「水質汚濁の防止・生活環境の向上と水辺環境の保全」を
推進するためのご意見を伺います


 牛久市のまちづくりへのご意見募集は4回目となりますが、今回は「水質汚濁の防止・生活環境の向上と水辺環境の保全」がテーマです。市として努力していかなければならない施策について、市民の皆さんの率直なご意見をお聞かせいただきたいと考えていますので、ご協力をお願いします。

●回答方法

 広報「うしく」8月15日号13ページのはがき部分にご記入の上、郵送してください。切手をはる必要はありません。
 締め切り日 9月1日(月)

問い合わせ 市政策審議室電話029-873-2111内線3301

★河川や湖沼の水質汚濁の防止について

【現状】

 河川や湖沼の水は、私たちが日常生活を営む上で最も重要な飲料水や農業用水、工業用水としての直接的な利用目的をはじめ、さまざまな用途に使われています。また、河川や湖沼が持っている自然環境は、私たちの日常生活に安らぎや潤いを与えてくれています。
 市では、昭和40年代後半から始まった大規模な住宅地造成により急激に都市化が進む中、生活雑排水などを適正に処理するための下水道整備などが間に合わず、その結果、市内の河川や湖沼の水質の悪化を招きました。このような傾向は牛久市だけの問題ではなく、全国的な問題としてクローズアップされています。このようなことから、国や県では、河川や湖沼の水質汚濁に関する環境基準を定め、さまざまな水質浄化対策を行っています。

水質汚濁に関する環境基準とは?

 環境省では、水質汚濁に関する環境基準のうち生活環境に関する環境基準として、「水素イオン濃度・生物化学的酸素要求量・浮遊物質量・溶存酸素量・大腸菌群数」の5項目について基準値を定めています。
 市内の河川には、いくつかの市町村にまたがって流れる一級河川(県管理)である稲荷川・小野川・乙戸川・桂川の4河川と、市域内に起点と終点がある準用河川(市管理)である刈谷川・根古屋川・遠山川・柏田川・結束川・太田川の6河川の合計10河川あり、牛久市ではこれらの河川や排水路の13地点において、水質の調査・分析を毎年実施しています。
 平成14年度に実施した水質調査の13地点の平均値では、「水素イオン濃度」、「浮遊物質量」の2項目では、すべての調査個所で基準をクリアしています。しかし、他の項目で基準をクリアできた調査個所は少なく、特に「大腸菌群数」項目では、すべての調査個所で基準を超過しているという調査結果が出ています(詳しい調査結果は、市環境衛生課で見ることができます)。
 また、この水質分析調査のほか、河川や湖沼の水を汚さない施策としては、「下水道事業の推進」、「合併処理浄化槽設置費用に対する助成」、「家庭からの生活排水に対する啓もう活動」などを実施し、水質の浄化を目的とした施策として、河川・湖沼の清掃活動や霞ヶ浦問題協議会、牛久沼流域水質浄化対策協議会などを通して県や流域市町村と連携した環境保全の啓もう啓発活動・水質浄化対策事業などの施策を展開しています。

設問1【水質汚濁の現状について】

 牛久市内の河川・湖沼の現状について、市民の皆さんのご意見やご感想などをお聞かせください。

★河川や湖沼の水を汚さないための方策について

【現状】

 河川や湖沼の水質を悪化させる要因はさまざまですが、一番の原因は家庭から排出される生活雑排水と言われており、牛久市においても生活雑排水の適正な処理が重要な課題となっています。この課題を解決し、生活環境の向上や流域河川の水質浄化を図るためには公共下水道整備が欠かせませんが、その整備には膨大な費用と時間が必要なことから公共下水道の整備が当面難しい地域においては、合併処理浄化槽の普及を図っています。
 浄化槽には、し尿だけを処理する単独処理浄化槽と生活雑排水(し尿を含む)全般を処理できる合併処理浄化槽があります。単独浄化槽を設置している家庭では、し尿以外の生活排水は全く浄化処理されず、汚れたままの状態で河川などへ放流されています。一方、合併処理浄化槽で処理された水は、下水最終処理場で処理された水質と同程度に浄化され(BOD20mg/l以下)、道路側溝などに接続(側溝幅が24cm以上の場合)し、河川などへ放流されます。合併浄化槽は、浄化能力を維持するために年1回のメンテナンスが義務付けられており、定期的なメンテナンスを実施すると30年程度は使用可能であると言われています。
 浄化槽の設置方式には、市町村が設置管理を行う方式(市町村設置型)と個人が設置管理を行う方式(個人設置型)がありますが、現在、牛久市における合併処理浄化槽設置は個人設置型を採用しており、その設置促進を目的に、設置費用の約1/2を設置補助金として交付しています。

