くらし・手続き
牛久市内の河川における放射性物質の測定結果について(第4回 平成26年6月12日公開)(2022年4月19日更新)
牛久市内の河川における放射性物質の測定結果について(第4回)
牛久市では、小野川および稲荷川を始めとする市内河川の放射性物質汚染を継続して調査しています。今回、第4回目の調査を平成26年5月9日から平成26年5月12日にかけて、川の水と川底の泥のサンプル採取、および採取地の空間線量率の計測を行いました。その結果について公表いたします。
1 調査概要
(1) 調査地点
牛久市内の10河川における橋梁下など22地点 (詳細別図)
22地点の内、刈谷川(稲荷川合流地点)、柏田川、結束川、太田川(各小野川合流地点)および乙戸川(久野上橋)の5カ所は泥が無く採取できませんでした。
(2)調査内容
水質、底質の放射性セシウム(セシウム134及びセシウム137)の測定および空間線量率測定。
2 結果概要(詳細別表1)
(1)水質
全地点において放射性セシウム不検出(検出限界値:25Bq/Kg以下)です。
(2)底質(乾泥)(グラフ)
放射性セシウム(セシウム134及びセシウム137の合計)134Bq/kgから2276Bq/kgの測定結果です。
(3)空間線量率
最少0.066~最大0.146マイクロシーベルト毎時(地上1m)、全22ヶ所平均は0.099マイクロシーベルト毎時(地上1m)。
3 前回調査(平成25年11月公表)との比較
(1) 水質
水質の放射性物質は第1回から今回の第4回まで検出されませんでした。
(2) 底質 (乾泥)
各測定点において放射性セシウムの増減はあるものの減少傾向にあります。
(3) 空間線量率
空間線量率は、除染基準としての0.23マイクロシーベルト毎時に達した場所はありませんでした。
最高値 |
0.146マイクロシーベルト毎時 |
太田川 小野川合流地点 |
最低値 |
0.066マイクロシーベルト毎時 |
小野川 大井橋 |
平均値 |
0.099マイクロシーベルト毎時 |
|
数値はいずれも地上1mでの計測値
4 今後の予定
放射性セシウムの移動状況を調査するため、継続的に調査を行います。第5回目の調査は、平成26年11月に行う予定です。
5 考察
今回(第4回)調査でも、川底泥の放射性セシウムは一部を除き減少傾向を示しています。この傾向は今後とも続くものと推測されます。川底泥の採取において川の中央と端では土質が違うために、セシウム吸着の度合いが大きく変化しています。例として、小野川小坂橋では川中央(砂地)で泥が採取できないため、川端より粘土質の泥を採取しています。このため、分析値においても第3回調査578Bq/kgに対し、第4回では1871Bq/kgと増加しました。これはセシウムの特性で粘土質の土壌に強固に吸着するためと考えられています。
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは環境政策課です。
本庁舎 3階 〒300-1292 茨城県牛久市中央3丁目15番地1
電話番号:029-873-2111(内線:環境政策課1561~1563 新エネルギー対策室1569 放射能対策室1565、1568) ファックス番号:029-871-2260
メールでのお問い合わせはこちらアンケート
このページに対するご意見やご感想をお聞かせください。なお、寄せられたご意見などへ、個別の回答は行いません。
住所・電話番号など、個人情報を含む内容は記入しないでください。
それ以外の市政に関するご意見・ご提案などはこちら(市政へのご意見・ご提案の受付)からお願いします。