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市民特派員レポート

あなたの男女共同参画社会の理解度は!

講演会とフォーラム2003    広報うしく市民特派員 飯塚寿子

去る1月19日、牛久市民センターにて三市(牛久・取手・龍ケ崎)合同による、向井万起男さんの「女房が宇宙を飛んだ」の講演会がありました。悪天候にもかかわらず、大盛況で立ったまま聞いている方も多く(事務局発表1,380人)、会場は向井さんのユーモアを交えた話しぶりに終始笑い声が絶えず、和やかな雰囲気でした。
 「やりたいことはやりなさい」と、配偶者や彼氏に言ってもらえる女性はどのくらいいるのだろうか。ほんとうに共通理解のもとにできているのだろうか。社会的にも家庭においても、潜在的差別は意識しなければなかなかなくならないと思うのです。 まだまだクリアしていかなければならない課題は多く、10年ほど前から、男女共同参画社会の文字を目にしましたが、次世代への橋渡しが今、問われる時なのではないでしょうか。(写真:向井万起男さん)

小学生も参加した「男と女のフォーラム2003」同日小ホールにて!

 会場いっぱいに「いかに人を引き付けるか」を競うように創意工夫された作品が展示され、にぎわいを見せていました。食生活から福祉・交通安全・環境・国際交流・行政問題まで、さまざまな分野のパネルが展示され、中にはアンケートに答えると、おまんじゅうや小物がもらえるブースもあり、皆さん楽しんでいる様子でした。
 16団体の参加でしたが、今回特に興味を持ったのは、中根小学校と牛久南中学校の展示でした。大人の団体に交じっても児童・生徒の作品は決して引けを取らず、むしろテーマに一番似つかわしい作品のように感じました。
 牛久南中学校の『男の料理コンテスト・子育てQ&A〜私たちのアイディア』はまさに男女共同参画推進のモデルになるような発表で、たくさんの人が足を止め、詳細に書かれたファイルを熱心に読んでいました。
 いつも思うことですが、催事はそれ自体を見ることが目的ですが、それ以上に大事なことは、交流と人の輪だと思います。会場のあちこちで、あいさつの向こうに笑顔がたくさん見えました。
 ただそれとは別として、取手に住んでいる知人から「講演会が終わってから見ようと思ったが、一度に入口に集中してしまい、帰る時間も考えないといけないので、見ることができず残念だった」との言葉がありました。もろもろ考慮されて決められたことと思いますが、遠方から参加される人のことを考え、閉鎖時間に、もうひと工夫が必要であったのではないかと思いました。(写真:中根小学校と牛久南中学校の展示は、多くの人が足を止めました。)


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