高等学校、同牛久栄進高等学校の14校で研究を進めてきました。この事業は、エイズを予防する能力や態度を育て、エイズ教育を推進するとともに人間尊重、男女平等の精神に基づく性教育の一層の充実を図ることを目的としています。
 11月10日の発表会では、午前中に研究推進中心校の牛久第二小学校、牛久第二中学校、県立牛久高等学校、同牛久栄進高等学校の4校で授業公開を行います。午後は、市中央生涯学習センター文化ホールに集まり、3年間の取り組みの様子や講演会を開催します。皆さん、どうぞご参加ください。

牛久第二小学校 

互いを大切にし、共に生きようとする児童の育成
いのち、からだをみつめるエイズ教育(性教育)を通して

 市の西部にある団地の中の学校です。教育目標は「夢のある『あ・し・た』に向かって、あいさつができ、しんせつで、たくましい子どもを育てる」です。
 平成14年度に文部科学省のエイズ教育(性教育)の推進中心校の指定を受けて、学校と保護者、地域の関係機関との連携を図りながらエイズ教育を進めてきました。特に小学校段階ですので、エイズ教育はもちろん、体の成長・清潔、生命の尊重、差別をしない思いやりの心を育てるなどに重点を置いて指導し、児童の実践力の育成に努めています。

保護者から出産を迎えるまでの家族のお話を聞きました

妊娠したお母さんになってリュックをしょってみました


牛久第二中学校

自ら課題を見つけ、思いやりの心を大切にし、主体的に活動できる生徒の育成
エイズ教育(性教育)の指導を中心として

 市の東部に位置する生徒数170人、全校で6学級の小規模校です。「友達がすき 学校がすき 地域がすき」の学校教育目標のもと、地域の方々と交流し支えていただきながら、全校生徒が仲良く力を合わせて生活しています。
 本校は、平成14年度から文部科学省のエイズ教育(性教育)の推進中心校としての指定を受け、「総合的な学習の時間」を中心に、道徳、学級活動、保健体育科の学習を通して、エイズ教育に関する学習を進めています。

「性に関する学習」で赤ちゃん人形を抱いてみました

市中央生涯学習センター文化ホールでの募金活動およびレッドリボン(※1)運動

(※1)レッドリボン…エイズに対する理解と支援のシンボル。赤いリボンを服や持ち物に付けることが、エイズへの思いを伝える無言のメッセージとなる。


県立牛久高等学校

性に関する責任ある思考力・判断力を持つ生徒の育成
性行動における好ましい意志決定、行動選択能力を身につけさせる

 「明るく・たくましく・優しく」を校訓とし、昭和55年に開校した学校です。地域に信頼される存在感ある学校づくりを目指し、「進学校牛久」「人間を育てる牛久」「国際教育の牛久」を努力目標として、知・徳・体のバランスの取れた教育を推進しています。
 エイズ教育については、保健体育、家庭、公民などの各教科での取り組みはもちろんのこと、街頭キャンペーンへの参加や、文化祭でのパネルセッション(討論会)など、社会福祉部、保健委員会を中心に主体的な取り組みが展開されています。

公開授業

第21回紫輝祭(レッドリボン作りとアンケート)


県立牛久栄進高等学校

性に関する責任ある思考力・判断力を持つ生徒の育成
正しい知識と心理社会能力の学習を取り入れたエイズ教育

 平成10年4月に、県内初の全日制普通科単位制高校として改編され、21世紀の幕開けと時期を同じくして、第1期生を世に送り出しました。
 単位制の特徴を生かし、「活力ある進学校」「個に応じた学習指導」「自主独立の人づくり」を大きな柱に、一人ひとりの個性を生かし、自ら考え主体的に生きていく力を育てる教育を目指しています。
 エイズ教育についてはJRC(Junior Red Cross、青少年赤十字)部員や生徒保健委員が啓発活動に主体的に取り組んでいます。また、保健体育、理科、家庭などの教科を通してエイズ教育に取り組んでいます。

公開授業

第18回栄進祭で思いを込めてキルト(※2)に針を通す

(※2)キルト…エイズで亡くなった方の思い出などを布に込めて残すメモリアルキルトなどがある。

問い合わせ 市指導課電話029-873-2111内線3021

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