重症急性呼吸器症候群(SARS)に関する情報について


 香港、中国広東省などの地域を中心に、新種の「ウイルス」が原因と見られる急性呼吸器感染症(SARS)が流行しています。現時点では不明な点が多く、国では感染地域への渡航情報を出し、「不要不急の渡航は延期するよう」勧めていますので、今後の報道・最新情報に注意してください。
 流行している地域から帰国された方については、各検疫所が「質問票」を配布し健康状態の確認をして対応しておりますが、次のような症状で心配のある方は、竜ケ崎保健所に電話で相談してください。なお、やむを得ず、直接医療機関で受診する際は、必ず事前に電話連絡し、医師の指示に従って受診してください。

<症状などについて>

◎38度以上の急な発熱がある。
◎せきや呼吸困難感などの呼吸器症状がある。
◎次のいずれかに該当する方。

*発症前10日以内に、流行地域へ旅行したり、居住していた方。
*発症前10日以内に、SARSの症例を看護・介護するか、同居しているか、患者の気道分泌物(つば)や、体液(汗)に触れた方。

※潜伏期を考慮すると、帰国後おおむね7日から10日を過ぎて38度以上の急な発熱、せき、呼吸困難感などの症状がなければ、通常は心配ないと考えられます。

<日常生活では>

◎流水で十分に手を洗い、うがいをする。
◎十分な睡眠とバランスのよい食事を心掛け、体力を良好な状態に保つことが大切です。

うがい 流水で十分に手を洗い

 県では、事前対応や患者発生時の対応、県民に対する情報提供や相談体制などの行動計画と、病院の受け入れ体制や防疫体制などを明記した対応マニュアルからなる「対応指針」を策定しました。症状などで不明な点がある場合は、竜ケ崎保健所にご相談ください。

問い合わせ 竜ケ崎保健所 保健指導課 電話0297-62-2367(午前8時30分〜午後5時※平日のみ) 

○次の機関のホームページに最新情報が掲載されていますのでご覧ください。

厚生労働省ホームページ
厚生労働省検疫所ホームページ(海外渡航者のための感染症情報) 
茨城県保健予防課ホームページ
国立感染症研究所ホームページ

問い合わせ  市健康管理課 電話029-873-2111内線1741〜1744