福祉・健康・医療・保険

薬物乱用防止(2024年6月4日更新)

薬物乱用防止について 

~薬物乱用はダメ。ゼッタイ。~ ダメ。ゼッタイ。君

 

「薬物乱用」とは

 薬物乱用とは、薬物や薬品を本来の医療目的からはずれて使ったり、医療目的でない薬物を不正に使ったりすることです。覚醒剤や大麻、コカインといった違法な薬物は、それぞれ法律によって厳しく規制されており、持っているだけでも犯罪になります。

 薬局などで買う医薬品や化学薬品であっても、本来の目的ではない使い方、遊び目的の使用や処方箋を超え大量に服薬するなどの行為(オーバードーズ)は、目的の逸脱でありこれも薬物乱用になります。

「薬物乱用」のおそろしさ

 薬物の乱用は精神と身体の両面に深刻な悪影響を及ぼします。脳にダメージを与え、脱力感、疲労感、幻覚、妄想といった精神障害が生じ、最悪の場合は死に至らしめます。また、一度だけでも使うと何回も繰り返して使いたくなり、依存症になって自分の意志ではやめることができなくなります。乱用者自身の精神や身体上の問題だけでなく、家庭の崩壊や重大な犯罪の原因にもなり、社会全体の問題ヘ発展します。

医薬品の過剰摂取(オーバードーズ)について

 医師から処方された薬や市販薬であっても、本来の目的では無い使い方をしたり、過量に摂取することは薬物乱用に該当します。医薬品の過剰摂取は、健康被害を引き起こしたり、やめられなくなったりするおそれがあります。また、処方された薬を他人に譲ることや、偽造品などのリスクが高い海外で販売されている医薬品を安易に個人輸入することは非常に危険ですのでやめましょう。

 〇茨城県「市販薬の過剰摂取(オーバードーズ)」(外部サイトへリンク) オーバードーズ

乱用される主な薬物

  • 覚せい剤

俗称:エス、スピード、アイス、シャブ

本で最も乱用されている薬物です(9割以上)。乱用薬物のなかでも特に依存性が高く、興奮作用があり、乱用者による暴行、殺人等の犯罪も起きています。幻覚や妄想が現れて、薬物精神病になり、大量に摂取すると死に至ります。また、使用をやめても再燃(フラッシュバック)します。

覚醒剤1覚醒剤2覚醒剤3

  • 大麻(マリファナ)

俗称:ハッパ、グラス、チョコ、クサ、ジョイント

大麻は「ソフトドラッグ」と呼ばれ、比較的害がないと誤解されていますが、危険な薬物です。感覚が異常になり、興奮状態になったり気分が落ち込んだりします。幻覚、妄想も起こります。運動能力の低下、生殖器官に異常が起こることもあります。

大麻

  • 危険ドラッグ

吐き気、頭痛、精神への悪影響や意識障害などが起きるおそれがあり、麻薬や覚醒剤と同様の危険性が指摘されています。 

街中やインターネットで、「合法ハーブ」「合法ドラッグ」などと称して危険ドラッグが販売されています。これらには、危険な成分や非合法の薬剤等が入っていることがあり、犯罪に使用されたり、乱用による死亡事故も起きています。乱用されるような薬物に「合法」などというものはありません。騙されないように注意しましょう。

危険ドラッグ

  • MDMA

俗称:エクスタシー、バツ

乱用すると知覚を変化させ、幻覚が現れることがあります。MDMAは化学薬品から作られた錠剤型の麻薬で、カラフルな色合いとデザインされた刻印が特徴です。錠剤の中には、各種の薬物が混入されていることが多く、大量に摂取すると高体温になり、死に至ります。また、強い精神毒性があり、視覚・聴覚を変化させ、心臓や肝臓の機能不全などを引き起こします。

MDMA

  • 幻覚きのこ(マジック・マッシュルーム)

覚、幻聴や妄想が現れて、時には嘔吐や下痢などの中毒症状を伴います。大量に摂取すると死に至ります。

マジックマッシュルーム

  • LSD

俗称:エル、アシッド、ペーパー

多様な形状がありますが、切手大の紙片にLSDをしみ込ませてあり、口中に入れて乱用するものがよく見られます。強烈な幻覚作用があり、乱用を続けると精神分裂を起こします。

LSD

  • あへん系麻薬(ヘロインなど)

