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話題  街にひろう


いい土になりますように   学校給食ゼロエミッション事業

 奥野小学校と向台小学校では、ほかの小・中学校に先駆けて「学校給食ゼロエミッション事業」を実施しています。これは、給食の残飯から作ったたい肥を利用して農作物を栽培し、ごみの減量化と循環型社会の構築に役立てようと行っているものです。
 3月4日、奥野小学校の6年生がたい肥を畑にまきました。1月の中旬にバケツに入れた残飯は、EM菌と混ぜ合わされ発酵していました。発酵臭で「ちょっと臭い」という声があったものの、子どもたちはくわやスコップで、一生懸命にたい肥と土を混ぜ合わせていました。参加した押野友美さん(小坂町)は「自分たちの残したものなので、自分たちでリサイクルできてよかった」と満足そう。作物を作る原点は種をまくことではなく、土を作ること。作物作りの第一歩を手掛けた6年生は、栄養たっぷりの土を後輩に残し、卒業していきました。

中学校でも卒業式  下根中学校では139人が卒業

 3月11日に市内の中学校で卒業式が行われました。下根中学校では、校長の大野繁先生から139人の卒業生一人ひとりに卒業証書が授与されました。(上写真)
 卒業生代表の青木優さん(岡見町)は「力を合わせて頑張った体育祭や華秋祭(文化祭)での汗と涙は、一生忘れません。これからはそれぞれ違った道を歩いて行きますが、中学校で学んだことを身に携え、困難に立ち向かっていきます」と3年間の中学校生活を振り返りながら、将来の抱負を語りました。
 今年は市内の七つの小学校で668人、五つの中学校で731人が卒業証書を手にし、旅立ちの春を迎えました。

スポーツ頑張ってます!日本一を目指して

 2002年に各競技で活躍した県内スポーツ選手に贈られる県体育協会・県教育委員会褒状授与式が2月に行われました。前号に続いて、「県教育長賞」を受賞した選手を紹介します。

レスリング 南伸吾君(南)・向台小学校5年

 去年の7月、大阪府で行われた「全国少年レスリング選手権大会」の4年生の部30kg級で2位になった南君(写真右)は、5歳の時からガメラレスリングクラブでレスリングを続けています。指導するのは、全日本選手権4位の経歴を持つ藤田征宏さん(神谷)。藤田さんは南君について「手足が長いし、バランスもいい」と期待を寄せています。小学2年生のときは全国大会ベスト8、3年生では同3位、4年生では同2位と年を重ねるごとに成績を上げている南君。「今年こそは優勝したい」とさらなる飛躍を誓っています。

短剣道 小松澤拓矢君(南)・牛久南中学校3年

 去年の8月に行われた「全日本少年武道錬成大会(短剣道の部)」で3位に輝いた小松澤君は、中学1年のときに短剣道を始めました。素早い動きが要求され、体力が必要な短剣道。小学生のころから剣道を続けていることもあり「姿勢が良く、体勢が崩れないのが強み」と話すのは指導者の遠藤守さん(阿見町)。県の国体強化選手にも選ばれている小松澤君は「練習した技が試合で決まったときが一番うれしい。去年の3位という結果には満足していないので、今年は優勝を目指したい」と張り切っています。

多発する犯罪を抑えよう

 市内での刑法犯の発生が年々増加していることから、市ではこのほど「牛久市防犯サポーター制度」を発足させました。
 防犯サポーターは、毎日2人1組で市内を巡回し、市民に防犯意識の浸透を図るとともに、犯罪が起きにくい街にしようとするものです。防犯サポーターの活動が地域の隅々まで浸透し、「自分の安全は自分で守る」意識が芽生えることで、多発する犯罪の抑止が期待されています。

茨城県下水道促進週間コンクール作品に知事賞準特選入賞

 17,790作品もの応募があった平成14年度の茨城県下水道促進週間コンクールで、新聞部門の知事賞準特選に中根小学校の栗山湧気君が選ばれました。栗山君は、知事賞に入選した杉山一美さん、小林賢太君と共に2月19日に行われた表彰式に参加しました。また、そのほかにも市から多数の入賞者が選ばれました。

