平成15年度の市民ドックスタート！今年こそ、意味のある検診にしましょう！

　今年度も、市健康管理課(保健センター)で、6月30日から市民ドック(成人健康診査)がスタートしました。今後受診者の皆さんのお手元に検診結果が届くことになりますが、今回はそれに先駆けて昨年度の検診後の精密検査受診、がん発見状況についてお知らせします。

検診は二つの目的で行われています

　市健康管理課で実施している市民ドックの目的は、大きく分けて二つあります。一つは、将来的な『脳梗塞』、『心筋梗塞』、『糖尿病』などの生活習慣病の発症を予防するために、血圧測定やコレステロールなどの血液検査で自分の体の状態を知り、よりよい生活習慣を確立していくこと、二つ目は、日本人の主要死因第一位である『がん(悪性新生物)』を早期に発見し、早期治療に結び付けることです。胃がん、大腸がん、肺がんの検診に加えて、今年度から前立腺がん検診も実施しています。

高度医療の現代とはいえ、まだまだ恐ろしいがん！

　がんによる死亡は、今から22年前の1981年からトップを維持しています。グラフ１
1年間に日本全体で、98万人以上の方ががんで亡くなっており、この数は1分49秒に1人の割合です。
　また、がん治療については、世界的にさまざまな取り組みがなされていますが、現在でも、早期発見による外科的治療が重要であり、手遅れになると外科的治療が不可能になり、治る確率が極端に低くなります。そのため検診の場では、がんの芽状態から早期がんの状態を早期発見し、早期治療に結び付けることを目的としています。

今後も牛久市で多くのがんが見つかる可能性大！

　表１が平成14年度の当市のがん検診精密検査状況です。受診者数の1〜9パーセントの方が要精密検査となっています。精密検査受診者は、精密検査医療機関からの報告と精密検査受診者からの直接報告で把握しています。精密検査受診率は、全体的に低率であるにもかかわらず、がん発見者数の中で子宮がんは県平均以上の人数となっています。このことは、精密検査受診率をさらに向上させることで、さらに多くのがんを発見することができる可能性を示しています。

精密検査を受診しないと生命に危機が…？！

　検診を受診している方で、要精密検査となったときに「いつも『要精密検査』になっているから、大丈夫だろう…」と受診しない方が見受けられます。
　しかし、人間の体は、毎日細胞分裂を繰り返して一定の機能を保っています。同じ状態に見えても、細胞レベルでは変化し続けています。「いつも同じだから…」が、決して同じではなく、知らないうちにがんの芽に変化している可能性があるのです。そのために、毎年のがん検診が必要なのです。精密検査を受診しなければ、検診を受けたこと自体が無意味なものになってしまいます。要精密検査と判定された方は、必ず受診してください。

30歳からの市民ドックのご案内(9月分)

※昨年度、市民ドックを受けていない方は、申し込みが必要です。

※そのほか、10月で8日間実施します。検診内容などの詳細は、「すこやか」をご覧になるか、市健康管理課(保健センター)までお問い合わせください。

料理講習会のおしらせ

　油(脂質)は、夏バテ防止に欠かせない栄養素ですが、使い過ぎると肥満や高脂血症の原因となります。皆さんで、油を上手に使ったメニューの調理実習をしながら、楽しく過ごしましょう。ぜひ、ご参加ください。

日　時　7月25日(金)午前10時〜午後1時
場　所　市保健センター・保健指導室
内　容　油の上手な使い方・食品に含まれる油(脂質)の量・調理実習
講　師　牛久市ヘルシーメイト(食生活について所定の研修を修了されたボランティア)
定　員　25人(先着順)
持参する物　参加費(400円)・エプロン・三角巾・ふきん3枚・筆記用具
申し込み方法　市健康管理課(市保健センター)へ電話でお申し込みください。
申込期間　7月10日(木)〜7月17日(木)午前8時30分〜午後5時15分(土・日曜日を除く)
主　催　牛久市食生活改善推進員連絡協議会

こころの健康相談日程変更のお知らせ

8月8日(金)予定の「こころの健康相談」の日程が、8月1日(金)に変更になりました。予約制になっていますので、ご相談のある方は、事前に市健康管理課にご連絡ください。