話題 街にひろう


平成十六年新年賀詞交換会

 1月9日、市民センターでは、約二百八十人が参加し、新年賀詞交換会が開催されました。
 ここでは、主催者代表の池辺勝幸市長のあいさつを要約して紹介します。
 私は昨年十月三日より、市長として市政を担うことになりましたが、地方行政を取り巻く環境は大変厳しい状況にあります。とりわけ地方財政は、景気回復の遅れやデフレ傾向が続く中、非常に厳しい状況が続いております。当市も例外でなく、財政の硬直化が進み、今後も行政需要が増大する中で、税収の落ち込みや地方交付税の大幅な減額などが予想され、市の財政状況は危機的状況にあると強く感じております。現在、平成十六年度の予算編成作業を行っておりますが、二十億の予算不足が生じており、十億の市債の借り換え、事業見直しや財政調整基金の取り崩しなどにより、何とか組み立てることができる状況です。平成十六年度は、すべての事務事業の精査を行い、市の財政を健全に立て直すことが私に課せられた最重要課題です。まず、現在置かれている財政の実態を的確に把握し、今後の適切な財政運営を進めるために、企業会計の手法を用いて、市民の皆様に分かりやすく公表し、ご意見を伺いたいと考えております。これらを踏まえて、市政全般にわたる総点検を実施し、事業の取捨選択と集中を進め、より効率的な行政運営を図りながら、行政サービスを低下させることなく、行政コストの大幅削減を実現し、市民の税金を一円も無駄にしないという信念に基づき、行政運営を進めてまいります。さらに、率先して自らの市長給与を三〇%カットし、交際費のすべてを公開します。市長給与につきましては、昨年十二月の市議会定例会で、三〇%カットの条例が可決されました。
 次に街づくりについてですが、次の四点を重点項目として推進していきます。一点目は、「子育て日本一の街」を目指します。子育て支援の環境を整え、若い世代が安心して子どもを産み、育てることができる街づくりを進めます。二点目は「ボランティア日本一の街」です。一人一つのボランティア活動の参加を促し、助け合いの街づくり、高齢者や障害者の皆様が安心して暮らせる街づくりを目指します。三点目は「安全・安心日本一の街」です。近年、窃盗犯を中心に犯罪件数が急増しています。警察など関係機関と連携を取りながら防犯対策を強化して、犯罪の起こりにくい環境づくりに努めます。また、死亡事故ゼロを目指した交通安全対策にも力を注ぎ、子どもから高齢者まで安心して暮らせる街づくりに取り組みます。四点目は「情報の共有化日本一の街」です。民主主義の原点は情報公開です。民主主義に基づく市政を機能させるためには、情報を原則的にはすべて公開すべきと考えています。市民に分かりやすく、市民が積極的に参加しやすい行政運営を実現するため、市民と情報を共有し、一緒に知恵を出し合いながら課題を解決していく行政を目指します。住民は主役、住民は行政パートナーという考えに基づき、分かりやすい情報の提供、情報の共有をするために情報公開制度の改善に取り組みます。また、市民に役立つ情報共有のために、コミュニティFM局の開設も検討してまいります。
 そのほかにも、スポーツの振興および生涯スポーツの増進による「健康で元気な街づくり」を進め、教育・文化面では、国際的に通用する教育および人間教育の重視、生涯学習の充実、市の歴史・文化の見直しを行い、市のあるべき姿の探求および構築をしていきたいと考えています。また、これまで当市は首都圏のベッドタウンとして、人口が急増してきましたが、ここ数年来、人口の伸びも鈍化を示しています。若い世代が当市に居住の場を求め、住んでみたいと思える魅力ある街づくりの施策の研究を進めていきます。さらに、地元の個性豊かな商店や工場が、継続的に事業運営が行えるにぎわいのある街づくりを進め、地域経済の活性化を図ります。農業の振興については、地産地消の促進、遊休農地の活用などにより活性化させ、農業後継者の育成にも力を注ぎます。
 前述のように、財政状況が非常に厳しい中、財政を圧迫する「箱もの建設」よりも、道路、上下水道、雨水処理といった生活インフラを先行整備していきます。
 以上、私の市政運営への思いを申し上げましたが、渾身の努力を傾注する決意であります。この一年も郷土のさらなる発展のため、ご支援を賜りますようお願いいたします。
(写真右から)あいさつする池辺勝幸市長と根本年明助役、齋藤勉教育長

牛久市消防出初式

 1月10日、市民センターで平成16年牛久市消防出初式が開催されました。
 第1部は、市消防団と牛久消防署の消防車両が並び、大きな声で機械器具点検を行いました。
 第2部では、池辺市長が「牛久市消防団と牛久消防署が、常に密接な連携を取りながら、市の発展に貢献し、市民の期待にますます応えることを願っています」とあいさつした後、永年勤続功労章、優良分団などの表彰を行いました。

