地球を守るミニ情報     シリーズ・地球温暖化防止に向けて 1


家庭から温暖化防止対策にご協力を

 私たちは、快適で便利な生活を求めて、大量生産・大量消費・大量廃棄型の生活を送ってきました。このような生活は、多くのエネルギーや資源に支えられています。こうした生活は地球環境に負担をかけ、地球温暖化への深刻な影響を与えています。
 家庭から直接排出される二酸化炭素排出量の割合は、日本全体の8分の1にあたる13%(1999年度)です。家庭関連の二酸化炭素はこれだけではなく、水道や自動車の使用、ごみの焼却などによっても排出されます。このようなものも含めると、家庭の関連した二酸化炭素排出量は、日本全体の23%を占めると試算されています。
 私たち一人ひとりが自分の生活を見直し、地球温暖化の防止に向けて取り組みましょう。市では、地球温暖化防止のためにエコオフィス行動計画による「環境にやさしい行動」を実践しています。私たちと一緒に、ご家庭でも地球にやさしい生活に取り組んでみませんか。地球にやさしいライフスタイルを実践することにより、二酸化炭素排出量を削減するとともに家計の節約にもなります。

 

取り組み例

一世帯当たりの年間二酸化炭素削減効果 一世帯当たりの年間節約効果

行動内容

1 冷房の温度を1℃高く、暖房の温度を1℃低く設定する 約31kg/年 約2,000円/年 カーテンを利用して太陽光の入射を調整したり、着るものを工夫することで、冷暖房機に頼らないで過ごせる。冷暖房を始める時期も少し遅らせてみる。
2   週に2日、往復8kmの車の運転を控える 約185kg/年 約8,000円/年 通勤や買い物の際にバスや鉄道、自転車を利用する。歩いたり、自転車を使う方が健康に良い。
1日5分間のアイドリングストップを行う 約39kg/年 約2,000円/年 駐車や長時間停車するときはエンジンを切る。大気汚染物質の排出削減にもなる。
4 待機電力を90%削減する 約87kg/年 約6,000円/年 主電源を切る。長時間使わない時はコンセントを抜く。買い替えのときは、待機電力の少ない製品を選ぶ。
5   シャワーを1日1分家族全員が減らす 約65kg/年 約4,000円/年 体を洗っている間、お湯を流しっぱなしにしないようにする。
ふろの残り湯を洗濯に使い回す 約17kg/年 約5,000円/年 洗濯や庭の水やりのほか、トイレの水に使っている人もいる。残り湯利用のために、市販されているポンプを使うと便利。
ジャーの保温を止める 約31kg/年 約2,000円/年 ポットやジャーの保温は、利用時間が長いために多くの電力を消費する。ご飯は電子レンジで温め直す方が、電力消費が少なくなる。
8 家族が同じ部屋でだんらんし、暖房と照明の利用を2割減らす 約240kg/年 約11,000円/年 家族が別々の部屋で過ごすと、暖房も照明も余計に必要になる。
9 買い物袋を持ち歩き、省包装の野菜などを選ぶ 約58kg/年

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トレーやラップは、家に帰ればごみになる。買い物袋を持ち歩いて、レジ袋を減らすこともできる。
10 テレビ番組を選び、1日1時間テレビ利用を減らす 約13kg/年 約1,000円/年 見たい番組だけ、選んで見るようにする。
  

合計

約766kg/年 約41,000円/年  

(全国地球温暖化防止活動推進センター、身近な温暖化対策より)

問い合わせ 市環境衛生課電話029-873-2111内線1561