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地域安全コーナー


みんなでつくろう安心のまち

市内の犯罪の中で最も多い窃盗犯

 窃盗犯は、昨年1年間の刑法犯認知件数(警察で把握している件数)1,732件のうち、1,459件もありました。内訳は、乗り物盗が約3分の1の494件、家屋への侵入盗が310件、そのほかひったくりや部品盗などが655件でした。防犯対策として、乗り物盗についてはツーロック(2つのかぎを掛ける)が基本ですが、今回は特に急増している『空き巣狙い』についてお知らせします。

防犯のポイント

★かぎは小まめに掛ける。
★玄関などの開き扉に本締型の補助錠を取り付ける。(ガラス入りのドアの場合は、手の届かない位置に補助錠を付ける)
★ドアと戸枠のすき間がある場合、すき間をカバーする「ガードプレート」を取り付ける。
★引き違い窓の場合、サッシの上部などに補助錠を取り付ける。
★不審な人を見かけたら声を掛ける。(近所の方と連帯意識が必要)

※そのほか、以下のようなことも考えられます。

一戸建ての場合 

侵入手口

○1階の窓からの侵入(ガラスを破る)
○1階トイレの高窓からの侵入
○施錠した玄関からの侵入(ピッキング、または明かり取りガラスを破る)
○2階ベランダのガラス戸からの侵入(無締まりやガラスを破る)

防犯対策

★窓ガラスを割られないように合わせガラスにする。
★目隠しのための植栽や塀などはなるべく低くして見通しを良くする。
★ベランダの囲いを格子状にし、外部からの見通しを良くする。 
★トイレや浴室などの高窓に面格子を取り付ける。
★立木や塀、物置など足場になるものは、取り除くか、登れないようにする。
★センサー付きスピーカー、センサー付きライトを取り付ける。

マンション・集合住宅の場合

侵入手口

○1階住居の窓からの侵入(ガラスを破る)
○2階住居の玄関から合鍵で侵入(メーターボックスから合鍵を探し使用)
○ベランダからの侵入(屋上から最上階のベランダへ降りガラスを破る)
*犯人は、侵入の際にエレべーターや非常階段を堂々と使用します。

防犯対策

★エントランスに防犯カメラやオートロックシステムを取り付ける。
★ガラス破壊センサーとサイレンを取り付ける。
★威嚇灯を取り付ける。
★かぎは玄関(メーターボックスなど)付近に置かない。

犯罪を見たら 聞いたら

竜ケ崎警察署 電話 0297-62-0110
牛久地区交番 電話 029-872-0014
牛久駅前交番 電話 029-873-0110

放置自転車移動しました

 2月10日・13日に牛久駅およびひたち野うしく駅前の放置自転車を移動しました。放置自転車の保管期間は2カ月間です。
 お心当たりの方は,市交通防災課までお問い合わせください。


自分の命守れますか? とっさの災害にあなたならどう動く


広報うしく市民特派員 小原靖三

うしく防災ワールド2003開催

 2月2日、市民センターにおいて「うしく防災ワールド2003」が開催された。スローガンは〜地域の安全は地域ぐるみで守ろう〜。災害は身近な問題でありながら忘れたころにしかやってこない…だけに市民の関心も散漫なのか、参加者は昨夏の「交通安全フェスティバル・環境フェスタ」に比して少なく寂しい印象を受けた。奇しくもその日は、スペースシャトル・コロンビアの事故のニュースが世界中を駆け巡り、災害の突発性と恐ろしさを再認識した日であった。

「家庭と地域の防災対策」講演会

 メイン会場では「阪神大震災に学ぶ『家庭と地域の防災対策』」と題して、防災システム研究所所長の講演が行われた。誰にもどこにも災害遭遇の可能性がある前提で、地震発生直後の被災地神戸での救助活動の体験と専門家の眼で観察した被害の実態が生々しく語られた。死亡者の大半が家の下敷きのまま焼死した事実から、私たちが通常避難訓練で学ぶ「まず机の下」というのは間違いであり、古い家の場合「まず脱出」が先決である。また、救助活動には、のこぎりやジャッキのような道具が必要であり、混乱の中でその道具を使っての救助は、向こう三軒両隣の力に頼るしかない。訓練で教わる「まず避難」優先では、残された者は誰が救うのか!など、「逃げる防災でなく戦う防災」を体験者の立場から提言された。筆者も宮城沖地震のとき、壁や天井がはがれ落ちる恐怖に、机にしがみつく以外に何もできなかった。突然襲ってくる災害にはとっさの判断、すなわち訓練の常識を超えた臨機応変な対応がキーポイントとなろう。トイレ対策やコンビニの営業継続努力も、住民の不安解消に大いに役立つと触れられた。

展示・体験コーナー

 体験コーナーでは、消防はしご車や起震車の試乗や煙ハウスでの模擬体験ができ、はしご車には順番待ちの行列が続いた。私もせっかくのチャンスとチャレンジしたが、体験の蓄積は防災意識を高めるのに役立つと実感する。地上40メートル、絶景だが真下を見ると足が震える。マンションの14階に住む私は真剣だ。起震車の震度は、神戸大震災と宮城沖地震のシミュレーション。実際の体験から心の準備があっても、強烈なドンドンという突き上げと震度7の横揺れには、テーブルごと持って行かれそうだ。子どもがテーブルの下にへばり付いて恐怖の声を上げているが、本当の地震では下に潜ることすら至難の業である。煙体験ハウスの中は全く何も見えない。指導員のアドバイスで地面をはうような低い姿勢をとると、なるほど少し先までうっすらと見える。壁に沿ってやっとハウスの外へ。後に続く家族も目をしばたたかせたり、ハンカチを口にゴホンゴホンとむせながら脱出してくる。お父さんに催促されても、しり込みして、一緒に入らない幼児もいる。それぞれが楽しみながらも真剣に参加しているのは素晴らしいと思う。

震度6強・・・立っていられない!(起震車) 煙充満・・・なにも見えない!煙体験ハウス

突然の災害への心構え

 スペースシャトル・コロンビアの事故も、発生まで誰も予想しなかった。地震などの災害は、まさしく忘れたころ突然やってくる。そして人の生命や財産を容赦なく奪い、時にはコミュニティや大都市をがれきの山にするほど膨大なエネルギーを持つ。あなたはそれに対抗する知恵や力を持っていますか?備えは充分ですか?まずは一人ひとりが自分の身を守ることを意識し、次に最愛の家族や地域の仲間たちのことを考えるところから始めませんか。


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