作成日:2004/02/27


話題 街にひろう


買い物上手になれるかな? デイサービス「モア」で買い物学習

 「いらっしゃいませ、安いよー」室内に元気な声が響きます。知的障害者の社会的自立を支援するデイサービス「モア」(田宮、NPO法人おおぞら)で二月七日、利用者たちが買い物の学習のため、売り手と買い手に分かれて模擬店を開きました。文房具屋、おもちゃ屋、楽器屋などのお店には、利用者が自分で作った品物がたくさん並んでいます。お金も自分たちの手作りで、一人2,500円のお小遣いです。「これ、ください」「はい、500円です」「まけてもらえませんか?」にぎやかな会話が聞こえます。
 「モア」の利用者は現在52人で、スタッフは常勤の2人を含め、主婦や学生など計10人。その中の一人、流通経済大学四年生で四月からは特別養護老人ホームへ就職するという増山裕子さん(取手市)は、この仕事を始めて9カ月。「週に二日くらいですが、毎週ここへ来るのが楽しみ」と張り切っています。昨年の3月に美浦養護学校を卒業した大西恭平さん(上柏田)は、「モア」の利用者であると同時に午前中はスタッフとして働いています。仕事は、受付、郵便物の整理、買い物、清掃など。字がとても丁寧で、郵便局の職員からは「とても読みやすい」と褒められるとのこと。事務局長の渡辺惇さん(さくら台)は「現在、利用者の中でスタッフとして働いているのは大西さん一人だけだが、今後はできるだけ多くの人にいろいろな仕事を任せていきたい」と話しています。
 また、「モア」では利用者たちが音楽活動を行っており、練習の成果を発表する場を探しています。連絡先は、デイサービス「モア」(電話872−7581まで。

愛は牛久を救う 24時間テレビからリフト付きバス寄贈

 二月六日、市総合福祉センターの知的障害者デイサービスセンターわくわくに、新しいリフト付きバス(車いす二台と八人乗りの計十人乗り・右写真)が到着しました。
 昨年五月、日本テレビの「24時間テレビ愛は地球を救う・チャリティーキャンペーン」に応募し、全国からの応募(総数2,413件)の中から選ばれ、寄贈されたものです。
 このチャリティー事業は、テレビの特性を最大限に活用し、高齢者や障害者、さらに支援の行き届かない国など、福祉の現状を視聴者に知らせ、思いやりのあふれた世界をつくろうと募金を集めているものです。
 この車は、知的障害者デイサービスセンターわくわく利用者の自宅付近までの送迎や野外活動に使われます。

十両昇進を目指し、三月場所に挑む 牛久市出身の力士、萩原 (鳴戸部屋)

 牛久市出身の力士、萩原(本名・萩原寛)が一月の初場所で幕下全勝優勝を果たしました。十七歳六カ月での幕下優勝は、貴花田(後の横綱貴乃花)、富樫(後の横綱柏戸)に次ぐ歴代三位の若年記録です。
 スピード出世で一躍脚光を浴び、若手のホープと期待される萩原が、今月十四日から始まる三月場所で十両昇進を狙います。
 萩原は、昭和六十一年生まれ。子どものころから体が大きく、少年野球に熱中し、中学校でも野球部に所属していました。
 相撲を始めたのは、小学二年生のとき。相撲好きの父、貞彦さんに勧められ、地元の相撲大会に出場しました。「最初はいやいや出場した」という萩原も、持ち前の大きな体で勝ち星を重ね、小学四年生からは強豪ひしめく「わんぱく相撲」の地方予選を勝ち抜き、三年連続で全国大会に出場しています。
 力士になろうと決めたのは中学二年生のころ。テレビで角界一けいこ量が多いという鳴戸部屋を知り、休みの日を利用して部屋を見学し、平成十四年三月、中学校の卒業式前に入門しました。
 近ごろは、親方らがスカウトして入門してくる力士がほとんどという中にあって、萩原は中学卒業と同時に、自分から積極的に入門してきた「たたきあげ」。相撲っぷりも、力強い強烈な突き押しの本格派。スピード出世で、周りから騒がれることについては「特に意識していない」と冷静。次の場所でも「前へ出る自分の相撲を一番一番取るだけ」と静かに闘志を燃やしています。

