作成日:2004/12/24


頑張れ! スポーツ少年団  スポーツを楽しもう!


スポーツ少年団は、スポーツを通した教育の場です

 スポーツ少年団は、財団法人日本体育協会が「スポーツを通じて青少年の心と体を育てる組織を地域社会の中に作ろう」と昭和37年に創設したものです。そこには「スポーツによる青少年の健全育成」という大きな目標があります。

心も体も健全に

 心も体も発育途上にある青少年にとって、スポーツをすることはとても大切なことです。スポーツは、青少年の心と体の育成を図りながら、自立性や協調性を養い、自然にお互いのルールを生み出す力となります。その力を育てるための場は、生活と結び付いた地域社会の中で、青少年の集団による社会活動の場以外にはありません。すなわちスポーツ少年団は、スポーツを通した青少年の教育の場なのです。

生涯スポーツを目指して

 牛久市スポーツ少年団も創設以来26年を経過し、現在では8競技(サッカー、野球、剣道、ミニバスケット、バレーボール、柔道、空手、ソフトテニス)、31単位団に、延べ約1,000人の子どもたちが元気に活動しています。各単位団の構成は、団員(子ども)、指導者、保護者、そして地域の皆さんとの協力で成り立っています。生涯スポーツの観点からも、生涯健康であることが望ましく、そのためにも子どもたちがスポーツに親しみ、長く続けていくことが大切だと考えます。

さまざまな活動を行うスポーツ少年団

 スポーツ少年団は、主たるスポーツ活動はもちろん、レクリエーション活動、野外活動、スポーツ以外の文化学習活動や社会活動などを取り入れています。ここでは、昨年行われた関東ブロックスポーツ少年大会の様子をご紹介します。

関東ブロックスポーツ少年大会に参加して 牛久市スポーツ少年団常任委員 宮下英彌

 昨年の8月7日から3日間、茨城県中央青年の家(新治村)で開催された「第35回関東ブロックスポーツ少年大会」に県運営委員として参加しました。少年団リーダーが「レボリューション はばたけ 新たな自分」をスローガンに企画運営する素晴らしい大会でした。
 1日目は開会式の後、講義があり、夕食後は歓迎交換会が開かれました。各都県の出し物が披露され、小川町の郷土民芸踊りが一段と喝采を浴びました。2日目は、創作活動が行われ、各自模造紙に自己紹介をし、なかなか面白い企画でした。昼食は飯ごう炊さんでカレーを作り、各班出来栄えを競い、試食していました。午後はウォークラリーで、初めての経験でしたが大変楽しく歩けました。子どもたちにスイカを振る舞ってくれた家もあったようです。夜はキャンプファイヤーを囲み、リーダーが趣向を凝らした演出で、力の限り大きな声を出し、踊っている姿を見てその若さに圧倒されました。3日目は、感想文を作成後、お別れ交換会が行われ、最初は話をしていても、どこかぎこちなさが感じられたのですが、そのうちに皆打ち解けあったのか、会場もにぎやかになり、最後には涙を流す子もいて大変感動しました。
 日ごろ、ほとんどが競技種目の練習に明け暮れておりますが、この大会に参加して感じたことは、牛久市でもこういう若い力を掘り起こし、多いに頑張ってもらいたいということです。群馬県のある町では、町のスポーツイべントをこうしたリーダーたちが企画して先頭に立ち、また町の人たちも大いに歓迎し、一緒に楽しんでいると聞きました。
 私たちもスポーツ少年団の存在を市民の皆さんに理解していただき、小・中学生が全員入団して自分たちのスポーツを楽しみ、かつリーダーとして活躍していただき、これからの地域スポーツの活性化にこぞって参加していただけたらと願っております。
>1 >2 >3 >4 >5 >6 >7 >8