作成日:2004/04/27


頑張れ!新十両、萩原関

「萩原関を励ます有志の会」開催


 5月9日から始まる大相撲五月場所で十両に昇進する牛久市出身の萩原関を激励しようと四月十七日、市中央生涯学習センター文化ホール(旧称・市民センター大ホール)で「萩原関を励ます有志の会」が開催されました。
 会場には「郷土の英雄」を一目見ようと、相撲ファンや萩原関の幼稚園、小・中学校の恩師や友人など約千人が集まりました。式では同会から萩原関に、化粧まわしや羽織、はかまなどの記念品の目録が贈られました。
 同会会長の池辺勝幸市長は「萩原関は、自分の力で自分の道を切り開いている立派な若者。牛久市だけでなく、広く県内に呼び掛け、多くの県民で応援したい」と述べると、来賓の橋本昌茨城県知事も「県をあげて、物心両面で支援します」と激励しました。
 鳴戸親方は「負けて反省し、悔しさを踏み台にして頑張るという素直さと努力が実を結んだ。今後は『萩原の相撲を見て元気が出た』と言われるような力士になって、地元に恩返ししてほしい」とあいさつしました。萩原関は「たくさんの方から激励をいただきありがとうございます。今日の気持ちを忘れず精進し、五月場所では勝ち越せるように頑張ります」と感謝の気持ちを述べました。
 式の後、父親の貞彦さん(牛久町)は「盛大な激励を受けて身に余る光栄。どういう形で恩返しができるか考えています」と感激した様子。また、「テレビで見ているときは尊敬の念も感じるが、会えば普通の息子です。東京で行われる場所では応援に行くようにしているので、五月場所にも行く予定です」とのこと。母親の裕美子さんも「大勢の人が集まってくれてびっくりしました。とてもうれしいです」と話していました。写真右池辺市長(手前)のあいさつを聞く(左から)鳴戸親方、萩原関、萩原関の父・貞彦さん、母・裕美子さん

萩原関の化粧まわし(図案)。萩原関(昭和61年生まれ)の干支であるトラと、牛久沼、筑波山が描かれています

式では、牛久相撲甚句会(会長:富山次男氏)が、この日のために作った相撲甚句を披露