設問2【合併処理浄化槽の設置について】

 水質の悪化を防ぐ効果的な方法として合併処理浄化槽が注目されていますが、普及を促進させる方策として効果的なものは次のどれですか?(1つだけお選びください)
1.合併処理浄化槽設置の必要性のPRを拡大・充実する
2.合併処理浄化槽からの排水を接続する道路側溝の整備を促進する
3.合併処理浄化槽の設置・メンテンナンスを条例で義務付ける
4.合併処理浄化槽の設置・メンテナンスを市が行い、料金を徴収して管理運営する
5.その他(          )

★河川や湖沼の水質を浄化させる方策について

【現状】

 牛久市では、河川や湖沼の水質浄化を目的として、年3回のクリーン作戦実施時や環境ボランティアにより、牛久沼湖畔や稲荷川での清掃活動が実施されています。そのほかの浄化施策として、いくつかの市町村にまたがって流れている一級河川では、流域市町村が同じ問題意識を持ち、その自治体の実態にあった対策を講じることが必要となるため「牛久沼流域水質浄化対策協議会」や「霞ヶ浦問題協議会」において流域市町村や関係団体が緊密な連携を図りながら、水辺環境の保全への啓発活動や水質浄化対策の諸事業への取り組みを行っています。

設問3【水質を浄化させる方策について】

 牛久市内の河川や湖沼の水質を浄化するためにどのような施策の強化を望みますか?(1つだけお選びください) 
1.河川・湖沼に対する清掃活動に関する施策の強化
2.自然が持つ浄化機能を活用した施策の強化
3.水質浄化手法(木炭浄化装置など)による直接浄化施策の実施
4.水質浄化・水辺環境保全のための啓発活動に関する施策の強化
5.水質浄化対策についての関係市町村の連携強化施策の充実
6.その他(          )

設問4【水質を浄化させる具体的なアイデアについて】

 設問3での河川や湖沼の水質を浄化させる方策について、市民の皆様の具体的なアイデアをお聞かせください。

★最後に、あなた自身についてお伺いします。

次の項目ごとに、該当する番号をお選びください。

設問5【性別】あなたの性別は?

1.男性    2.女性

設問6【年齢】あなたの年齢は?

1.20歳未満 2.20歳代 3.30歳代 4.40歳代 
5.50歳代 6.60歳代 7.70歳代 8.80歳以上

「快適な日常生活を支えるための生活基盤の整備」
アンケート調査結果


 6月15日号広報うしくで募集した「快適な日常生活を支えるための生活基盤の整備」についてのアンケート調査結果をお知らせします。なお、この情報は今後の市政運営に役立たせていただきます。ご協力ありがとうございました(回収標本数:372本)。

設問1【現況の道路で改善してほしい点について】

 生活道路の整備状況について、市民満足度調査では「整備が遅れている」というご意見が多数ありましたが、あなたが不満と感じることは次のどれですか?(1つだけお選びください)
1.道路の幅員が狭い【92人】
2.歩道が設置されていない【60人】
3.道路の路面が凸凹している【94人】
4.道路が舗装されていない【11人】
5.歩道と車道の段差がありすぎる【48人】
6.道路の水はけが悪い【48人】
7.U字溝が設置されていない。または、ふたがない【95人】
8.その他【67人】
【その他の主な内容】
・歩道の幅が狭い。
・歩道が傾斜していたり、凸凹していて歩きにくい。
・学校の通学路は特に歩道が必要。
・道路を照らす外灯が暗すぎる。→事故のもと。
・信号機無し。事故が交差点で頻発しているので信号機を設置してほしい。
・ミラーを設置してほしい。
・道路が狭い上にU字溝のふたがない。
・舗装が老朽化し、家の振動が激しい。
・道路脇の樹木や草が生えていて危ない。また、十字路では、草などで対向車が見えなくて危ない。何とか刈ってほしい。
・ 大雨のたびに泥土とごみが止まって、家の前が川状態になってしまいます。

設問2【改善してほしい場所の特定について】

 設問1で指摘された個所はどこですか?具体的に記入してください。
多くの指摘があった個所および内容
指摘個所   件数 指摘の多い内容
むつみ行政区内 40件 U字溝が設置されていない。または、ふたがない。道路の路面が凸凹している。
女化街道(市道6号など) 38件 道路の幅員が狭い。歩道が設置されていない。
南1丁目〜7丁目地区 29件 道路の幅員が狭い。道路の路面が凸凹している。道路の水はけが悪い。およびU字溝のふたがない。
小坂団地内(市道1049号、1142号など)   19件 U字溝が設置されていない。または、ふたがない。道路の路面が凸凹している。
ふれあい通り〜栄町保育所〜神谷小学校(市道1013号、1046号、1356号)  17件 道路の幅員が狭い。歩道が設置されていない。
つつじが丘地内(市道637号、699号など) 14件 道路の幅員が狭い。U字溝が設置されていない。または、ふたがない。
刈谷町周辺(市道18号、2636号など)  11件 道路の路面が凸凹している。U字溝のふたがない。外周の道路が狭い。
下柏田(土浦・龍ケ崎線〜JA牛久支店)(市道8号、772号、757号など)  10件 道路の幅員が狭い。道路の路面が凸凹している。
牛久駅周辺(市道60号、22号、県道停車場線など) 9件 歩道と車道の段差がありすぎる。
向台小学校前(市道1507号など) 8件 道路の路面が凸凹している。
城中町地内(市道12号、1617号、1618号など)  8件 U字溝が設置されていない。または、ふたがない。道路の水はけが悪い。
ひたち野うしく駅周辺  7件  その他の意見として、「信号機や停止線がない」。

