シリーズ・地球温暖化防止に向けて4
省資源・省エネルギー


○冷暖房は控えめに温度設定をしましょう

 家庭から排出される二酸化炭素の中で冷房によるものは約17%と高い割合を占めています。冷房は1℃高めに、暖房は1℃低めに設定をするだけでも温暖化防止に効果があります。外気温との差が大きいことは、健康に良くないだけでなくエアコンの効率も悪くなります。

○省エネ型の製品を選びましょう

 家電製品を購入するときは、消費電力の小さいものなど、省エネ型の製品を選ぶようにしましょう。消費電力の多い機種と少ない機種では、2倍以上の差がある場合があります。省エネ型を選ぶと、特別な手間を掛けなくてもそれだけで二酸化炭素排出量を抑えることができます。
 また、エアコン、冷蔵庫、テレビ、照明の4品目については、国の省エネ基準を達成した製品に「省エネラベル」が、そのほかのメーカーごとの基準を達成している各種製品には、各社ごとの「省エネマーク」が、パンフレットなどに記載されている場合があります。商品を選ぶ際の参考にしましょう。
 効率の良いエアコンや冷蔵庫、液晶テレビやパソコン、待機電力の少ないビデオ、テレビ、電話機、排気ガスを利用し効率の向上した給油器、なべに熱を効率的に伝える高効率ガスコンロなど、省エネ型の製品を選ぶことは地球温暖化防止にも効果的です。

○ ごみを減らしましょう

家庭から排出される二酸化炭素のうち一般廃棄物によるものは、約4%とあまり高い割合ではありません。
 しかし、廃棄物になる前の「物」の一生で考えると、製造、流通、使用のためにエネルギーが使用され、廃棄、リサイクルの過程でもエネルギーが使用されるので、当然二酸化炭素が発生していることになります。必要なものだけ購入する、ごみを出さない、繰り返し使う(リユース)、リサイクルするなど、ごみ減量のための行動も温暖化防止のための効果的な方法といえます。
 また、冷蔵庫やエアコンなどに使用されているフロン類は、二酸化炭素に比べて非常に強力な温室効果ガスです。2001年4月から家電リサイクル法が本格的に運用され、フロン類の回収が義務付けられました。
 冷蔵庫やエアコンを処理するときには、きちんとフロン類を回収する業者を選ぶなどの配慮が必要です。

問い合わせ 市環境衛生課 電話029-873-2111 内線1562