牛久市レッドデータブックについて(2020年8月21日更新)
レッドデータブックってなに?
レッドデータブックとは、絶滅の恐れのある野生生物の種をリストアップし、その生息状況を解説した資料のことです。国際自然保護連合(IUCN)が1966年(昭和41年)に、絶滅の恐れのある野生動物のリストを刊行したのに始まり、その後世界各国で国内版レッドデータブックが作られています。日本では、環境省によって1991年(平成3年)に動物版のレッドデータブックが作られたのを最初に、それ以降、動物版・植物版に分かれて刊行され、調査及び改訂版の編集が進められています。また、地域版のレッドデータブックとして各県でのレッドデータブック作成も盛んで、全国版では把握できない各生物種の分布の詳細、地域型の有無、絶滅の恐れのある種の地域での生存状況、地域の生態系の保存状況など「種の多様性保全」のための基礎資料として活用されています。
「レッドリスト」という言葉がありますが、これは、生息状況やその他の情報なども加えて本としてまとめた「レッドデータブック」に対して使われる言葉で、生物種のリストの部分だけを抜き出したものや、本としてまとまっていなくとも、リストとして公開されているものに対して用いられる言葉です。ちなみに、環境省の最新のレッドリストは、インターネットを使って環境省の生物多様性情報システムホームページから閲覧することができます。
環境省、生物多様性情報システムホームページへのリンクはコチラから
国際自然保護連合(IUCN)
(International Union for Conservation of Nature and Natural Resources)
IUCNは、スイスのグランに本部をおく国際的な自然保護団体で、1948年に創設されました。自然保護にかかわる75の国家会員、108の環境省などの政府機関、760の民間団体が会員になり、181カ国の科学者約10,000人からなるボランティアネットワークの協力のもとに活動しています。
人間が生活に必要な自然・生物の豊かさを守り、自然資源がいつまでも絶えることのなく、公平に上手に利用していくよう、社会に働きかける事を目的としています。
活動としては、絶滅の恐れのある生物をまとめたレッドデータブックを作成して保護を訴えたり、ラムサール条約やワシントン条約など自然を守るための国際条約つくりを進めたりしています。
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