作成日:2004/10/08


男と女・共にめざそう明日のうしく
男女共同参画をめざして
市市民活動課男女共同参画推進室
電話 873-2111内線1634


* 「リ・ボーン」という名称は、「再生」という意味があります。「男と女が人間としての尊厳を大切に、共に生まれ変わる力を持てること」また、「人の心を結ぶきずなは優しいリボンのようでありたい」との願いが込められています。

男女共同参画社会と女性の能力発揮(第3回)

Q.女性の社会進出が進んだせいで、出生率が低下しているのではないですか?

A.平成15年の合計特殊出生率(女性1人が生む子どもの平均数)は、1.29と過去最低を記録しました。人口を維持するのに必要な水準(人口置換水準)は2.08ですが、この水準を大幅に下回っている状態が続いており、3年後には日本の人口が減少に転じることが予想されています。
 この少子化の背景には、結婚や家族に関する意識の変化、若年失業の増大など若者の社会的自立を難しくしている社会経済状況といった複雑な要因が考えられていますが、直接的な原因は果たして女性の社会進出にあるのでしょうか。
 育児負担の大きい25歳から34歳の女性の労働力率と合計特殊出生率の関係について、先進諸国の状況をILO(国際労働機関)の2000年のデータで比較して見てみると、女性の労働力率が高い国は合計特殊出生率も高い傾向になっています。このデータから見て取れることは、出生率が影響されるのは、女性の労働力率が高いかどうかではなく、子どもを産んでも仕事を続けられるような環境をきちんと整備しているかどうかであるということです。
 実際、「女性の働きやすさ」指標(※)の国際比較を見ると、わが国はOECD(経済協力開発機構)加盟23カ国中19位と極めて低位となっており、この指標が高いほど出生率が高いことも分かっています。
 わが国の出生率低下の処方せんは、仕事と家庭の両立支援はもちろんですが、男性も含めた働き方の見直し、そして女性が子どもを産み育てることが負担になったり、人生の選択を狭められたりしない社会の構築であるのではないでしょうか。
※ 「女性の働きやすさ」指標…平成10年に経済企画庁(現内閣府)から発表された新国民生活指標(PLI)の一つ。PLI試算に用いた指標のうち「女性就業率」など、女性が働くことに関連する11指標に「男女家事分担率」を加えた12指標についての平均値をとったもの。

「男と女・ハーモニーフォーラム2004」開催

演題:『どっこい女の力です さてこそ男の力です』≪講師≫海老名 香葉子 氏(エッセイスト)
日時:11月18日(木)午後1時〜4時
場所:岩井市民音楽ホール(ベルフォーレ)
参加者数:約700人
主催:県西地方総合事務所、県南地方総合事務所、男と女・ハーモニーフォーラム実行委員会
その他:参加無料、手話通訳、託児あり(要予約)

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