設問3【駅前自転車対策について】

 駅前の放置自転車対策を望む意見が多くありましたが、なぜ、放置自転車が減らないと思いますか?(1つだけお選びください)
1.駐輪場の数が足りない【24人】
2.駐輪場が駅から遠い【78人】
3.駐輪場の料金が高い【62人】
4.時間および日単位で止められる駐輪場が足りない【99人】
5.放置自転車対策のPRが足りない【43人】
6.その他【113人】
7.回答なし【52人】
【その他の主な内容】
・民間の補完でなく、市営が主体になるべきだ。スペースはある。
・利用者のモラル、マナーが低下したこと。
・牛久駅市営駐車場は駅から離れている。
・私営駐輪料金が高い。市営と同じくらいにすべき。差額の補助も有効だと思う。
・放置自転車の撤去をもっと厳しく頻繁にするべき。
・駅前に無料駐輪場を造るべき。噴水、公園など不要。
・市営の料金も高過ぎる。
・駅のすぐ隣りにあれば便利でよい。屋根は付けてほしい。
・取り締まり人員の強化
・駅西口にも駐輪場を造ってほしい。
・無料、貸し自転車があるとよい。
・駐輪場に置いても盗難に遭う。
・駅に直結した駐輪場があればよい。
・JRと話し合い、無料の駐輪場を確保してほしい(一日以内の)
・ 面倒だからだと思う。一台でも止まっていれば「じゃあ、自分も」というような人が多いのでは。

設問4【下水道の整備について】

 今後の下水道整備の参考とするため、下水道整備全般に関する皆さんのご意見をお聞かせください。
【主な内容】 (ご意見の総数:205件)
・集中化より分散化の方向を考える時期。
・下水道は中心部とし、周辺地は合併浄化槽でよい。しっかりコスト計算をすること。
・下水道の整備は生活に密着した重要性の高い事業ですので、今後とも優先的に整備してください。
・市街化区域の未整備地区の整備と共に、老朽化した施設の改修、性能向上、汚水処理排水の質の向上を願います。
・受益者負担金が高過ぎる。雨水を入れないのに、宅地面積全部に加担させるのはおかしい(許せない)。管を太くすれば解決するのでは?
・下水道整備がされているにもかかわらず、整備時から雑排水が雨水溝に排水されている。徹底化を望む。
・市街化区域を100%整備した後に、未整備地域の整備をすべきである。
・雨水と汚水が分離されていない地域もある。調査を実施し、整備する必要があると思われます。
・公共下水道の整備されていない地域(大型団地など)に沈殿槽と併設して、大型の浄化槽を設置してはどうでしょうか。
・下水道使用料がとても高いと感じる。無駄を省いて予算を上手に使ってほしい。
・現状でよいと思うが、合併浄化槽の管理費補助の新設か、年1回の無料検査を市が行う。
・公共事業と受益者負担金の関係について、いかにすべきか、あるべきか検討する必要がある。
・まだ局地的に大雨のとき、下水があふれる所があります。高い下水道料金を払っているのに不安です。
・合併浄化槽設置に対して補助を増し、水質汚染防止をもっと宣伝するべき。
・市街化調整区域を早急に!
・みどり野地区の公共下水道への移管を望む。
・都市計画税を支払っていない調整区域を整備する場合、納得がいく説明をしてから整備してほしい。
・委託や工事業者などすべてオープンにして必要経費の公表・周知・広報教育を。
・下水道料金について特に高いとは感じていません。本当に必要な整備なら、値上げによる財源確保も許容されるのでは。もちろん完全な情報公開が原則となりますが。
・下水道の整備は、環境を守るためにも100%達成が必要。そのためにも、ある程度の費用はやむを得ない。
・いぶき野浄化槽管理を、市に移行していただきたい。
・ 市内全域公共下水道になるのが望ましい。

設問イ【性別】あなたの性別は? 〈無回答10人〉

1.男性【177人(48%)】   2.女性【185人(49%)】

設問ロ【年齢】あなたの年齢は? 〈無回答9人〉

1.20歳未満【0人(0%)】2.20歳代【10人(3%)】3.30歳代【51人(14%)】4.40歳代【68人(18%)】
5.50歳代【81人(22%)】6.60歳代【113人(30%)】7.70歳代【37人(10%)】8.80歳以上【3人(1%)】

問い合わせ 市政策審議室 電話029-873-2111内線3301