○令和6年度牛久市物価高騰対応重点支援給付金支給事業の実施に関する告示
令和6年7月17日
告示第171号
目次
第1章 総則(第1条・第2条)
第2章 調整給付金(第3条―第7条)
第3章 支援給付金(第8条―第11条)
第4章 通則(第12条―第19条)
附則
第1章 総則
(目的)
第1条 この告示は、デフレ完全脱却のための総合経済対策(令和5年11月2日閣議決定)における物価高への支援として、新たな経済に向けた給付金・定額減税一体措置として実施する令和6年度牛久市物価高騰対応重点支援給付金支給事業について、定額減税補足給付金(調整給付)(以下「調整給付金」という。)及び低所得者支援のための給付金(以下「支援給付金」という。)に関し、必要な事項を定める。
(定義)
第2条 調整給付金及び支援給付金は、前条の目的を達するために、牛久市によって贈与される給付金をいう。
第2章 調整給付金
ア 3万円に、その者の控除対象配偶者又は扶養親族である者(いずれも令和5年12月31日時点で国外に居住する者を除く。)の数に一を加えた数を乗じて得た額
イ その者の令和6年分所得税額として推計した額(令和5年分所得税額)
ア 1万円に、その者の控除対象配偶者又は扶養親族である者(いずれも令和5年12月31日時点で国外に居住する者を除く。)の数に一を加えた数を乗じて得た額
イ その者の令和6年度分個人住民税所得割の額
2 前項第1号イの規定における令和6年分所得税額として推計した額(令和5年分所得税額)は、確定申告書、給与支払報告書、公的年金等支払報告書等から把握できる令和5年分所得税額又は令和6年度分個人住民税課税情報から推計した額とする。
ア 前条第1項第1号アに掲げる額
イ 前条第1項第1号イに掲げる額
ア 前条第1項第2号アに掲げる額
イ 前条第1項第2号イに掲げる額
(受給権者)
第5条 調整給付金の受給権者は、第3条における支給対象者とする。
(1) 郵送申請方式 調整給付金申請者が確認書(調整給付金)又は調整給付金申請書を郵送により牛久市に提出し、牛久市が調整給付金申請者から通知された金融機関の口座に振り込む方式
(2) 窓口申請方式 調整給付金申請者が調整給付金申請書を牛久市の窓口に提出し、牛久市が調整給付金申請者から通知された金融機関の口座に振り込む方式
(3) 窓口現金受領方式 調整給付金申請者が調整給付金申請書を郵送により、又は牛久市の窓口において牛久市に提出し、牛久市が当該窓口で現金を交付することにより支給する方式
(4) 現金書留送付方式 調整給付金申請者が調整給付金申請書を郵送により、又は牛久市の窓口において牛久市に提出し、牛久市が現金書留等により現金を送付する方式
3 調整給付金申請者は、確認書(調整給付金)又は調整給付金申請書の提出にあたり、公的身分証明書の写し等を提出又は提示すること等により、調整給付金申請者本人であることを証するものとする。
4 市は、現住所が確認書(調整給付金)に記載する住所地と異なる者等から調整給付金支給確認書送付先変更届(様式第3号)の提出があったときは、当該変更届に記載された送付先に確認書(調整給付金)を送付するものとする。
2 前項による支給対象者は、支給の申込みを受けた際、調整給付金受給の辞退又は調整給付金支給登録口座の変更を令和6年度牛久市調整給付金支給のお知らせを返送することにより申し出ることができる。
3 牛久市長は、市が別に定める期日までに前項の申し出がないときは、速やかに支給を決定し、支給対象者に対し、調整給付金を支給することができる。
第3章 支援給付金
(支給対象者)
第8条 支援給付金の支給対象者は、令和6年6月3日(以下「基準日」という。)において、牛久市の住民基本台帳に記録されている者(基準日以前に、住民基本台帳法(昭和42年法律第81号)第8条の規定により住民票を消除されていた者で、基準日において、日本国内で生活していたが、いずれの市町村の住民基本台帳にも記録されておらず、かつ、基準日の翌日以後初めて牛久市の住民基本台帳に記録されることとなったものを含む。)であって、次の各号に掲げる個人又は世帯その他これに準ずる個人又は世帯とする。
(1) 世帯に属する全ての者が令和6年度分の地方税法の規定による市町村民税(同法の規定による特別区民税を含む。)の同法第292条第1項第2号に規定する所得割(同法第328条の規定によって課する所得割を除く。)を課されない者であり、かつ、当該世帯に属する者のうち少なくとも1人が同年度分の市町村民税の同法第292条第1項第1号に規定する均等割を課される者である世帯
