保健センター通信


見直してみませんか?お酒の飲み方

 お酒は「百薬の長」といわれるように、飲み方によって食欲を増進させたり、心身のストレス解消などの効果がありますが、度を越すと肝臓病や胃腸病、心臓病、糖尿病、肥満などを引き起こします。
 さらに、お酒に含まれているアルコールには依存性があり、最初は少量で済んでいたお酒も、少量では酔わなくなり、飲酒量が次第に多くなって、飲酒する場所・時間・量を自分でコントロールできなくなってしまう「アルコール依存症」という病気になる危険性もあります。
 「アルコール依存症」は進行性で、死に至る病気です。飲酒による暴力・欠勤・対人トラブルなどの生活問題で家族関係が悪化したり、生活に支障を来すことが依存症の大きな特徴です。あなたや家族のお酒の飲み方はどうでしょうか?

●健診などの結果で、医師からアルコールを控えるように言われたことがある。
●一日の仕事が終わると必ず飲みたくなる。
●二日酔いで欠勤したり、大事な約束を守らないことがときどきある。
●酒を飲んだ翌日、飲んだときのことを思い出せないことがよくある。
●今日はやめようと思いながら、つい飲んでしまう。

 一つでも思い当たる方は、お酒の飲み方を見直したり、場合によっては、お酒を断つ必要があります。市保健センターでは、アルコールに関する講演会や健康相談を行います。ご自身やご家族の飲酒の問題で悩みをお持ちの方は、ご利用ください。

第1回アルコール健康相談

 市では、市内の断酒会にご協力いただき、アルコールについての健康相談を実施します。アルコールに関する悩みをお持ちの方、またはご家族の相談をお受けしますので、ご希望の方は当日直接会場にお越しください。当日は相談内容によって、保健師や断酒会会員が相談をお受けします。
日時 11月22日(土)午後1時30分〜3時30分
場所 市保健センター

平成15年度こころの健康づくり講演会

アルコールと健康〜アルコール依存症ってどんな病気?

日時 12月7日(日)午後1時〜3時40分(受付:午後1時〜1時30分)
場所 市保健センター研修室(2階)
内容 ●講演「アルコールと健康」 講師:豊和麗病院 田中勝也 院長
    ●断酒会会員の体験談
    ●質疑応答
    ●断酒会活動紹介

 「アルコール依存症」は、特定の人がかかる病気ではなく、お酒の飲み方を誤ると誰でもかかる可能性のある病気です。この病気は、自然に良くなることはありませんが、完全にお酒を断つことによって回復可能です。アルコール依存症を患った方が、回復のために苦しみや悩みを分かち合い、共に支え合いながら断酒を継続しているグループの一つが断酒会です。市内には二つの断酒会があり、それぞれ例会を開いていますので、関心のある方はお問い合わせください。

*24時間アルコール相談

 アルコールに関する悩みを抱えている方、そのご家族の相談を受け付けています。いつでもご相談ください。
問い合わせ 奥野弥生断酒会(沼田) 電話029-874-4114 
断酒会 活動場所・日時 問い合わせ

奥野弥生断酒会

・奥野公民館
 第3週を除く日曜日
 午後1時〜3時
・市中央公民館
 毎週火曜日
 午後7時〜9時 
沼田
電話029-874-4114

牛久断酒会

・市中央公民館
第4週を除く土曜日
午後7時〜9時
米川
電話0297-66-0025

インフルエンザとSARS

この冬は、インフルエンザの予防が大事!

◆この冬、何が問題?

・これまで、SARSの日本での発生はありませんが、この冬に向けて海外での再流行が懸念されています。
・SARSは、SARSコロナウイルスによる肺炎で、初期症状がインフルエンザの症状とよく似ています。

【SARSの症状】38度以上の発熱、せき、息苦しさなど

・特に、海外から帰国した方が10日以内に発熱した場合、SARSとインフルエンザの診断が困難になります。

◆どうすればいいの?

インフルエンザワクチンを接種しましょう!

・インフルエンザ予防の基本はワクチンです。
・ワクチンを接種していると、もしインフルエンザにかかっても重症化を防げるため、SARS肺炎と区別できます。

◆ワクチン接種の方法は?

・早めに接種するのが望ましいです。(抗体ができるまでに約2週間かかるため)
・原則65歳以上の方は、公費負担がありますが、そのほかの方は全額自己負担となります。

※皆さんと皆さんの家族、そして地域社会を守るために、インフルエンザワクチンを接種しましょう。

問い合わせ 竜ケ崎保健所電話0297-62-2367