モバイル機器で即時に情報交換 牛久三中と桜中(つくば市)で同時にビオトープ調査

 昨年12月27日、牛久第三中学校の科学部員6人が、校内にあるビオトープ(※)の生き物を調査しました。
 この日は、つくば市立桜中学校でも同じ時間に同じ調査が行われ、通信機器(モバイル機器)を使ってビオトープの中にいた生き物の種類や数、写真など、お互いの調査結果を報告し合い、それぞれの学校周辺の環境の違いを比較しました。同校の周りには稲荷川や牛久沼があるため、ゲンゴロウやトンボのヤゴなど水辺の生き物の種類や数が多いことが分かりました。2年生の西村重宏君(牛久町)は「こんな寒い中でも生き物が生きているんだなあ」と感心したように話していました。
 同部は今年度、2年掛かりで調査した牛久沼の水質をまとめ、自然科学観察コンクールで文部科学大臣奨励賞を受賞しています。写真を撮り、文字を打ち込んで送信。市内の小・中学校では、モバイル機器やパソコンなどの情報通信機器を積極的に学習に取り入れています。
 ※ ビオトープ…「生き物のすむところ」という意味の造語。人間の住むところに生み出された自然の空間を指す。牛久三中では、校内に作ったため池でアサザを育てており、周りから集まってくる生き物を調べて、地域の環境を学習している。

エイズに対する誤解をなくそう 牛久二小の児童がエイズについて広報活動

 平成14年度から牛久第二小学校では、文部科学省指定のエイズ教育(性教育)推進地域事業の推進中心校として、さまざまな取り組みを行っています。これらの取り組みを地域の人たちに知ってもらおうと、6年2組の児童6人(上写真。左端は担任の小松原典子先生)が「広報うしくプロジェクト」を立ち上げました。
 子どもたちは、性(エイズ)について学習したことを作文にまとめて新聞社に送ったり、ボランティア活動の取材を市や報道機関に依頼したりして、積極的に広報活動を行ってきました。当プロジェクトのリーダーの木下拓君(牛久町・写真右から3人目)は、「エイズは怖い病気だが、日常生活の中でうつることはない。エイズ患者の人たちを避けるようなことがあってはならない」と話していました。
 12月2日に牛久駅で行った街頭募金活動などで集まった募金は4万3,585円。このお金は日本HIVセンターに寄付され、エイズ患者の人たちのために役立てられます。

平成16年牛久市成人式

 1月12日に行われた成人式では、池辺市長が「皆さんは、これからの人生をどう歩むか節目を迎えています。この日を一つのきっかけとして、共に素晴らしい牛久市をつくっていきましょう」と呼び掛けた後、各中学校代表の恩師による祝辞がありました。
 成人代表の嶋村沙耶香さん(田宮)は「これまでのすべてのことは、家族や友だち、そして先生や地域の人の支えがあったからだと思います。私たちの平凡な日々がどれだけ幸せなことか、一日一日を大切に生きていきたい。人に優しく、立派な人間になっていきます。これからも温かく見守っていてください」と謝辞を述べました。
(写真右)成人としての決意を述べる嶋村沙耶香さん

第18回牛久杯少年野球大会

 昨年12月7日、13日、14日に牛久野球スポーツ少年団主催の「第18回牛久杯少年野球大会」が開催され、市内の5チームを含む近隣市町村から27チームが参加しました。市内のチームでは、牛久ジュニアエイトが3位に入賞しました。
優勝 江戸崎パイレーツ  準優勝 新利根エンゼルス  第3位 牛久ジュニアエイト、利根フェニックス

第20回県民駅伝競走大会

 昨年12月13日、25市町村から30チームが参加し、「第20回県民駅伝競争大会」が水戸市の千波湖周回コースで行われました。当市は市の部で5位、総合11位と健闘しました。

スポーツチャンピオンフェスティバル2003

サッカーの部

【牛久FC7(小学生)】

  優勝 準優勝 第3位
6年生 牛久二小SSS 岡田FC 神谷小SSS
5年生 神谷小SSS 向台小SSS 岡田FC
4年生 岡田FC 奥野小SSS 神谷小SSS

<9月〜12月、奥野運動広場ほか>

【Uリーグ(30才以上)】

優 勝 ゴールドイレブン   準優勝 ディッパーラ   第3位 向台パパーズ

<9月〜11月、牛久運動広場>

【Yリーグ(15才以上】

優 勝 Red Line  準優勝 イベントス  第3位 サンセット

<9月〜11月、奥野運動広場>

剣道の部

【団体の部】

優 勝 清流剣友会A   準優勝 清流剣友会B   第3位 若竹剣友会A、若竹剣友会B

【個人の部】

  優勝 準優勝 第3位
基本の部 寺田美緒 大木靖子 大森真梨子、渡辺将大
1・2・3年男子の部 張替慎太郎 山中翔太 稲部海人、山口崇明
1・2・3年女子の部 近藤実奈 徳冨晴香 新井奈月、稲部桃子
4年生男・女子の部 込山絵梨 神野未来子 桜井亮弥、浅野達哉
5年生男子の部 込山友祐 神野央才 近藤正康、佐々木裕人
5年生女子の部 梁田ゆう梨 鈴木優里 鈴木 楓、徳冨江理
6年生男子の部 坂井琢人 若松新之介 西山晴基、金子知弘
6年生女子の部 小寺 縁 張替郁美  佐怒賀麻里
中学生男子の部 近藤駿介 坂本良太 北田冬馬、鈴木颯馬
中学生女子の部 小寺千尋  神野加奈子 内田ひかる、徳冨由香

<11月22日(土)、牛久運動公園体育館サブアリーナ>


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