(2) 令和6年度分の市町村民税均等割が非課税である世帯(同一の世帯に属する者全員が、地方税法の規定による令和6年度分の市町村民税(同法の規定による特別区民税を含む。以下同じ。)均等割が課されていない者又は市町村の条例で定めるところにより当該市町村民税均等割を免除された者である世帯)
(3) 前2号に掲げる世帯のうち、18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある者が属する世帯
2 前項の規定にかかわらず、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金制度要綱(令和5年11月29日付府地創第327号)に定める交付金を原資とした令和5年度非課税世帯に対する7万円の給付金又は令和5年度均等割のみ課税世帯に対する10万円の給付金を受給した世帯は、支援給付金の支給要件を満たさないものとする。
3 第1項の規定にかかわらず、市町村民税均等割が課税されている者の扶養親族等のみで構成される世帯及び租税条約による免除の適用の届出によって市町村民税均等割が課されていない者を含む世帯は、支援給付金の支給要件を満たさないものとする。
(2) 前条第1項第3号に掲げる世帯 18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある者1人あたり5万円
(受給権者)
第10条 支援給付金の受給権者は、支給対象となる世帯の世帯主とする。ただし、当該世帯主が基準日以降に死亡した場合において、他の世帯構成者がいるときは、その中から新たに当該世帯の世帯主となった者(これにより難い場合は、死亡した世帯主以外の世帯構成者のうちから選ばれた者)とする。
2 配偶者その他の親族からの暴力等を理由に避難している者並びに児童福祉法(昭和22年法律第164号)、身体障害者福祉法(昭和24年法律第283号)、知的障害者福祉法(昭和35年法律第37号)及び老人福祉法(昭和38年法律第133号)に定める措置を受けた者等の特別な配慮を要する者の取扱いについては、別記のとおりとする。
(1) 郵送申請方式 支援給付金申請者が確認書(均等割のみ課税世帯)若しくは確認書(非課税世帯)又は支援給付金申請書を郵送により牛久市に提出し、牛久市が支援給付金申請者から通知された金融機関の口座に振り込む方式
(2) 窓口申請方式 支援給付金申請者が支援給付金申請書を牛久市の窓口に提出し、牛久市が支援給付金申請者から通知された金融機関の口座に振り込む方式
(3) 窓口現金受領方式 支援給付金申請者が支援給付金申請書を郵送又は窓口持参により牛久市に提出し、牛久市が当該窓口で現金を交付することにより支給する方式
(4) 現金書留送付方式 支援給付金申請者が支援給付金申請書を郵送により、又は牛久市の窓口において牛久市に提出し、牛久市が現金書留等により現金を送付する方式
3 支援給付金申請者は、支援給付金の申請にあたり、公的身分証明書の写し等を提出又は提示すること等により、支援給付金申請者本人による申請であることを証しなければならない。
第4章 通則
(1) 法定代理人(親権者、未成年後見人、成年後見人、代理権付与の審判がなされた保佐人及び代理権付与の審判がなされた補助人)
(2) 親族その他の平素から支給対象者等本人の身の回りの世話をしている者等で牛久市長が特に認める者
2 代理人が書類等の提出をするときは、委任欄に代理人氏名等を記載するとともに、原則として委任状を提出する。この場合において、牛久市は、公的身分証明書の写し等の提出又は提示を求めること等により、代理人が当該代理人本人であることを確認する。
(支給の決定)
第14条 牛久市長は、確認書等又は申請書等を受理したときは、速やかに内容を確認の上、支給を決定し、当該支給対象者等に対し調整給付金又は支援給付金を支給する。
(調整給付金及び支援給付金の支給等に関する周知等)
第15条 牛久市長は給付金支給事業の実施にあたり、支給対象者等の要件、確認書等提出の方法、確認書等の提出受付開始日等の事業の概要について、広報その他の方法による住民への周知を行う。
2 牛久市長が第14条の規定による支給決定を行った後、確認書等及び申請書等の不備による振込不能等があり、牛久市が確認等に努めたにもかかわらず確認書等の補正が行われず、支給対象者等の責に帰すべき事由により支給ができなかったときは、当該確認書等又は申請書等は取り下げられたものとみなす。
(給付金の返還)
