男と女・共にめざそう明日のうしく

男女共同参画をめざして

市総務課男女共同参画推進室
電話029-873-2111内線1014


シリーズQ&A  男女共同参画社会と固定的な性別役割分担

Q.固定的な性別役割分担の何が問題なのですか?また、男女共同参画の推進と固定的な性別役割分担とはどのような関係がありますか?

A.固定的な性別役割分担とは、「男は仕事、女は家庭」というように、個人の個性や能力に関係なく、性別によって役割を決め付ける、または決まっているとして役割を固定化することです。この意識は、それが「当然」であるとか「自然」であるといった考え方が社会通念化することで、女性の社会進出を狭めたり、女性への差別を誘発したりする土壌となっています。
 性別役割分担は、昔からあったように思われていますが、その歴史は浅く、日本で作り出されたのは明治期で、戦後の高度経済成長期にピークを迎えました。生産性を高める働き手である「男性」に対して、再生産労働(家事、育児など家族のケアすべて)を担うのが「女性」として固定化されたのです。それが、今日まで根強く意識の中で維持されてきました。
 最近では、女性の社会進出に伴い、女性の役割が拡大していますが、「男は仕事、女は仕事も家庭も」という女性への過重な負担が問題となっています。加えて、終身雇用慣行の崩壊、少子高齢化などの社会情勢の変化により、この固定的な性別役割分担の意識の見直しが必要となってきました。
 まずは、固定的な性別役割分担意識に気付き、男性も女性も家庭生活の役割と就労などの社会的活動の両方ができるよう、社会的条件の整備はもちろんですが、私たちの意識を変えていくことが何よりも重要なのです。

「男と女のフォーラム2004」開催

『リング』『らせん』『ループ』3部作のベストセラー作家鈴木光司さんの講演会

 今回のフォーラムは、大ヒットしたホラー映画『リング』『らせん』の原作者でベストセラー作家の鈴木光司さんをお招きします。ハリウッド映画でリメークされ『ザ・リング』として世界にまで話題を広めたホラー小説「リング」は、鈴木先生がまな娘のため“主夫宣言”をしていたときに執筆されたものでした。鈴木先生は、ホラー作家として活躍する一方、自称「文壇最強の子育てパパ」として、自らの体験を基にしたエッセー集も多数執筆しており、第21回(2002年度)ベストファーザー賞を受賞しています。鈴木先生は言います。「男性が主体的に育児をすることで、子どもからパワーがもらえる。そして、いろいろなアイディア、発想がわく。これからの男性は積極的に育児にかかわって、それを仕事に生かしてほしい」。
 自らが体験した子育てを通して、男の子育てや新しい家族のきずなについて、鈴木先生が熱く語ります。楽しい子育て体験談が皆さんをお待ちしています。ぜひご来場ください。
演題:『新しい歌をうたおう』
日時:平成16年2月22日(日)午後1時30分?3時30分(開場午後1時)
場所:市民センター大ホール
参加費:無料 ※手話通訳、託児あり(要予約)

申し込み・問い合わせ:市総務課男女共同参画推進室電話029-873-2111内線1014

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