話題　街にひろう

災害に備える消防団

　火災の際、牛久市消防団の任務は消火活動ですが、そのほかにも重要な役割を担っています。それは、火災現場での消防署員の活動を助ける役割です。
　まず、水利の確保です。火災現場近くの防火水槽が、消防署員の放水により空にならないよう、より遠くの防火水槽や消火栓から消防ポンプで送水し、水の補給を行います。次に現場確保です。消防署員が消火作業空間を確保しやすいよう交通整理などを行い、消火活動が迅速に行えるよう支援します。最後に再燃防止です。火災が鎮火すると消防署員は消防署へ帰りますが、消防団はその後も火災現場に残り、小さな燃え残りから再び燃え出さないよう、消防署員が確認するまで、およそ半日ほど警戒を続けます。
　このように、消防団は消防署を支援できるよう日ごろから訓練を行い、機材がいつでも使用できるように点検を行い、災害にいつでも出動できるよう備えています。
　大地震の際は地域とのつながりを生かし、消火活動をはじめ救助、警戒活動を行い、被害の軽減に努めます。また、国民保護法により、大規模なテロや武力攻撃が発生したときは、避難住民の誘導などを行うことになります。
　地域に密着して、災害に備える消防団にご理解をお願いします。

(写真) 災害に備え、訓練を行う消防団員

財務行政懇話会開催

　5月31日、市保健センター研修室で財務行政懇話会が開催され、市議会、区長会をはじめ関係団体の代表者など約150人が出席しました。
　この日は、水戸財務事務所の田村所長(左写真)が「日本の財政を考える」と題して、国の財政を家計に例えながら、国や地方の借入れが増えていることなどの現状や問題点について分かりやすく講演しました。三位一体の改革などタイムリーな話になると、さらに熱心に耳を傾けている姿も見られました。講演後の質疑応答では、行財政への期待や懸念などの意見、質問が寄せられ、市民の行財政への関心の高さを示す懇話会となりました。

　市では今後、雲魚亭の展示の充実を図っていきます。このたび、牛久市所蔵の芋銭作品から複製画を製作しました。その中から河童百図のうち「遊戯三昧」(右写真)を7月1日から9月30日まで、雲魚亭に展示します。その後も定期的に芋銭に関する資料を紹介していきます。ぜひご覧ください。

問い合わせ 市生涯学習課 電話874-3111

受章おめでとうございます

　長年にわたり、社会のために尽力した叙勲受章者が発表され、市内では次の方々が受章しました。

平成18年春の叙勲

第6回危険業務従事者叙勲

ホタルの幼虫を放流

　神谷小学校(染谷郁夫校長)の4年生がヘイケボタルの幼虫を放流しました。同校の保護者と親交のある稲敷市の高野貴世志さんが200匹のヘイケボタルの幼虫とホタルの幼虫のえさとなるカワニナ(巻貝の一種)を寄付したもので、高野さんからホタルの生態について説明を受けた後、校舎裏の「希望の池」に幼虫を放流しました。ホタルの幼虫を初めて見たという五反田睦美さんは「幼虫は成虫と似ていなくてイモムシみたいだった。ちゃんと大きくなってほしい」と話していました。
　環境教育を進めている同校では、隣接している土地約2ヘクタールを里山として学習に生かしています。この里山にはアサザ基金が協力しているビオトープ、PTAが活動している畑にはトマト、ジャガイモ、サツマイモが栽培されており、森林ボランティアが下草刈りをした森林があります。染谷校長は「これだけの里山がある学校は県内でも珍しいと聞いている。この環境を利用して、地域の方々とかかわりながら環境教育を進めていきたい」と話しています。（写真）コップに入れたヘイケボタルの幼虫を観察する児童

一人ひとりの心に人権擁護を

　6月1日、牛久駅で市の人権擁護委員が「人権擁護キャンペーン」を行いました。
　委員の皆さんは、同駅の西口と東口の二手に分かれ、下校する学生や買い物帰りで牛久駅を利用する人たちに、「子どもの人権を守ろう」「育てよう一人ひとりの人権意識」などと書かれたクリアファイルや携帯ストラップなどの啓発物品を配りながら、人権擁護を呼び掛けました。

第20回牛久杯(バレーボール)

＜5月28日(日)、牛久運動公園体育館(参加者約500人)＞

硬式テニスミックスダブルス

＜6月4日(日)、牛久運動公園テニスコート(参加23ペア)＞