第17条 牛久市長は、偽りその他不正の手段により調整給付金又は支援給付金の支給を受けた者に対しては、支給を行った調整給付金又は支援給付金の返還を求める。
2 調整給付金又は支援給付金の支給を受けた者から、修正申告等により新たに要件を満たすこととなる給付の申し立てがなされ、当該給付を支給する場合は、調整給付金又は支援給付金の返還を求める。
(受給権の譲渡又は担保の禁止)
第18条 調整給付金又は支援給付金の支給を受ける権利は、譲り渡し、又は担保に供してはならない。
(その他)
第19条 この告示の実施のために必要な事項は、牛久市長が別に定める。
附則
この告示は、公布の日から施行する。
別記(第10条関係)
1 配偶者その他の親族からの暴力等を理由とした避難事例の取扱い
(1) 以下に掲げる事例であって、かつ、(2)の申出者の満たすべき一定の要件を満たしており、その旨を申し出た場合、当該申出を行った者(以下「申出者」という。)については、基準日時点で申出者が牛久市に住民票が所在しない場合にも、当該申出者の支援給付金については、牛久市から支給する。
① 配偶者からの暴力等を理由に避難し、配偶者と生計を別にしている者(女性相談支援センター一時保護所(一時保護委託契約施設を含む。以下同じ。)又は女性自立支援施設の入所者の暴力被害が、当該入所者の親族(配偶者を除く。以下同じ。)など、当該入所者が属する世帯の者が加害者であって、当該親族と生計を別にしている入所者を含む。)及びその同伴者であって、基準日において牛久市に住民票を移していない者
② 親族からの暴力等を理由に避難しており自宅には帰れない事情を抱えている者
(2) 申出者は、次の①から④までに掲げる要件のいずれかを満たさなければならない。
① 申出者の配偶者に対し、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(平成13年法律第31号)第10条第2項に規定する接近禁止命令又は同法第11条第1項に規定する退去等命令が出されていること。
② 女性相談支援センターによる「配偶者からの暴力の被害者の保護に関する証明書」(親族からの暴力を理由に女性相談支援センター一時保護所又は女性自立支援施設に入所している者に女性相談支援センターにより発行される「配偶者からの暴力の被害者の保護に関する証明書」と同様の内容が記載された証明書を含む。)が発行されていること。なお、女性相談支援センター以外の配偶者暴力対応機関(配偶者暴力相談支援センター、福祉事務所及び市町村における配偶者暴力相談支援担当部署)や行政機関や関係機関と連携してDV被害者支援を行っている民間支援団体(婦人保護事業委託団体、地域DV協議会参加団体及び補助金等交付団体)が発行した確認書も、上記証明書と同様のものとして取扱う。
③ 基準日の翌日以降に住民票が居住市町村へ移され、住民基本台帳事務処理要領(昭和42年自治振第150号等自治省行政局長等通知)に基づく支援措置の対象となっていること。
④ ①から③までに掲げる場合のほか、申出者と住民票上の世帯との間に生活の一体性がないと認められる場合
※女性自立支援施設に申出者が児童とともに入所している場合で、申出者の配偶者に対して当該児童への接見禁止命令が発令されているときなど、当該取扱いの趣旨を踏まえ、明らかに申出者と住民票上の世帯との生計が同一ではないと判断することができる場合を含む。
2 措置入所等児童の取扱い
基準日において、以下の(1)から(6)までのいずれかに該当する児童(児童(基準日時点で満18歳に満たない者をいう。以下同じ。)及び児童以外の者(基準日時点で原則として満22歳に達する日の属する年度の末日までにある者(疾病等やむを得ない事情による休学等により、当該年度の末日を越えて在学している場合を含む。))及び(6)における母子生活支援施設の入所者を含む。以下同じ。)については、牛久市における申請・受給権者とする。
(1) 児童福祉法(昭和22年法律第164号)第27条第1項第3号の規定により同法第6条の3第8項に規定する小規模住居型児童養育事業を行う者又は同法第6条の4に規定する里親に委託されている児童(保護者(児童福祉法第6条に規定する保護者をいう。(2)において同じ。)の疾病、疲労その他の身体上若しくは精神上又は環境上の理由により家庭において児童を養育することが一時的に困難となったことに伴い、2か月以内の期間を定めて行われる委託をされている児童を除く。)
