シリーズ・地球温暖化防止に向けて  2


家庭生活から出る二酸化炭素排出量

エネルギー源別に見る二酸化炭素排出量

 私たちが家庭でガスコンロや石油ストーブを使用する際には、燃料であるガスや灯油の燃焼により二酸化炭素が排出されます。また、冷蔵庫やテレビなどの電気製品の使用は、家庭から直接二酸化炭素を排出するわけではありませんが、電気を供給している火力発電所で石油や天然ガスなどが燃焼することにより二酸化炭素が排出されます。
 このように私たちの日常生活においても大量のエネルギーが消費され、それに伴い二酸化炭素が排出されます。家庭で消費される灯油やガス、電気などのエネルギー源別の二酸化炭素排出割合では、電気による排出割合が最も高く、全体の32%を占めています。

用途別にみる二酸化炭素排出量

 日常生活に伴って排出される二酸化炭素を用途別に見ると、自家用自動車が35%で最も大きな割合を占めています。また、省エネに関しては夏の冷房が注目されがちですが、暖房の方がより多く排出している点も留意する必要があります。

エネルギー多消費型の生活

 私たちの身の回りにある家電製品などエネルギーを消費する機器が増えてきたことが、二酸化炭素排出量増加の大きな原因となっています。70年代はカラーテレビ、80年代はビデオデッキが急激に増えています。
 一方、自家用車やエアコンは増加の一途をたどっており、エアコンは一世帯で平均1.5台以上保有するまでに普及しています。また、テレビや冷蔵庫は大型化が進んでいますが、一般に大型のものほど電気消費量が多くなります。さらに、テレビやエアコンなどリモコンで操作するものは、待機電力を消費しますが、待機電力の消費もエネルギー消費の増加につながっています。給湯については、シャワーや給湯設備の普及とそれらの使い方の変化が二酸化炭素の排出の増加につながっていると考えられます。

問い合わせ 市環境衛生課 電話029-873-2111内線1562