俗称:ペー、チャイナホワイト、ジャンク

乱用すると強い陶酔感を覚えることから、繰り返すようになります。ヘロインに特徴的なのは、精神的な依存だけでなく、強力な身体依存があることです。ヘロインが切れると激痛、嘔吐、失神などの激しい禁断症状が起こります。大量に摂取すると呼吸困難となり、死に至ります。

あへん

  • 向精神薬

枢神経に作用して、精神の働きに影響を及ぼします。医薬品として流通しているものがほとんどですが,服用するためには医師の処方せんが必要です。医師の指示に従わずに乱用すると心身への障害が生じて危険なため、不正な取引は法律で禁じられています。

向精神薬

  • 有機溶剤(シンナーなど)

俗称:アンパン

薬物の乱用はシンナーからはじまるといわれています。乱用者は青少年に多く、情緒不安定、無気力となり、幻覚や妄想が現れて、大量に摂取すると痙攣を起こしたり、死に至ります。

シンナー

薬物乱用から身を守るために

●身近な人から誘われても、はっきり断りましょう。
 「疲れが取れる」「勉強がはかどる」「1回だけなら大丈夫」等の誘いの言葉は全て嘘です。
 問題がある薬物を勧めてくること自体に違和感を持ち、危険を察知する判断力を身に付けることが大切です。
●断りにくいときはその場を離れましょう。
 強引に誘われて断りにくいときなどは、とにかくその場から逃げましょう。逃げることも勇気です。

「薬物乱用防止」相談窓口 

こころの病気、不安や悩み、依存症など(保健指導課)、医薬品の適正使用に関する相談(衛生課)

相談方法:電話
電話:0297-62-2367(保健指導課)、0297-62-2163(衛生課)
受付時間:月~金(祝日を除く)8:30~17:15

いじめ、不登校、友人関係、性の問題、大人社会への不満など

対象:子ども専用
相談方法:電話、FAX、メール
電話:029-221-8181
FAX:029-302-2166
E-mail:kodomo@edu.pref.ibaraki.jp
受付時間:24時間

いばらき子どもSNS相談(外部サイトへリンク)
学校のこと、友だちのこと、家族のこと、自分自身のことなど

対象:小中高生
相談方法:SNS(LINE)
受付時間:毎日 18:00〜22:00

〇女性のためのこころのオンライン相談@いばらき(外部サイトへリンク)
対人関係、家庭問題など、心の悩みに関する内容全般
  • 公認心理師または臨床心理士の資格を持つ女性相談員が対応します。 

対象:県内在住または県内に通勤通学している女性
相談方法:専用サイトから予約
相談時間:毎月第1、3、5土曜日の13:00~16:00(1回45分まで)
※祝日、年末年始(12月29日~1月3日)は除く

〇こころのSNS相談@いばらき(外部サイトへリンク)

対象:学生でも大人でも、県内在住の方、県内に通勤通学している方ならどなたでも利用可
相談方法:SNS(LINE)
受付時間:毎日 17:00〜22:00
※土日祝日や年末年始も相談可

○いばらきこころのホットライン(外部サイトへリンク)
不登校、対人関係、社会生活、治療上の問題、家庭に関する悩みなど、心の問題全般に関し、相談に応じています。

対象:一般県民
相談方法:電話
受付時間:9時から12時、13時から16時
※祝祭日及び12月29日~1月3日を除く毎日

〇精神保健福祉センター(外部サイトへリンク)
薬物の問題を抱えるご本人やご家族の相談をお受けしています。

相談援助課:電話番号029-243-2870
受付時間:月曜日から金曜日 8:30~17:15
※祝祭日、年末年始(12月29日~1月3日)は除きます。

薬物乱用防止関連情報

団体名 ホームページ URL

茨城県 ホームページ

「薬物乱用防止関係」

 

「市販薬の過剰摂取(オーバードーズ)」

 

https://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/yakumu/mayaku/yakumu/mayaku/mayaku.html

https://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/yakumu/mayaku/yakumu/mayaku/iyakuhinranyo.html

茨城県警察 ホームページ
「薬物乱用って何だろう?」

https://www.pref.ibaraki.jp/kenkei/a01_safety/youth/drug.html

厚生労働省 ホームページ
「薬物乱用防止に関する情報」

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index.html

公益財団法人 麻薬・覚せい剤乱用防止センター ホームページ

https://dapc.or.jp

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは健康づくり推進課です。

保健センター 〒300-1292 茨城県牛久市中央3丁目15番地1

電話番号:029-873-2111(内線1741~1747) ファックス番号:029-873-1775

メールでのお問い合わせはこちら

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