胃がん検診リスク検査 Q&A(2020年4月9日更新)
Q:胃リスク検査とは、どのような検査ですか?
A:胃の粘膜の健康度をチェックする検査です。
年をとると老化現象が体におきますが、
胃の粘膜も「萎縮」という変化がおきます。
この萎縮の主な原因となる「ピロリ菌」感染の有無と、
萎縮の進行度をみる「ペプシノゲン」の値を血液検査で調べることを
胃リスク検査と言います。
分類がABCに分かれるため、「ABC検診(検査)」と呼ばれることもあります。
Q:どのようにしてピロリ菌に感染するのですか?
A:はっきりとした感染経路は不明ですが、井戸水や親からの口移しなどにより
感染すると言われています。
胃酸の分泌や胃粘膜の免疫機能の働きが不十分な
幼少期(4~5歳)頃までに感染すると考えられています。
大人になってから感染することはまれです。
Q:過去にピロリ菌の除菌をしたことがありますが、今回胃リスク検査は受けられますか?
A:除菌された方は、胃リスク検査を受けることはできません。
検査しても正しい判定結果が得られません。
一度除菌に成功した方は、その後ピロリ菌に再度感染することは
ありませんが、胃の病気にならないということにはなりません。
定期的にバリウム検査や内視鏡検査を受診しましょう。
Q:「A群」と判定されました。胃癌になることは絶対にありませんか?
A:胃癌になることはきわめて少ないですが、絶対というわけではありません。
特に、バリウムや内視鏡で「萎縮性胃炎」と診断された方は、
ピロリ菌がいるのにA群と判定された可能性があります(偽陰性)。
市で実施するピロリ菌の検査は血液検査のみとなっておりますので、
他の方法(便や呼気など)でピロリ菌の検査を受けることを
おすすめいたします。
Q:ピロリ菌が陽性と判定されました。除菌には健康保険が適用されますか?
A:医療保険で、ピロリ菌の除菌が保険適用になるには、条件があります。
画像による結果と合わせて判断されることもありますので、
詳しくは医療機関にご相談ください。
条件に該当しない場合の除菌費用は、全額自費となります。
概ね2万円前後です。
Q:ピロリ菌の除菌をしたら、がん検診は受けなくても大丈夫ですか?
A:除菌をしたことで、ピロリ菌はいなくなりましたが、
これは、病気になる危険性が低くなったに過ぎません。
除菌後も、定期的にがん検診を受診する必要があります。
Q:内視鏡とバリウムでは、内視鏡の方が優れていますか?
A:二つの検査法にはそれぞれ利点がりあります。
バリウム検査は撮影した画像を読影しますので、
明確に部位が特定でき、一律に診断が可能となります。
内視鏡検査は、直接胃の粘膜を見ることができるのが特徴です。
身体的な負担はそれぞれにありますので、
自分に合った検査方法をご選択ください。
Q:胃リスク検査だけを受けることはできないのですか?
A:胃リスク検査は、現在のところ研究段階にあり、
胃がんによる死亡を減少させる医学的な根拠が
はっきりとは示されておりません。
市では、バリウム検査や内視鏡検査と組み合わせて
胃の健康度を確認することを推奨しており、
胃リスク単独の検査に対する助成は行っておりません。
Q:内視鏡検査を無痛で行うことはできますか?
A:一部の病院では、実施可能となっております。
ただし、無痛の内視鏡を実施するには、麻酔の事前処理が必要になり、
その後車の運転ができないなどの制限や注意事項がありますので、
必ず医療機関にご確認の上、受診してください。
Q:保健センターの集団健診を受診した後に、内視鏡の検査は受診できますか?
A:できません。
市の胃がん検診は、集団と個別医療機関のどちらか一方の選択となります。
年度内(4月~3月)に1回の受診となります。
集団健診では、バリウム検査のみとなっており、
受診したバリウム検査の結果で要精密検査の判定がでた場合には、
保険診療で胃内視鏡検査を受けるようになります。
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは健康づくり推進課です。
保健センター 〒300-1292 茨城県牛久市中央3丁目15番地1
電話番号:029-873-2111(内線1741~1747) ファックス番号:029-873-1775
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