市政情報

指導課(2020年4月13日更新)

牛久市学校教育指導方針

1. 安全・安心・連携

(1)安全・安心な学校づくり

  • 幼児・児童・生徒・地域の実態に合った危機管理マニュアルの見直しを通して,実行可能な危機管理体制を継続する。
  • 震災から学んだことを危機管理マニュアルに反映し,実際の災害時に機能できるよう,全職員で共通理解し実践できるようにする。
  • 児童生徒の登下校の安全確保については,通学路の危険箇所の見直しを実施するとともに,地域の見守りボランティアの方々やPTA,警察署等からなる地域安全協議会を組織し,地域ぐるみの安全体制づくりを進める。
  • 犯罪被害にあわないためのスキルトレーニングを通して,幼児・児童・生徒に実践的な自己管理能力を育成する。
  • 学校ファイリングを通して,文書の効率的な管理と個人情報の保護に努める。

(2)子どもを守り育てる地域との連携

  • 災害時における引き渡し訓練を実施し,保護者に引き渡せない場合の児童生徒の対応を事前に行政区自治会等に協力を依頼するなど,有事における危機管理体制を構築する。
  • 牛久市の学校職員としての自覚を持ち,牛久市の未来を担う児童・生徒を育成するために,積極的に市の歴史や市政に目を向け,地域の声に耳を傾ける。
  • 地域の夏祭りなどの行事に幼児・児童・生徒が関心を持ち,自ら参画して企画・運営するなど,行政区自治会等と教職員・PTAが連携し教育活動を推進する。

(3)開かれた学校づくり

  • 学校評議員等に積極的に学校の情報を提供し,外部評価者からの情報発信の協力を得ながら,学校の信頼性を高めていく。
  • 学校教育コーディネーターの活用とともに教職員自らが地域と関わり,地域の新たな教育資源の開発に努める。
  • 地域のボランティア活動や奉仕体験活動,高齢者の方との交流への参加を積極的に呼びかけることで,地域社会に貢献できる人材を育成する。
  • 学校便りやホームページを充実させ,自校の自主的な教育活動の取り組みを積極的に発信する。

2. 学力向上

(1)すべての幼児・児童・生徒に学びを保障

  • 学び合いの授業を通して,認め合い助け合いの相互協力を確立する。
  • 自分と異なる考えを尊重し,自分の考えを深める話し合い活動を充実する。
  • 教師と子ども,子ども同士が聴き合う関係,学び合う関係を築き授業改善を目指す。
  • 「学習の手引き」により学習の仕方を指導するだけではなく,家庭の協力を得て,児童生徒一人一人の家庭学習の習慣化を図り,学力を向上させる。

(2)学ぶ楽しさや感動が実感できる授業

  • ねらい,身に付けさせたい資質や能力を明確にした指導計画・授業計画を立てる。
  • 児童生徒の興味・関心を引き出す課題や,生活と関連した課題を提示することで意欲的に学習に取り組ませる。
  • 具体物を積極的に取り入れ思考させたり,説明させたりして思考力・表現力を養う。
  • 問題解決型の授業展開を推進し,思考力を高めると共に,活用力を育てる。
  • 話合活動や練り上げ・もみ合いの全体討議を設定し,互いに聴き合い,学び合うことで考えを深める工夫をする。
  • 少人数指導員,スクールアシスタント等と一体となり,効果的な授業の展開をする。
  • 思考力・判断力・表現力を育成するため,レポート指導(論述)や生きたノートづくり等を工夫するなど,学習全般に書く活動を取り入れる。
  • 小学校の高学年を中心として,教科の専門性を活かした,交換授業や教科担任制を積極的に取り入れる。
  • 英語指導講師を効果的に活用し,積極的にコミュニケーションを図る態度を育成し,言語・文化に対する理解を深める小学校外国語活動の授業展開を工夫する。
  • 体力の現状を把握し,体育の授業においては運動量を確保するとともに,体つくり運動などを通して体力の向上を図る授業の展開を工夫する。
  • 学校図書館,地域教育資源,外部地域人材,コンピュータ等を活用し,より効果的な授業を展開する。
  • 各教科等において,我が国や郷土の文化や伝統を理解し,それを継承・発展させるための教育を充実させる。

(3)PDCAサイクルによる授業力の向上

  • 各教科の特質,評価の観点,評価基準,評価場面,評価方法,児童生徒の自己評価や相互評価等の工夫・改善し,児童生徒の評価を適切に行い指導に生かす。
  • 外部講師を招くなど,校内研修を計画的・継続的に行い,すべての教師が同僚に授業を公開し,研究協議し,互いに学び合う中で教師としての資質向上や協働意識の構築を目指す。
  • 県学力診断テスト・体力テストの結果の良さ・悪さを解析し,教科や学年部会を通して日々の授業改善に努める。
  • 幼児・児童・生徒の学びの実態に即した協議を組織的に行うことにより,自らが学ぶための授業になるよう常に工夫改善に努める。
  • 1年間の自己の研究成果をまとめることを通して,個人の資質能力を高め,県や市の教育論文へ積極的に応募する。

(4)幼児期からの情緒の安定と学力・個性の伸長

  • 幼児教育支援事業における研修等を通して,幼稚園や保育園の教育を充実させることで,人と関わる力を身に付けさせ,学力の向上に繋げる。
  • 幼稚園・保育園,学校が連携を密にし,情報を交換することで,入学当初より個に応じた指導を充実させる。