(2) 児童福祉法第27条第1項第3号の規定により入所措置が採られて同法第42条に規定する障害児入所施設(以下「障害児入所施設」という。)に入所し、又は同法第27条第1項第3号若しくは第27条の2第1項の規定により入所措置が採られて同法第37条に規定する乳児院、同法第41条に規定する児童養護施設、同法第43条の2に規定する児童心理治療施設若しくは同法第44条に規定する児童自立支援施設(以下「乳児院等」という。)に入所している児童(当該児童心理治療施設又は児童自立支援施設に通う者、2か月以内の期間を定めて行われる障害児入所施設への入所又は指定発達支援医療機関への入院をしている者及び保護者の疾病、疲労その他の身体上若しくは精神上又は環境上の理由により家庭において児童を養育することが一時的に困難となったことに伴い、2か月以内の期間を定めて行われる乳児院等への入所をしている児童を除く。)
(3) 身体障害者福祉法(昭和24年法律第283号)第18条第2項若しくは知的障害者福祉法(昭和35年法律第373号)第16条第1項第2号の規定により入所措置が採られて障害者支援施設(障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(平成17年法律第123号)第5条第11項に規定する障害者支援施設をいう。)又はのぞみの園(独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園法(平成14年法律第167号)第11条第1号の規定により独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園が設置する施設をいう。)に入所している児童(2か月以内の期間を定めて行われる入所をしている者を除き、18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある者のみで構成する世帯に属している者に限る。)
(4) 生活保護法(昭和25年法律第144号)第30条第1項ただし書の規定により同法第38条第2項に規定する救護施設、同条第3項に規定する更生施設若しくは同法第30条第1項ただし書に規定する日常生活支援住居施設に入所し、又は困難な問題を抱える女性への支援に関する法律(令和4年法律第52号)第12条第1項に規定する女性自立支援施設に入所している児童(2か月以内の期間を定めて行われる入所をしている者及び一時保護委託がされている者を除き、18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある者のみで構成する世帯に属している者に限る。)
(5) 児童福祉法第25条の7第1項第3号の規定により同法第6条の3第1項に規定する児童自立生活援助事業における住居に入居している児童等(2か月以内の期間を定めて行われる入所をしている者を除き、児童以外の者にあっては、同法の規定及び「社会的養護自立支援事業等の実施について」により、入居している者に限る。)
(6) 児童福祉法第23条第1項の規定により同法第38条に規定する母子生活支援施設に入所している者(2か月以内の期間を定めて行われる入所をしている者を除く。)
3 入所措置等が執られている障害者・高齢者の取扱い
以下の(1)又は(2)のいずれかに該当する「措置入所等障害者」及び「措置入所等高齢者」(以下「措置入所等障害者・高齢者」という。)であって、基準日において、牛久市の住民基本台帳に記録されている者については、牛久市における申請・受給権者とする。ただし、牛久市で入所等の措置を講じ、措置入所等担当課室から給付金担当課室に対して、施設所在市町村に住民票を移していない措置入所等障害者・高齢者に関する情報提供が行われた場合、当該措置入所等障害者・高齢者に支給する。
(1) 「措置入所等障害者」とは、身体障害者福祉法(昭和24年法律第283号)第18条第1項若しくは第2項又は知的障害者福祉法(昭和35年法律第37号)第15条の4若しくは第16条第1項第2号の規定による措置が執られている者(措置が執られている者には、措置施設入所者や措置入所に準ずるものとして措置権者が適当と認める者(成年後見人、代理権付与の審判がされた保佐人又は代理権付与の審判がされた補助人が選任されている者等を含む。)を含む。以下同じ。)(2か月以内の期間を定めて行われる入所等をしている者を除く。)
(2) 「措置入所等高齢者」とは、老人福祉法(昭和38年法律第133号)第10条の4第1項及び第11条第1項の規定による入所等の措置等が執られている者(2か月以内の期間を定めて行われる入所等をしている者を除く。)