萩原(本名:萩原寛・はぎわら ゆたか)

生年月日: 昭和61年7月3日兵庫県芦屋市生まれ。2歳時に龍ケ崎市、中学2年生時(平成12年)に牛久市さくら台へ転入。
身長: 185センチ  体重:140キロ
鳴戸部屋(千葉県松戸市): 師匠は鳴戸俊英親方(元横綱隆の里)。若の里を筆頭に3人の関取を含む23人の力士が所属。(平成16年2月現在)
※ 先場所幕下18枚目で優勝した萩原は、3月場所での幕下上位の番付が確実。この場所で好成績を収めれば、5月場所での十両昇進が有望となりそうです。

「生け花」で国際交流 「香港アジア華展」に出展

 一月三十日から二月一日まで、香港で「第一回香港アジア華展」が開催され、勝呂和紅さん(南)、横溝州星さん(田宮町)らが作品を出品しました。
 この催しは、生け花という日本の文化を通して、日本と香港の文化交流を図ろうと開催されたものです。日本からは50人、香港からは55人の作品が展示され、毎日約3千人の人々が訪れた盛大なものとなりました。

子どもたちの安全を見守ろう 岡田小でウォーキングパトロール隊発足

 2月5日、岡田小学校で「ウォーキングパトロール隊発会式」が行われました。(左写真)
 これは、児童の安全な生活環境を願って、保護者や地域の方から児童の登下校などの安全に対して情報を提供してもらい、地域が一致団結して安全に取り組もうと、同小学校PTAによって企画されたものです。パトロール時には、「ウォーキングパトロール」と書かれた腕章を付け、主に児童の登下校時(午前七時〜八時、午後二時〜五時)を目安に隊員の都合の良い時間に自由にウォーキングを行っています。小松崎禮二校長が、「腕章を付けた方々が、みんなの安全を見守ってくれています。会ったときには、感謝の気持ちを込めて、元気よくあいさつしましょう」と児童たちに呼び掛けました。また、小松崎伸PTA会長は「自分たちは、地域の方々に支えられているのを忘れないでください」とあいさつしました。問い合わせは岡田小学校(電話872−0304)まで。

アイデアいっぱいのソーラーカーを製作中 牛久市少年少女発明クラブ

 科学的、独創的な発想で創作活動を行おうと、向台小学校で昨年六月に発足した牛久市少年少女発明クラブ。今年度は三十人の子どもたちが、小型モーターを使った電動たわしや、ヘリウムガスを入れたビニール袋にプロペラを取り付けた飛行船など、さまざまな創作活動を行ってきました。
 十月からは、エネルギーについての講習を受けながら、ミニチュア・ソーラーカーを作りました。今度は、実際に人が乗れるソーラーカーにチャレンジしています。
 当クラブでは、来年度のクラブ員を募集しています。申し込み方法は、 リンクページ をご覧ください。

調理の工夫で低カロリー

 食生活を見直して、市民の健康維持を図ろうと二月十九日、市保健センターで糖尿病予防のための料理講習会が行われました。
 これは牛久市食生活改善推進員連絡協議会の主催で行われているもので、同会員(ヘルシーメイト)らが、アイデアを出し合いながら、新しいメニューを紹介しています。
 今回のメニューは、豚ヒレ肉のヨーグルトソースカレー風味、水菜とキノコのサラダ、野菜スープ。これにご飯を加えて一人分四〇八キロカロリー。チーズケーキ一個(約一四〇グラムで四三五キロカロリー)とほぼ同じとのこと。
 参加者の一人、斉藤美津子さん(神谷)は、「料理のレパートリーを増やそうと参加しました。身近な材料でできるのがいい」と満足そう。同協議会会長の神戸礼子さん(小坂町)は「今後は、子どもの食育にも力を入れていきたい。食育は、情操教育にもつながるはず」と話しています。

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