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牛久市が山梨県甲州市とともに日本遺産認定!!(2020年6月19日更新)

牛久市が山梨県甲州市とともに日本遺産に認定されました。

日本遺産牛久シャトー 外観写真 日本遺産宮光園 外観写真
牛久シャトー(牛久市)

宮光園(甲州市)

 

【タイトル】

日本ワイン140年史 ~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~

 

【申請者(◎印は代表自治体)】

◎茨城県牛久市、山梨県甲州市

 

【ストーリーの概要】

国産ブドウを原料とし、日本国内で醸造される「日本ワイン」。その140年にわたる歴史において重要な地位を占めるのが山梨県甲州市と茨城県牛久市です。甲州市は地元のブドウ農家との共存繁栄をはかり、広大なブドウ畑と新旧 30 ものワイナリーを誕生させるに至りました。牛久市の「牛久シャトー」は、ブドウ栽培から醸造までの一貫した工程を構築し、大規模な醸造体制を確立しました。明治の文明開化期、国営では果たせなかったワイン醸造を、それぞれの地域の特性を生かして民間の力で成し遂げたのです。切磋琢磨して日本のワイン文化の広まりに貢献した二つのまちに息づく歴史を知れば、ワインの味わいもより深くなります。

 

【日本遺産とは】

文化庁が平成27年度から創設した制度で、地域に点在する有形・無形の文化財をパッケージ化し、我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」に認定する仕組みです。歴史的魅力に溢れた文化財群を地域主体で総合的に整備・活用し、世界に戦略的に発信することにより、地域の活性化を図るものです。

牛久市の魅力を国内外に発信し、交流促進等による地域の活性化を図るため、牛久市は文化庁が平成27年度から創設する「日本遺産」へ申請を行いました。

文化庁は、「日本遺産審査委員会」における審査を経て、6月19日牛久市をはじめ全国で新たに21件を「日本遺産」に認定しました。これにより、「日本遺産」の認定件数は104件となり、新規認定の募集は今年度(2020年度)の募集をもって当面最後となる見込みです。

 

【牛久市長コメント】

このたび「日本ワイン140年史 ~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~」のタイトルで、山梨県甲州市とともに申請した令和2年度日本遺産が、認定されたことは大変名誉なことで、市民のみなさんと一緒に分かちあいたいと思います。

今回の認定は、牛久市と甲州市が続けてきた地道な交流事業をはじめ、市のシンボルでもある牛久シャトーなどの文化資源の継承を、市民のみなさんと協働で取り組んできたことを、高く評価していただいたものと考えております。

また、今回の認定は、レストランとショップの営業を再開する牛久シャトーの再生にも、大きく寄与するものと確信しております。

これからも、日本遺産を構成する歴史文化資源を活用しながら、広域的・国際的な交流を進め、市民のみなさんとともに、将来にわたって誇りと愛着を持てる魅力的な牛久市となるよう、引き続き全力で取り組んでまいりますので、ご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

 

【甲州市長コメント】

牛久市とともに取り組んできました日本遺産認定に向けての取り組みが、3年目にして結実しました。これまで精力的にご活躍いただいた牛久市長様をはじめ、牛久市議会議員の各位、牛久シャトー並びに関係者の皆さまへ、厚く御礼申し上げます。

わが甲州市はフルーツの一大産地であり、特に勝沼地域のブドウはよく知られているところです。このブドウを原料としたワイン産業は140年以上の歴史を有し、全国一の生産量を誇ります。

そのワイン産業の黎明期において、主導的な立場にあったのが勝沼という地域でした。1300年とも伝わるブドウ栽培の歴史を背景に、明治10年に民間初のワイナリーである「大日本山梨葡萄酒会社」が設立され、会社からフランスへ派遣された二人の若者(高野正誠と土屋助次朗)が本格ワインの醸造法を勝沼にもたらし、さらに勝沼から全国へ本格ワインの醸造が広まりました。

勝沼とは別に、ご当地の神谷伝兵衛翁も、養子の伝蔵氏をフランスへ派遣するなど、急速な近代化が進む状況下に先見の明をもってワイン醸造に取り組み、ついには「日本初のシャトー」といわれる牛久シャトー(牛久醸造場)を創業されました。その雄姿に、勝沼の高野・土屋の両名は日本におけるワイン産業の理想を見たことと思いますし、宮光園を創業した宮崎光太郎はライバル心を燃やしたことでしょう。

牛久市と甲州市は、方法は違えどもわが国のワイン醸造の黎明期を支え、一大産業となした功績を持ちます。今回の日本遺産認定を機に、改めて「日本ワイン」の魁となった先人たちに敬意を表しますとともに、先人たちの功績に光を当てつつ、両市の文化的・経済的な交流と発展に繋げるべく、ともに手を取り進んでいけますよう、改めてお願い申し上げます。

  

【オエノンホールディングス株式会社社長コメント】

このたびは「日本ワイン140年史 ~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~」の「日本遺産」認定、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

1903年に日本初の本格的ワイン醸造場として開設された牛久シャトーは「日本ワイン」の草創期に、フランスのワイン醸造場をモデルに、ボルドー地方の技術を用い、葡萄の栽培からワインの醸造・瓶詰めまで一貫して行なっていました。そしてまもなく、3年後の2023年には開設120周年を迎えます。

牛久シャトー旧醸造場施設の歴史的価値については、2007年の「近代化産業遺産」認定、2008年の「国の重要文化財」指定と、これまでも非常に高く評価されてまいりました。

このたびの「日本遺産」認定により、牛久シャトー旧醸造場施設の、文化財としての価値だけでなく、歴史的経緯や地域の風土など「日本ワイン」の発展を語るストーリーが広く発信され、牛久市ならびに甲州市の地域活性化の一助に牛久シャトーが活用されることを強く期待しております。

今後の牛久市ならびに甲州市のご発展をあらためて心よりお祈り申し上げます。

 

牛久市観光協会 牛久シャトー紹介ページはこちら
http://www.ushikukankou.com/page/spot/ushiku-chateau.html

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは未来創造課 文化財・シャトー活用推進室です。

牛久シャトー内 〒300-1234 牛久市中央3-20-1

電話番号:029-874-3121 ファックス番号:029-874-3441

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