【新聞部門】

知事賞準特選 栗山湧気(中根小)

知事賞入選  杉山一美(中根小)、小林賢太(中根小)

佳 作       田光 純(中根小)、田澤菜摘(中根小)

【作文部門】

佳 作     西 恵理子(中根小)、中島諒太(牛久二中)、佐藤麻衣(牛久二中)

牛久市体育協会加盟団体次々と受賞

牛久走友会ウオーキング部、リズム体操クラブ、うしくゴールデンボーイズ
 2月13日、県庁で行われた平成14年度県民健康づくり表彰式で、牛久市体育協会加盟の牛久走友会ウオーキング部とリズム体操クラブが「健康いばらき21元気アップ優秀賞」を受賞しました。
 牛久走友会ウオーキング部は23年、リズム体操クラブは15年にわたる市民を対象にした日ごろの地道な活動が認められました。会員数100人を擁する牛久走友会ウオーキング部は教室開催のほか、県内でも有数な会として活動を継続、健康づくり、市民交流の場としても貢献しています。一方、リズム体操クラブは高齢化社会を迎えて「自分の健康は自分で守る」をモットーに健康体操を通して市民に期待される余暇活動、仲間づくりをしてきました。同クラブの木ノ上体育協会副会長は「受賞はクラブの方々の努力と協力の結果です。これを機にますます精進していきたい」と喜びを語ってくれました。

 なお、2月8日には茨城県武道館でうしくゴールデンボーイズ(監督:中根真澄氏)が「平成14年各種全国体育大会等における優秀選手等の褒状」を受賞して、生涯スポーツを通して生きる喜び、融和、親睦、健康保持の努力の末勝ち取った、昨年の全国還暦軟式野球大会準優勝の栄誉をたたえられました。

親子でテニスにチャレンジ

 3月15日、牛久運動公園体育館で市生涯学習課が実施しているキッズトレーニングの一環である「親子ふれあいテニス教室」が開催されました(上写真)。キッズトレーニングとは、小学生を対象に毎週土曜日に市内の各小学校でNPO日本スポーツ振興協会の方を講師に招いて、体を鍛えながら自分に合ったスポーツを見つけるためのトレーニングをしたり、バドミントンやテニスの基礎プレーの練習をしたりしているものです。
 今回の「親子ふれあいテニス教室」は子どもたちと地域住民との触れ合いを目的に開催され、約50組の親子が参加しました。参加者は4つのグループに分かれ、動体視力、ラケットワーク、フォアハンド、バックハンドなどの練習に励みました。講師のNPO日本スポーツ振興協会の沼尻さんは「子どもたちが遊びの中から自分に合ったスポーツが見つけ出せるといいですね」と話していました。

エジプトの発掘はやめられない  吉村作治氏が講演

 3月9日、市民センターで平成14年度中央公民館講座合同閉講式が行われ、記念講演会としてエジプト考古学で有名な吉村作治氏(早稲田大学教授)が講演しました。(下写真)
 「古代エジプト文明の魅力」と題したこの講演会で吉村氏は「考古学で必要なのは、忍耐力、勘の良さ、失敗を恐れないこと。そしてやはり(発掘)現場が一番面白い」と考古学の魅力について話をしました。今後は、ピラミッドの地下2階部分の発掘調査を控えており「すごいものがきっと見つかるはず」と期待と意欲を力強く語っていました。

圏央道(首都圏中央連絡自動車道)が開通、記念イベント開催

 圏央道のつくばJCT(ジャンクション)からつくば牛久IC(インターチェンジ)までの区間(延長1.5Km)が、3月29日に県内で初めて開通し、常磐道への連絡が便利になります。また、これに併せて国道6号牛久土浦バイパスの国道408号(つくば市大井)から学園西大通り(つくば市稲岡)までの区間(延長2.3Km)が同時開通しました。それに伴い、3月21日にひたち野うしく駅東口で記念イベント「いばらき・まちみち・フェスティバル」が開催されました。シャトルバスでの開通区間の見学会や、バリアフリー体験、土浦市・つくば市・牛久市の物産展、牛久かっぱ太鼓などが繰り広げられました。(左写真)


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