3. こころの教育

(1)学年・学級経営の充実

  • 自園校の課題を幼児・児童・生徒に積極的に投げかけながら,自ら解決しようとする活動を積極的に取り入れる。
  • 係活動や当番活動を充実させ,児童・生徒に集団の一員としての自覚を持たせる。
  • 「朝の会」や「帰りの会」,「給食の時間」の内容を工夫し充実させることにより,園児,児童生徒の好ましい人間関係の構築を図る。
  • 学校生活に活力と感動をつくりだす学年・学校行事の工夫改善に取り組む。

(2)不登校・いじめの未然防止・早期発見

  • 教育相談等を積極的に取り入れることで,確かな生徒理解に基づく信頼関係を構築する。
  • 教師が,「いじめはいつでも誰にでも起こる」「いじめは絶対にしてはいけない」という強い意識と姿勢を持ち続け,学級や学年を経営する。
  • お互いを認め合い助け合う授業を展開することで,児童生徒一人一人の自己肯定感を高めるとともに,学級における一人一人の居場所づくりに努める。
  • 構成的グループエンカウンターや学校生活スキルトレーニング等,人間関係を構築するための活動を積極的に取り入れ,不登校の未然防止に努めると共に,いじめ・虐待等の調査を随時実施し,児童生徒の悩みの早期発見,早期解決に努める。
  • 幼保小中,児童クラブ,きぼうの広場,児童福祉課の相互連携により,いじめ・不登校,問題行動への適切な対応に努める。
  • 特別支援教育の研修を推進し,全職員が一人一人の児童生徒の見取りや支援計画の作成に携わることで不登校や問題行動に対する教師の対応能力を育成する。

(3)道徳教育の充実

  • 各教科等や総合的な学習の時間,学校行事などとの関連を明確にした道徳教育の全体計画を作成すると共に,学校教育全体で行う道徳教育を「補充・深化・統合」する道徳の時間を工夫する。
  • 児童生徒が感動できるような教材の開発や活用をすることで,魅力ある道徳の授業を展開する。
  • 各教科等や総合的な学習の時間での様々なこころの体験と結びつけた道徳の授業を展開し,児童・生徒の道徳的実践力を養う。
  • 学年及び学級で道徳の日常化を図り,こころの教育の重要性を共有し,命を大切にする教育を推進する。
  • 保護者や地域の方々に積極的に道徳の授業を公開することで家庭と地域,学校が一体となってこころの教育を推進できるようにする。

(4)各教科,総合的な学習の時間,道徳,特別活動の関連

  • 児童会活動や生徒会活動等の自治的活動を活性化させることで,児童生徒一人一人の自立を目指すと共に,仲間を思いやる心を育てる。
  • 児童・生徒の実態等を考慮し,指導の効果を高めるため,合科的・関連的な指導を進める。
  • 各種全体計画や年間計画に,様々な社会奉仕体験活動やボランティア活動を組み入れていく。
  • キャリア教育における年間計画を作成し,各学年における目標を明確にし,小学校での自然体験活動や中学校での職場体験学習をより一層充実させることで,児童生徒に夢を持たせると共に,自らの意思と責任で進路を主体的に決定できる能力を育成する。
  • 様々な人権課題に関する理解と認識を深めるための研修に取り組み,児童・生徒の人権意識や男女共同参画の意識を高める指導の工夫を図る。
  • 担任と養護教諭や栄養職員が連携して授業を展開するなど食に関する指導の体制を確立し,望ましい食生活習慣を身に付けさせることで,豊かなこころを育成する。
  • 専門家を招聘し,親子対象の講習会等を開催することで,学校と家庭が一体となって児童・生徒に正しい情報モラルを身に付けさせる。
  • 平和使節や平和集会に積極的に参加させることで,命を大切にする心や思いやりの気持ち,そして世界の平和を願う心を育てる。
  • 小学校においてはEM菌を用いて,中学校では生ごみ処理機により給食残渣の堆肥化を実施し,循環型社会の構築をめざす。
  • 学校ビオトープから始まるまちづくり事業や総合的な学習の時間の授業において,環境教育の充実を図る。

(5)幼保小連携・小中連携

  • 幼稚園や保育園,小学校間で情報交換を密に行うことにより,いじめ,不登校,虐待,問題行動の早期発見,早期対応に努め,こころの教育の推進にする。
  • 各中学校区単位で授業交流(交換授業や合同研修会)に取り組む。
  • 総合的な学習の時間等で学習したことの足跡を残し,次学年そして小学校から中学校に引き継ぐことで,学びの連続性を持たせる。
  • 行事や部活動,学習の決まりや家庭学習の仕方,生徒指導面での決まりの共通理解をすることで,児童が中学校入学後,スムーズに中学校生活を送れるよう支援する。
  • 市内全校・園を対象とした巡回相談や小学校区ごとの地区幼保小連絡会議により,幼保小の連携を推進し,幼児からの教育の充実を目指す。

(6)児童生徒の文化的,芸術的感性の育成

  • うしく現代美術展,オペラや演劇等の芸術鑑賞などに積極的に参加させ,作品のよさや作者の考えに触れる機会をつくり,感動・共感できる感性を育む。
  • 市の音楽会や校内合唱コンクールに意欲的に取り組ませることで,絆を大切にする心を育てる。
  • 朝の読書活動や学校図書館,学校図書館ネットワーク事業の物流システムを活用することによって,読書の楽しみを体験させ,感動する心,知識を獲得することの喜びを体感させる。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは教育支援課です。

ひたち野リフレビル5階 〒300-1207 ひたち野東1丁目33番地6

電話番号:029-873-2111(内線3311~3316) ファックス番号:029-873-1238

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